震災後の原発事故による放射能汚染問題で、とくに子を持つ親たちは気持ちが晴れない日々が続いている。「ただちに健康被害はない」のだろうが、今後の農作物・海産物汚染の拡大が確実な状況では、福島周辺の子どもたちはもちろん、国内の広い範囲の子どもたちが内部被曝による健康リスクが高まることになった。

最近やたらがん保険の広告が目につくのは、自分たちの健康は自己責任で、というのを暗に伝えているのかと勘繰るほどだ。少なくとも子どもたちには、それこそ広島・長崎の「被爆者健康手帳」のような、国による将来に渡る健康保障が必要だと訴えたい。
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