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親になったから、見えるものがある。

滝沢眞規子

雑誌『VERY』が良妻賢母プレイをやめた……!?

光文社の30代ママに人気の雑誌『VERY』が2020年1月号から新しくなった。2016年10月号から表紙を飾った「タキマキ」こと滝沢眞規子に代わり、「みっこ」こと矢野未希子が登場。誌面で「VERY新世代ママ」や「30歳の記念」と書かれているところを見ると、2020年に平成元年生まれはみな30歳になる、その節目に刷新をはかったのだろう。


VERYはカバーモデルが井川遥だった頃から、チラチラと立ち読みをしていた気になる存在だった。だが、新生VERYは……私のワーママ友も言っていたが……なんか、物足りないのだ。

昭和54年(1979年)に生まれ、ファッションはUNIQLOメインの私はターゲット外なのかもしれない。しかしな、鼻につくほどの自己顕示欲と、良き妻・良き母・良き女を諦めきれないしぶとさと、キラキラファッションのウラに垣間見える泥臭い「社会への反骨精神」が、私は嫌いじゃなかった。

例えば2018年7月号の「気持ちも、体調も、オシャレも、誰もがギリギリのところで頑張ってる働くお母さんはもっとハッピーになっていい!」を書店で見かけて涙腺が決壊したし、2018年10月号「VERY世代は結局“着やせ力”にお金を払う!」の身もフタもなさに笑い、2019年9月号「子育てに疲れて見えない“カジュアル”の作り方」は即読みした。

また、2019年1月号の企画である「『きちんと家のことをやるなら働いてもいいよ』と将来息子がパートナーに言わないために今からできること」は、家における母親の立場を白日にさらすことで見直しを問い、母親たちをザワつかせたのだ。専業主婦・ワーママ関係なく共感を得て、近年のファッション誌にはない、女性の人生応援誌である地位を確固たるものにしたと思っている。

旧VERYは、見た目に金をかけまくっているけれど、話してみたら意外と分かり合える骨太系ママ友って感じだったのだ。

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仕事と家庭はどっちが大事? ~『ソロモン流』出演のタキマキ(滝沢眞規子)さんを見て~

先日『ソロモン流』(テレビ東京)のゲストに滝沢眞規子さんが登場していました。
女性誌を読まない方にとっては「誰やねん!」だと思いますが、おそらく今『VERY』(光文社)で一番人気のあるモデルさんではないでしょうか。

ちなみに『VERY』とは、揺るぎない生活基盤を持つ30代奥様が愛読する雑誌で、合言葉は「パンがなければブーランジェリーに買いに行けばいいじゃない?ベンツで」。ウソです。「基盤のある女性は、強く、優しく、美しい」でした。

very201209


そんな『VERY』で活躍されている滝沢眞規子さん、通称“タキマキ”さんですから、もちろんため息の出るような生活を送られていました。運転席が左側にあるデッカイ車でインタビューを受けるタキマキさん、渋谷区にある100坪のお家でバランスボール腹筋をするタキマキさん、もちろんリビングには暖炉!小坂明子か!

そうそう、コレです。これぞ憧れのVERYモデル。
日曜の夜にきらめくような異次元の暮らしを見せつけられて、サザエさんとはまたベクトルの違う憂鬱をたっぷりといただいたのです。

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