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育児休業

満1歳入園予約制で保活の「格差」は縮まらない ~多様な働き方と保育制度のギャップ~

8月の終わりが近づいた頃、新聞のこの見出しに目がとまった。

満1歳で入園、予約制 認可保育所に導入、厚労省が支援へ 年度途中OK、育休とりやすく
http://www.asahi.com/articles/DA3S12525440.html
(朝日新聞デジタル)

「保活」の現場では、0歳代の4月に合わせて育休を切り上げて保育園に申し込むという現象がある。そもそも年度途中の入所が難しい上、1歳児の枠は0歳からの進級でほぼ埋まってしまうので、入所のチャンスを最大に生かすためだ。なかには「本当は1歳直前まで育児したい人」もいる。

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こうして無理に4月に合わせなくとも、育休切れの満1歳(※1)直前に年度途中で入所できる「予約」制度を作るというのだ。
【※1:現在、夫婦でずらして育休をとるなど一定の条件が整えば、1歳2ヵ月まで可能。保育所に入れないなどの場合1歳6ヵ月まで延長可能】

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早生まれの保活・最終章 ―― きょうだい同園を目指した1歳児クラス転園

過去数回にわたり、「早生まれの保活」をテーマに、早生まれとなった筆者の次男について保活状況を書いてきたが、それも今回で最後となる。

昨年の2月末に生まれた次男は、直近の4月入園には申し込みが間に合わなかったものの、なんとか5月入園に滑り込み、私立認可園の0歳児クラスに通うことができた。

しかし片道45分、バス2本乗り継ぎという環境。我々夫婦は次第に気力体力ともに奪われ、1歳・4月のタイミングで、長男が通う区立保育園に転園を申し出ていた。

……というのがこれまでのお話だ。


【関連アーカイブ】
早生まれの保活 ―― 現在進行形の実録 (2014年12月)
http://mamapicks.jp/archives/52165831.html
早生まれの保活 ―― 出産~新年度を迎えて (2015年5月)
http://mamapicks.jp/archives/52176849.html
終わらない保活 ――1歳児入園のハードルの高さ (2015年12月)
http://mamapicks.jp/archives/52191952.html

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「育休は甘え」なのか? 非正規も正規もゆれる育休問題

先日、子育て中の女性社員にも平等なシフトやノルマを与える資生堂の働き方改革、いわゆる“資生堂ショック”をNHKの番組で紹介していた。

“資生堂ショック” 改革のねらいとは|NHKニュース おはよう日本
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/11/1109.html

番組では、2013年に資生堂の人事部が子育て中の美容部員に向けて配布したDVDを紹介していたが、その内容は「(育休や時短の)制度に甘えるな」と役員が呼びかけるきびしいものであったため、ネット上では大きな反響を呼んでいた。

放送内容によれば、子育てをしていない美容部員から「不公平だ」と声をあげられ、制度運用の見直しを迫られた経営陣が出した結論が、「短時間勤務の社員も公平に土日勤務や遅番をこなしてほしい」というもの。

「えっ?」
このニュースを見た正直な筆者の感想がこれである。

シフトのある職業での時短について、子どものいない人に遅番や土日出勤が集中することで不満が出るのは理解できる。

しかし、その不満の矛先は育児中の社員でいいのだろうか……?


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ママ友たちのうつろいに思うこと

出産から約1年半、この春、私と同時期に出産した友人たちが次々と育休を満了し、復職した。
都内近郊はどこも保育園入園の倍率が高く、待機児童の多さは幾度となくニュースになってきたが、私の周囲は幸い皆、認可保育園に入ることができたようだ。

私は会社勤めをしているわけではないので、ハナから保育園には入れないだろうと保活もしていなかったし、どうしても保育園に入れなくてはいけないというほどではないのだが、集中して仕事する時間がなかなか持てないことに悩んでもいた。

日中娘が起きている間にPCを触るのはほぼ無理なので、娘が寝ている時間を利用するしかないのだが、自分自身の睡眠も考えると限界がある。

冬の間は気が詰まることも多く、一時保育を利用しようかなと考えていたところ、区の支援センターがやっている一時保育が比較的安価であることが分かり、4月から週1で預けることにした。


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国家公務員、育児休業を「取得する必要がないと思った」が約7割

人事院では、一般職国家公務員のうち、男性職員の育児休業取得に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。有効回答は3959人。

調査は育児休業を取得しなかった3歳未満の子を持つ男性職員が対象。調査結果によると、育児休業を「取得する必要がないと思った」職員は約7割(69.4%)にのぼり、その理由(複数回答)としては、「自分以外に育児をする者(配偶者)がいる」と回答する職員が約8割(79.9%)と最も多くあげられた。

