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親になったから、見えるものがある。

離婚

離婚しても親はふたり ――共同養育の“シンカゾク”

約58%のシングルマザーの年収が200万未満であり、養育費をもらっている母子世帯は24.3%に留まるという日本。(※1)
※1厚生労働省『平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告』より
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188147.html


……おいおい、家父長制からはみ出すものに冷たすぎやせんか、養育費は義務じゃないのか?と疑問は山積み、暗澹たる気持ちになるが、今まさに離婚に踏み切りたい母親たちに必要なのは、思想でも批判でもなく、「子どもの心のケア」と「子育ての手」と「金」である。

そこで、子どものショックを少しやわらげ、父親と交流することで養育費を払ってもらいやすくなる手段に「共同養育」というのがある。
じつは我が家もこの方法を取り入れており、順風満帆とは言いがたくても“シンカゾク”メンバーがそれぞれ「ま、悪くないか」という運用になっている(……と思いたいところだ)。この記事ではそのあたりを掘り下げてみたい。


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「結婚後に得た収入は夫婦の共同財産」 ――米アマゾン創業者離婚で妻に均等に財産が分配される法的ルールとは?

アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾスCEO(54)とマッケンジー夫人(48)が、ベゾス氏のツイッターで離婚を発表したのは先日9日のこと。アマゾンを創業する前にニューヨークで出会い、結婚し、大陸の反対側のシアトルまで引越してアマゾンを創業、4人の子どもをもうけ、莫大な資産を築き上げた二人だが、「私たちは長い間の愛情に満ちた時期と試験的な別居を経て、離婚し、友人として人生を共有していくことを決めた」とのことである。

二人の間のプライベートなことはさておき、世間はベゾス氏の財産の分与に注目している。
……と言うのも、新しいビジネスを次々と展開し続けるアマゾン、宇宙企業のブルーオリジン、米国の新聞ワシントンポスト紙を所有するベゾス氏の資産総額は、ブルームバーグのビリオネア指数によると、1,370億ドル(約14兆8,400億円)と世界第1位で、二人が住むワシントン州は"Community Property State"(=共同財産制の州)であり、「結婚している間に得た収入は、夫または妻のどちらかのみに支払われたものでも、夫婦の共同財産」と法的に認めているからである。


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「いい夫婦の日」調査、約8割が夫婦円満も約3割に離婚危機の経験、夫婦円満のための心がけは年代別で傾向が分かれる

マーケティングリサーチ企業のクロス・マーケティングでは、11月22日の「いい夫婦の日」にあたって、一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に在住する20歳~69歳の男女を対象に「いい夫婦に関するアンケート」を実施、その結果を発表した。有効回答数は既婚者1000サンプル。

まず、≪今のパートナー(結婚相手)との結婚生活は円満だと思いますか≫という質問には、「とても円満だと思う」(32.8%)、「まあまあ円満だと思う」(52.3%)を合わせて、全体の85.1%が「円満である」と回答した。結婚期間別に見ると、「1年以上5年未満」で90.8%、「5年以上10年未満」で84.4%、「10年以上20年未満」で80.8%とやや減少傾向だが、「20年以上」では84.6%が円満と回答し、おおむね8割以上が円満であると自認していることがわかった。


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出生数の減少傾向が若干ゆるやかに

厚生労働省は、前年2013年の人口動態統計の年間推計を発表した。その結果によると、昨年の出生数の推計は103万1000人であり、2012年確定数の103万7231人から減少し、例年どおり今回の統計においても、戦後最小を更新することが明らかになった。

ただし、2010年から2011年にかけては2万人あまりの減少で、2011年から2012年にかけては1万3000人あまりの減少であったことから考えると、若干ではあるが減少がゆるやかになっているようだ。



なお、婚姻数は66万3000件と前年から約6000件の減少、さらに離婚数は23万1000件でこちらも約4000件の減少で、離婚率については2002年をピークに着実に減少傾向となっている。

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未成年の子を持つ離婚夫婦の半数近くが養育費と親子面会の取り決めせず

裁判や調停を利用しない「協議離婚」で離婚をした夫婦は、離婚者全体の約9割を占めているという。一方で、法務省の調査によると、2012年4月からの1年間で未成年の子がいる夫婦の離婚届の提出は13万1254件で、そのうち親子面会の方法を決めていたのは55%、養育費の分担を取り決め済みだったのは56%であり、裏を返せば離婚夫婦の約半数がこうした取り決めをしていなかったことになる。

アディーレ法律事務所によると、協議離婚をした夫婦においては、「もう話もしたくない」「顔も見たくない」という感情的な理由から拙速に離婚届を提出した結果、こうした重要な取り決めをしないまま相談に訪れるケースがみられるという。

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【寄稿】『オトナ婚です、わたしたち』 ~形にとらわれない“つがい方”をする女性たち~


半同居婚、おめでた事実婚、子連れ初婚、女×女婚、役割逆転婚、お見合い婿入り婚、浮気容認婚、じゃんけん妻氏婚……。

拙著『オトナ婚です、わたしたち』では、形にとらわれない結婚=「オトナ婚」をする女性たちに、そこにいたるまでの経緯や、いまの生活について、本音で語ってもらっています。ゲイ男性と結婚している中村うさぎさんの原稿も、収録させていただきました。

わたしがこの本を書こうと思ったのは、結婚ってなんなのか、どうしたら相手とうまくつがっていけるのか、ということを知りたかったからです。わたしは離婚を経験しているので、「それが分からないと次回もヤバイ(汗)」と思ったから。

一般に「結婚」というと、入籍や同居、結婚式などがイメージされますが、本当にそれが「結婚」なのか? むしろ、そういった型をはずして「つがう」人たちに話を聞いたほうが「結婚の本質」がわかるんじゃないか? そんなふうに思い、取材を始めました。

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【英国発】大富豪セレブが「ツイッター離婚」!英国を賑わせた劇場型離婚劇は“子どものことを第一に”で収束

英女王即位60周年記念式典の興奮と酔いも冷めやらぬ中、先週一週間は英国の新聞もゴシップ誌もまだまだみんな大忙し。というのも、英国の上流社交界を代表する大富豪家出身の若きセレブカップルが、3人の子どものみならず警察やら黒人ラッパーやらツイッターフォロワーやらを巻き込んで、派手な離婚劇を繰り広げたからである。

かたやユダヤ系大富豪、故ジミー・ゴールドスミス卿の息子、ベン・ゴールドスミス(31)。英上流社交界の華、貴族の血筋をひくアナベルとの間の末息子で、親二人も社交界の名士でありながらスキャンダラスな人生を送った。

本人は(上流階級の常で)イートン校を卒業して何不自由なく育ち、父の莫大な遺産を相続した後は資本家、社会・環境活動家として「有意義に遺産を運用する人生」を送っている。



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