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親になったから、見えるものがある。

親子関係

子どもの就学を前に己の黒歴史と向き合ってみた


“人生最古の記憶”について考えたことがあるだろうか。

筆者の最古の記憶は、地元の私立幼稚園の受験日。
ハサミを持ってまっすぐな線を切るものだったのだが、「こんな簡単なことやらせて、バカにされているのかな」とぼんやり考えたのを覚えている。

「俺?……小1かなあ」

夫に同じ質問をしてみたところ、そのような回答を得た。

……えっ? 小1??
幼稚園の記憶がばっさり抜け落ちているの???

自分がアベレージだと思ってこれまでやってきたので、軽く衝撃を受けたのだった。

■育児、それは過去の自分との戦い


「赤ちゃん生まれても、誰かと比べたらダメよ、この子はこの子なんだから」
長男が生まれる前、たしか母親にそんなことを言われた。

「……そうはいわれても、相対評価して安心したいし」

はじめての育児では基準がわからない。
何ができたらOKで何だとNGなのか、そもそも誰がジャッジするのか。

“自己肯定感”“自尊心”

育児界隈で頻繁に目にするそれらのワードが、一人目の育児においてたびたび筆者を苦しめた。

「誰とも比べない、ありのままのわが子を受け止めて」

子どもの自己肯定感を高めようと気をつかうほど、自分がどんどん空っぽになる気がして、自分自身の自己肯定感は低くなり、自尊心はどんどん傷ついていったのだった。

やがて、安心したいがための“相対評価”の比較対象先は、保育園の同級生でも近所の子でもなく、非実在である“長男と同じ年のころの自分”になっていくのだ。当時の記憶を掘り起こしながら。

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夫婦で子どもと離れて見えたこと ――親子も夫婦も、関係は変化し続ける

子育てをスタートして10年目、初めて長い時間息子と離れる経験をした。キャンプで二晩まるごと。今まで実家に子どもだけ長期間預けるとか、夫に託して数日自分が家を空けるとか、そういうチャンスすらなかった。

■子どもがいない時間、違和感ありすぎ!


「子どもがいなくて楽だ!助かる~」と思うかというと、なんだか落ち着かない。夫が息子を連れて日中遊びに出る日に感じるストレートな解放感とはどうも違う。普段学校に行っている間の仕事時間とも違う。

どうせ仕事があったから、夫婦ともにただパソコンに向かっているだけなのだけれど、なんだか、そわそわする。家の中の風景が違う。だって、夜も朝もいないのだ。しかも2回続けて。

乳幼児育児期に、たまにひとりで外出することがあると、「子連れでないこと」にものすごく違和感があった。子どもと一緒にいる感覚で体が動きそうになる。あれと似ているようでまたちょっと違う。いつもの部屋がなんとなくよそゆきっぽい空気になる。


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私が子どもだった頃の遊びを今わが子と一緒にやってみて気づいたこと

私は熊本県で生まれた。熊本城やデパートなども比較的近く、県の中心地的なエリアだ。

中心といっても、少し足を延ばせばこんこんと水が湧く湖や原っぱが広がり、何はなくともそこに行けば自然と遊ぶことができる……そんなところで幼少期のほとんどを過ごした。

子どもができてから生まれ育った田舎へ帰ると、自分が子どもの頃に遊んだそうした場所へ久しぶりに足を向けてみたくなるものだ。

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子どもの年齢にもよるだろうが、とくに小学校入学前の子がいれば、多くの日常において、親が自分の思うような一日を過ごすことは難しいだろう。

子どもに合わせたスケジュールと行動になるので、日常生活では「静かに本が読みたい」とか「街歩きを楽しむ」といった、私自身が本来やりたいことは叶わず、室内でブロックをしたり公園でお砂場遊びをしたりする。

それも、ひとりでずっと遊んでいてくれればいいのだが、子どもも最も都合のよい遊び相手が親であることを知っているので、そう離してはくれない。その上最近のおもちゃはどこかに知育の要素があったりして、遊ばせていても「赤はどれ?」とか「同じ形を探すんだよ」といった“お勉強的やりとり”が見え隠れ。