そのほかの理由として、「収入が少なくなり家計が苦しくなる」(43.9%)、「業務が繁忙である」(42.7%)、「代替要員がいない」(35.1%)があげられているが、男性職員の育児に関する意識が低い傾向であることが明らかになった。


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男性上司の育児休業は4人に1人が「取得されると不快」という意見

ライフネット生命では、育児休業に関する意識調査を実施した。調査対象は20代~40代の既婚男女1,000名。

調査結果によると、勤務先における育児休業の受け入れムードについて聞いた質問では、【女性が育児休業を取得できる雰囲気がある】は「あてはまる」が73.7%であった一方、【男性が育児休業を取得できる雰囲気がある】について「あてはまる」という回答は23.6%に過ぎず、男性の育児休業取得に関してはいまだ抵抗のある組織が多いことがわかった。

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「少子化危機突破タスクフォース」の提言を「ざっくり言うと」

「女性手帳」の件でなにかと話題になった、政府の有識者会議「少子化危機突破タスクフォース」。
メンバーは、先ごろ「待機児童ゼロ宣言」をした横浜市の林文子市長や、女性誌『CREA』前編集長の井上敬子氏のほか、ミスインターナショナル2012の吉松育美氏、タレントの早見優氏、さらに日本マクドナルドCEOの原田泳幸氏や、サッカー解説でもおなじみの日本サッカー協会理事の北澤豪氏など、バラエティあふれる面々で構成された。

くだんの「女性手帳」のすったもんだ報道のせいで、実際、どんなことが話し合われたのかが気になるところであったが、このほど同会議体が作成した、「『少子化危機突破』のための提案」が、5月28日付けで少子化担当大臣に渡されたというので、その内容を「ざっくり」まとめてみた。

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「女性力の高そうな国」日本は3位に自己評価も、理想と現実にはギャップ

英会話のGabaでは、日本の女性ビジネスパーソンの意識や実態を探る「女性力に関する調査」を実施、その結果を発表した。調査対象は、20~59歳の女性ビジネスパーソン1,000名。

まず、「“女性力のある女性”とはどのような人か」という質問については、「気配りできる女性」が68.3%で最多となり、以下、「志の高い女性」(53.4%)、「常識のある女性」(52.6%)、「行動力のある女性」(51.7%)、「聞き上手な女性」(49.7%)が続いた。

一方で、「女性力が高そうな国」のイメージについては、1位にアメリカ(58.1%)があげられ、以下、フランス(34.7%)、日本(29.4%)、イギリス(28.7%)、スウェーデン(24.4%)という順であった。

日本の女性の社会進出は世界に比べて遅れているという意見もあるなか、3位に日本があげられたのは意外な結果といえるが、女性の社会的地位と女性力の高さは別のもの、ということの現れかもしれない。

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【話題】首相スピーチ「3年育休」に冷やかな声「選択肢がひとつ増えただけ」

19日の安倍首相の「成長戦略スピーチ」において、成長戦略の中核をなすものとして、「女性の活躍」が挙げられた。その具体策のひとつとして示された「育児休業を3歳まで延長する」が、話題になっている。


首相はこれを「3年間抱っこし放題での職場復帰支援」と称し、一定期間子育てに専念したい層のために、現行の育児・介護休業法で認められている、原則1年の育児休業期間について、子どもが3歳になるまで男女ともに取得できるよう、企業に自主的な取り組みを求めたという。今後政府は新たな助成金を創る形でこれを支援していく方針である。

さらに、ブランクが長くなった職場復帰への不安解消のため、本格的な復帰の前に大学や専門学校などで「学び直し」できるプログラムを用意し、総合的に推進していくという。続きを読む

企業の育休取得実績は企業規模によって大きな差

エン・ジャパンでは、企業の育児休業の状況について調査を実施し、その結果を発表した。とくに育児休業の取得実績(過去3年間)は企業規模によってその比率が男女ともに大きく異なることがわかった。

女性社員の育休取得実績は全体では65%であったものの、内訳をみると1001名以上の大企業では89%であるのに対し、50名以下の中小企業では35%に留まっている。また、男性社員の育休取得実績は全体では7%に過ぎず、こちらの内訳は1001名以上の大企業では33%であったが、それ以下の規模の企業では軒並み10%未満で、50名以下の中小企業に至ってはたったの1%であった。規模の小さい企業ほど、育休取得に苦慮していることが浮き彫りとなった。

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学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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