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親になったから、見えるものがある。

産後

「おっぱい」が「オッパイ」になるとき ――世界の見え方は簡単に切り替わる

子どもを産んで、母乳だけで育てていた始めの頃、授乳って自然なことでしかなく、乳房は赤ちゃんにとっての栄養源ドリンクとしての「おっぱい」としか思えなかった。それは赤ちゃんが生き抜くための食事的原料でしかなく、裸とか、性的な「オッパイ」っぽいイメージは完全にすっ飛んでいて皆無だった。

栄養源としての「おっぱい」時代のことを思い返すと、笑えるようで笑えないようなことがいろいろある。


■授乳初心者。パジャマの前全開!!


出産したその日、初めて母乳の与え方(赤ちゃんの口がそこに位置する抱き方)を助産師さんに教えてもらった。赤ちゃんはなかなか簡単には飲めなくて、私も初めてで姿勢の取り方だけでも難しい。布すら邪魔で、なんだかほとんど脱げている状態で教えてくれた。その次の授乳タイミング、マタニティパジャマの前をほぼ全開状態で必死にトライする私の様子を、立ち寄った別の助産師さんが「あら!そんなにあけなくても……」と慌ててあたふた閉じてくれた。

だって、そんな、布の隙間から飲ませられるほど簡単じゃないんだけど……しかもついさっきまで分娩台で、もっととんでもない姿を見られていたんだから、パジャマの前全開してるぐらい気にしてませんから……っていうのは私の感覚で、完全にずれていた。

出産後ってそれくらいにはハイテンションで、よくわからなくなっている。そういえば、夫は立会い直後で私同様感覚がずれていただろうから気にしなくていいとしても、両方の母も目の前にいたんだった。

まぁこれは、それでも出産直後だから、仕方ない度は高い。

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赤ちゃんに癒されたりなんてしない!?フェーズでズレる育児感覚

乳児育児の頃、「わぁ~赤ちゃん、癒されるわ~」とよく声をかけられた。それ自体悪い気がするわけはなく、素直に笑顔で受け止めていた。

でも、よく思っていたのだ。「癒される」って? 私自身はこの赤ちゃんに全く癒されてなんていないんだけどなぁ、と。

■赤ちゃんは「癒し」なんかじゃなかった


正直に言えば、当時は、周りの他の赤ちゃんを見ても、まったく「癒され」なかった。普通に表面的にかわいい赤ちゃんだなぁと思ったとしても、「やっぱり赤ちゃんていいよね。天使だよね。」というような全体的で絶対的な存在として見ることなんて全然できなかった。

それが疲弊しきった病んだ感覚か、というとそんなことは全然なくて、単に「必死だった」ということでしかない。いろいろ大変なことが多かったとはいえ、自分の子は無条件にかわいくて大切だし、普通に明るい母の部類だったと思う。

でも、「癒されるわ~」とは全然違うのだ。当時の私にとっては、赤ちゃんは癒されるような存在ではなくて、「必死で対峙する」対象だった。他の赤ちゃんを見ても、「いや、これ以上は無理!」という発想で、癒されるなんて次元の存在ではなかった。


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臨月妊婦でのインフルエンザ顛末記

2月末に第二子・長男を出産した。
第一子は夏生まれ。今回は真逆の季節の出産となったため、マタニティ服から新生児衣類まで、予想以上に前回とまったく勝手が違った。二人目ではあるが「初心者」のように、冬生まれの子どもがいる友人にアドバイスをもらったり、育児本を読み返したりした。

今年は暖冬だったので、新調したマタニティの真冬装備はさほど活躍の機会もなく臨月に至ってしまったが、私にとって暖冬の大きな影響はもっと別のところに出た。

―― インフルエンザの流行タイミングの遅延である。

通常なら年内にインフルエンザ流行宣言が出されるところだが、今年は2月にずれ込んだ。

じつは、私はインフルエンザの予防接種は受けたり受けなかったりだが、今まで一度もインフルエンザにかかったことがなかったので、「インフルエンザなんて海外ではただの風邪扱い。自分が健康で元気であれば大丈夫!」くらいの気持ちでいた。

