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臍帯血

「さい帯血」が医療の可能性を広げる ――小児脳性麻痺の治療における臨床研究がスタート

「さい帯血(臍帯血=さいたいけつ)」という言葉を聞いたことはあるだろうか。母親と赤ちゃんを結ぶ「へその緒」に含まれる赤ちゃんの血液のことをさい帯血といい、出産のときにのみ取れる貴重な血液だ。このさい帯血には、「幹細胞」がたくさん含まれている。


幹細胞とは、皮膚や血液、筋肉・軟骨、神経などのもととなる細胞で、体のさまざまな組織に分化することができる。幹細胞を使えば、病気や事故などで体の組織が傷ついたり失ったりした場合に、その組織を再生や修復ができる可能性がある。この幹細胞を使った治療法のことを再生医療という。

ちなみに2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授が初めて作成した「iPS細胞」も幹細胞のひとつだ。再生医療は現在注目を集めている医療分野だが、さい帯血の再生医療への活用についても、アメリカをはじめ、世界中で研究が進められている。

さい帯血を医療で使うためには、出産時に採取されたさい帯血を冷凍保存しておく必要がある。その保管場所が、さい帯血バンクである。

さい帯血バンクは、大きく公的バンクと民間バンクにわけられる。公的バンクとは、善意でさい帯血を「寄付」し、「第三者」へ提供するための施設だ。一方、民間バンクは赤ちゃんの親が保管料を支払い、「赤ちゃん本人のために使う」ものである。

なお、民間さい帯血バンクでシェア90%以上を占めているステムセル研究所では、約4万人(2017年3月現在)のさい帯血が保管されている。

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「さい帯血」がよくわかる! ――研究所見学で再生医療が身近に

妊娠・出産期間を通じて「さい帯血(臍帯血=さいたいけつ)」というワードを目や耳にしたことのある読者も少なからずいるだろう。改めて「さい帯血」とはいったいどのようなものなのか? 国内のさい帯血の民間バンクでシェア約9割を担っているステムセル研究所を取材してきた。

一般にさい帯血とは、母親と赤ちゃんを結ぶ「へその緒」に含まれる、赤ちゃんの持つ血液のことを言う。出産時にのみ取れる大変貴重な血液だが、さい帯血の採取に際して痛みが伴うことや母子への危険性は一切ない。

さい帯血には血液、血管、筋肉・軟骨、神経等を作る「幹細胞」が豊富に含まれており、近年、先端医療として注目されている。先端医療とは、再生医療・細胞治療とも呼ばれていて、現在は治療法のない疾患に対する新しい医療アプローチの仕方のことを言う。言い換えれば、手術や薬で治せない疾患を細胞で治す治療法である。


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