厚生労働省が今年になって、「子宮頸がん予防用ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン」と、「インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン」、「小児用肺炎球菌ワクチン」の3種のワクチンを、2013年度より公費負担の定期接種化するという方針を決定した。


(Some rights reserved Photo by Alex E. Proimos

そもそも上記3つのワクチンについては、2010年度から緊急事業として公的接種が実施されていたが、正式に定期接種化することで、恒久的に公費負担での接種が可能になる。

昨年にはようやく、日本にもポリオの不活化ワクチンが導入されるなど、少しずつ改善されているとはいえ、諸外国と比較すれば、残念ながら途上国並みとも言われるのが、日本のワクチン行政である。

参考までに、アメリカ小児科学会が発表した2013年版のワクチン接種スケジュールを紹介したい。
続きを読む