そして、臨月妊婦にも関わらず、うっかりマスクなしで人混みを歩いてしまった結果、出産1週間前に急な発熱と胃の激痛のため夜中に救急外来に駆け込み、まさかの人生初「インフルエンザ・陽性」の宣告を受ける事態になってしまった……。


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初クリスマスのがんばりすぎにご注意を! ――「イメージ」との折り合いのつけ方

息子が生まれた年のクリスマスイブ、私は生後3ヵ月の乳児の授乳の合間の細切れ時間にオーブンをフル稼働させた。

アップルパイを作り、鶏の丸焼きを作り……。だらだら絶え間ない授乳に加え長く、眠らない息子のペースからして、抱っこも授乳もしないでいられる時間はものすごく短い。焦る。

別に来客の予定もない。息子はまだ何も食べられない。食べるのは私と夫だけだ。

今なら思える。「いったい何をしているんだ?!」と。
なんだって3ヵ月の赤ちゃんがいるそのタイミングで、クリスマスにがんばって料理をしなきゃいけないんだ。なんのためにそんなにがんばっているんだ。そんなことより、いいから宅配ピザでもとることにして、体を休めるために寝ときなさい。今すぐその調理の手を止めて……。


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私の「骨」大丈夫? 初めての「骨密度検査」に行ってみた

女も四十路に近づくと、外見より中身の心配が多くなるもの。
お肌が年々カサついていくように、体の内部も着々と“冬の時代”に向かっている……頭で分かってはいるものの、いざ何から初めていいかもよく分からないのが体メンテナンス。


骨密度の低下の話題がニュースとして取り上げられるたびに、「MBP、MBP」と思い出したように牛乳に手を伸ばす筆者(まぁ「MBP」がどういうものかは実際よく分かっていないのですが)。しかしそこにあるのは二人の子どもに飲みつくされた空のパックのみ。

また今日も、「MBP」(=脳内イメージはイケメン酪農家)と私はすれ違うのね……。子どもたちの健康には気を使っているのに、自分のことは後回しになりがちなのもまたこの世代ではないでしょうか。

ダイエットは体重計に乗ることから始めよと言います。そこで現役時代の安芸乃島ばりに重い腰をようやく上げ、行ってきました!骨密度測定。

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軽失禁経験で「ライフスタイル上の変化があった」4割あまり

エリエールブランドを展開する大王製紙では、軽失禁ケア商品「ナチュラ さら肌さらり」のパッケージリニューアルを期に、30~40代の子どもがいる女性を対象に「軽失禁」に関するアンケートを実施、その調査結果を発表した。


なお「軽失禁」とは、咳やくしゃみをした時、重いものを持ち上げた時、身体を動かした時など、尿意がないのに少し尿が漏れてしまうことを指す。調査対象は軽失禁経験アリの30~40代ママ500名。

「軽失禁経験後、誰に相談しましたか?」という質問については、「誰にも相談しなかった」という回答が67%と最も多く、そのほか相談したという回答者は相談相手(複数回答)に、「友人・知人」(15%)、「母」(12%)、「夫」(10%)、「姉妹」(5%)、「医師」(5%)をあげたが、いずれも少なく、一人で悩んでいる状況が垣間見られる結果となった。

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産後ひさびさの夜のお酒でやらかしてしまった話

久しぶりにお酒で失敗してしまった。

先日、友人と夜、食事に出かけた。
子連れで出かけるときも、子どもの面倒を見てもらうときでも、基本的に外出するのは日中で、友だちと夜に会う約束をしたのは約1年ぶりのことだった。


ここのところ、うわ言のように「夜飲みに行きたい」「家出したい」とブツブツ言っていた筆者。
夫は毎日帰宅が遅く、娘は夜7時代に就寝してしまう。私はその後、自分の食事をとり、洗い物をして、仕事に取りかかる。しばらく集中して仕事に取り組み、さて休憩、とSNSをのぞくと、誰かしらが飲み会やディナーの写真をアップしている。
楽しそうで、華やかで、キラキラして見えた。