それでも、そんな子どもとの遊びを私自身が楽しめればいいのだろうが、子どものいなかった頃にたまに会う親戚や友人の子どもじゃないし、それもなかなか難しい。

なんだかんだと慌ただしい日々のなかで、そんな対応ができないどころか、先のおもちゃを介したやりとりだと、「なぜまた色を間違えるのか?」「なぜこんなシンプルな形で間違えるのか?」と、楽しむどころかイライラしてくる始末。こんなんじゃ、子どもだって楽しいわけがないことは、うっすらと自覚している……。

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赤ちゃんに癒されたりなんてしない!?フェーズでズレる育児感覚

乳児育児の頃、「わぁ~赤ちゃん、癒されるわ~」とよく声をかけられた。それ自体悪い気がするわけはなく、素直に笑顔で受け止めていた。

でも、よく思っていたのだ。「癒される」って? 私自身はこの赤ちゃんに全く癒されてなんていないんだけどなぁ、と。

■赤ちゃんは「癒し」なんかじゃなかった


正直に言えば、当時は、周りの他の赤ちゃんを見ても、まったく「癒され」なかった。普通に表面的にかわいい赤ちゃんだなぁと思ったとしても、「やっぱり赤ちゃんていいよね。天使だよね。」というような全体的で絶対的な存在として見ることなんて全然できなかった。

それが疲弊しきった病んだ感覚か、というとそんなことは全然なくて、単に「必死だった」ということでしかない。いろいろ大変なことが多かったとはいえ、自分の子は無条件にかわいくて大切だし、普通に明るい母の部類だったと思う。

でも、「癒されるわ~」とは全然違うのだ。当時の私にとっては、赤ちゃんは癒されるような存在ではなくて、「必死で対峙する」対象だった。他の赤ちゃんを見ても、「いや、これ以上は無理!」という発想で、癒されるなんて次元の存在ではなかった。


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「父と娘の関係」実態調査、お父さんのことが「好き」な娘が8割超

エムティーアイが運営する女性向けサイト『ルナルナ』では、父と娘の関係について実態調査を行い、その結果を発表した。調査対象は『ルナルナ』『ルナルナLite』ユーザーであるすべての年代の女性7,344名。

調査ではまず、父親のことが好きか質問。「好き」の回答が60.1%、「大好き」の回答が19.6%と好意的な回答が約8割にのぼった。


父親のことが「嫌い」(14.6%)、大嫌い(5.7%)という回答は、年代別にみると反抗期の影響もあってか12~15歳の割合が多いが、全体として年代や同居の有無に関係なく、「好き」の回答が「嫌い」を大きく上回った。

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ビジネス書から意外に得られる育児のヒント ――カーネギーの名著『人を動かす』より

最近ビジネス書を読んでいて、ふと気がついたことがある。

――自己啓発本にせよ仕事術にせよ、書いてある内容が育児に応用できそう。

よく考えてみたら、仕事も育児も人間関係。考え方やテクニックが似ていてもおかしくない。

面白いなと思ったので、少し深掘りして考えてみた。

ちょうど読んでいたのが、自己啓発本の名著とも言われる『人を動かす』(デール・カーネギー著/創元社[文庫版])。1937年の初版で、発売から70年近く経った現在でも売れ続ける超ロングセラーである。


この本が育児書の切り口で紹介されたことは、おそらくこれまでにないかもしれない。せっかくなので、PART1「人を動かす三原則」から、2つのフレーズを例に挙げてみる。

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【イベントレポート】ワコール「カラダとココロの親子ワークショップ」は“ツボミ娘”と母親の処方箋

日増しにコナマイキになる新小6の長女。しかし、一応お風呂には、ほぼ毎日一緒に入っている。せめてお風呂でコミュニケーションをとらねば、という焦りがあるからだが、自己主張の強い次女(5歳)が、「かまって!」攻勢をかけてくるので、おとなしい長女との会話は遮られがち……。

入浴時、「また背が伸びたね~」と言いながら、ふと気づくと、あら、少し胸が膨らみ始めている。けれど、もちろん(?)そのことには触れない。自分もどうしたかの記憶もないし、膨らんできたといっても、ほんのちょっとだし、ブラをつけ始めるのも中学くらいになってからでもいいだろうし……と考えていた矢先、下着メーカーのワコールが、「カラダとココロの親子ワークショップ」を開催すると知り、参加することになった。

同社は小4~中2の女子とその保護者を対象にした下着教室「ツボミスクール」を2001年から実施している。今回の催しは、その「ツボミスクール」と、心理学者の先生(法政大学文学部心理学科 渡辺弥生教授)によるワークショップという2部構成。

カラダのこともさることながら、「ああ言えばこう言う」生意気盛りで、相性が合わないのかなぁ、とひそかに悩んでいた長女との距離を縮められるかもしれない ――そんな期待を込めて会場に足を運んだ。



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絵本は育児の助っ人 ――親も子も絵本に助けられる

育児とは親子の超密接な時間であり、ときとしてものすごく煮詰まってしまうことがある。子どもが小さければなおさらだ。

魔の○歳児とはよく言ったもので、本当に悪魔に見えることすらある。こんなに愛おしい存在なのに、イラッとしてしまう自分にまた苛立ちが募り、こうなるともう悪循環しか生まない。

そんなとき、第三者の介入で、ことがスムーズに運ぶことがある。
母と子の対立を父親が仲裁するといった家族間のことだけではなく、ときには他人にも助けられる。道ばたで大泣きするわが子に苦戦していたところ、見知らぬおばあちゃんに声をかけられたらスッと立ち上がって笑顔になる、なんてこともある。

そうはいっても、第三者なんてつねにいるわけではない。そこで筆者は、<絵本>にその役割を担ってもらう術を見つけた。


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5~6歳児母の「ほめる:叱る」のバランス、理想は「7:3」も現実は「4:6」

花王メリットでは、5~6歳の子をもつ母親300名を対象に、「忙しいママとお子様とのコミュニケーションの実態」に関する調査を実施、その結果を発表した。

調査では、「ほめる/叱る」の実態について数値化するために、「平日において、お子様を『ほめる』『叱る』の割合は何対何になりますか」という質問を設けたところ、【理想】の割合は「ほめる」の平均値が7.07に対して「叱る」の平均値が2.93、【現実】の割合は「ほめる」の平均値が4.30に対して「叱る」の平均値が5.70という結果になった。叱るよりもほめてあげたいという本音とは裏腹に、思いどおりにいかない現実が明らかになった。


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「ママじゃなきゃダメ」なのか?

行きたいライブが平日に開催されることになった。
毎度のことだが、「その時間、娘の面倒は誰が見る?」という問題に直面する。あと数ヵ月あるからぼちぼち考えよう、まあ何とかなるでしょう!と勢いでチケットを取ったのは今年の初めのことだった。

しかし、公演の日が近づくにつれ不安が押し寄せてきた。

結局まだ誰にも託児をお願いしていない……。

夫はここのところ輪をかけたように仕事が忙しくて終電ギリギリの帰宅、近所に仲良くしているママ友もいない。何度か利用した夜間の一時預かりも、最終のお迎えは20時までだ。



ちょっと厳しいな……、だけどせっかく取ったチケットを無駄にもしたくないし、もう奥の手を使うしかない、と実家の母に連絡することにした。

私用のために関西から来てもらうのは……という躊躇も若干あったが、保活で非常にしんどい思いをしたこともあって、母が「何かあったらもっと頼ってきていいんだよ、遠慮は要らないから」と言ってくれたことに今回ばかりは甘えてみてもいいかな、と考えた。

ダメ元で母にメールをすると「いいよ、何日の何時に行けばいいの?」とふたつ返事でOKが出た。

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学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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斎藤貴美子

コピーライター。得意分野は美容。最近日本酒にハマり、主に飲んで勉強中。これからの家族旅行は酒蔵見学。二児の母。
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