娘のことはすごく可愛い。誰よりも大切な存在だ。
だけど、この子のお世話をしている間は得られないものもあるのだなあ、と実感すると胸が痛かった。娘がいなかった時代に戻りたいわけではない。だけどやっぱり溜息が出た。

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「プーリーマジック骨盤ベルト」を使ってみた

通販大好き主婦・ナンボー西澤のママピショッピング!
「骨盤周りのプーリーエッティ」の巻

皆さまこんにちは。
ランボーといえばスタローン、辛抱といえばおしん、漢方といえば飲む前に飲む!そしてナンボーといえば私、通販大好きナンボー西澤です。
通販とそれを取り巻く人々を愛して続けて四半世紀、今日も未知なる良品との出会いを求め、テレショピ、ラジショピ、ネット通販を巡回しております……。

さて、出産から約3ヵ月。生活まるごと通常運転に切り替わり、「もはや産後ではない」状態です。もちろん出産前にはなかった“赤ちゃんの世話”というミッションが加わりまして、掃除洗濯は約2倍、母乳だから食事にも気をつけて、長男のケアもやりつつ、朝ドラも観ないといけないし、もう原稿を書く時間がありませんよ編集長!!

今日も泣く子を抱っこしながらあれやこれやに取り掛かるわけですが、アレですね、赤ちゃんとはかわいい顔して結構重い生き物ですな。最近の抱っこ紐は、以前に比べてかなり疲れにくくなっているものの、長時間の利用はそれでもやっぱりキます、腰。

先日など、バウンサーから赤ちゃんを抱き上げようとしてピキっピキピキ……青いイナズマが腰を……そんなこんなで今一番手放せないものといえば、そう、骨盤ベルトです。

しかし、多くの経産婦がその道を辿るように、ナンボー西澤もまた、骨盤ベルトジプシーとしてネット砂漠をさまよい続けておりました。「ト○ちゃんベルトがいいらしい」「いやワ○ールでしょ!」「やっぱりシンプルにサラシを……」etc。

問題点はただひとつ。最初に巻いた時のフィット感が持続されにくいこと。
どれもあのキュッと感が長続きしないんですよね。そこて私が見つけたのがコチラ!


【プーリーマジック骨盤ベルト】


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3月5日は「産後ケアの日」!出産経験者の抱える悩みとは?

日本製紙クレシアは、同社が制定した「産後ケアの日(3月5日)」にあわせて、20代~40代の出産経験者1000人を対象に、産後の身体へのケアに関する意識調査を実施した。

最近の芸能界のベビーラッシュで、出産後の芸能人がエクササイズなどによって産前と変わりない体型で仕事に復帰している姿が報じられるが、その容姿に「憧れる」とする回答は69.7%と約7割にのぼった。


しかし一方で、自身はエクササイズに関して、「何もしない」、「続けられずに途中で断念した」、「今後も取り組む予定なし」と消極的な回答をした人が、全体の8割超となる82.5%であることもわかった。さらにそのおもな理由の第1位は「時間がない」(34.4%)であったほか、「必要性を感じない」(17.9%)、「気持ちに余裕がない」(11.3%))という回答も多かった。

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小雪で話題!韓国の「産後調理院」 ネット上では「日本でも!」待望の声多数

女優の小雪が第二子を出産した、韓国の「産後調理院」が話題になっている。改めて、産後調理院とはどのような施設なのか?

産後調理院は、出産を終えた女性の体の回復を専門的にサポートする民間の施設で、約10年前から韓国で普及し始めたという。約2週間から1ヵ月の間、専門の看護師が24時間体制で赤ちゃんの世話に対応してくれるので、母親は出産でダメージを受けた体の回復に専念できる。韓国では出産した女性の約40%が利用しているそうだ。

産後調理院にかかる費用は、一般的に1週間で10万円ほどだが、最近では高級なサービスも増えてきている(ちなみに小雪は2週間で60万円のVIPルームに滞在したという)。

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2011年に韓国内の産婦人科を訪れた外国人は約2万人。その内約1割が日本人だそうだ。出産費用が安く済むのが一因だというが、産後調理院の存在も大きいといえよう。

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