いつもオムツを買うときはアマゾンで買います。パンパースを新生児の頃からずっと使っているのですが、絵柄に使われている「しまじろう」はジュニアも大好きなキャラクターで、オムツを「しまちゃん、しまちゃん」と呼んでいました。先日もそろそろオムツがなくなってきたので、いつも通りアマゾンで発注しました。そしていつものように届いたオムツの箱を開けた瞬間衝撃が走りました。


あれ?いない
いないぞ
JAPAN?がんばれ日本?
なんだこれ?
そうわれらが「しまじろう」がいなくなっているではありませんか!
一瞬何が起きたか分かりませんでしたが、少し冷静になり夫婦で話し合った結果、どうやら、がんばれ日本的な内容の企画モノが走ったため「しまじろう」が追い出されたのだと、タイミング的にもこれは震災1年経過もありそんなテーマなのかもね、ということになりました。
それにしてもオムツのキャラクターを引っぱがすなんてひどいじゃないかと、
そりゃ震災は言うまでもないくらい大変なできごとだったけれど、
世の中の状況の把握できない乳幼児が身につけるもので、がんばれって言われても……
こりゃ出すところ間違ってるよ!
愚痴って言ってみたものの、目の前には「がんばれ日本オムツ」がどんと1ケース。
いつものオムツの「しまじろう」の横の絵が、自動車か飛行機かの違いだけでイチャモンをつけてくるうちのジュニアに、この可愛げのない「がんばれ日本」オムツを毎朝毎晩つけ続けるという重たいミッションが下されたのでした。
そして、いざジュニアに「がんばれ日本」オムツをつける時が来ました。
「おいで、おむつ交換するよ~」
ジュニアは、さっとオムツの変化を察知したようです。そして一言。
「ぼーにんげんやだー」
ぼーにんげん?

「ああ、棒人間ね、確かに棒人間だね。じゃあ履こうね~」
「ヤダヤダヤダヤダヤダ、棒人間ヤダー」
それみたことかP&G
子どもにとってはあなたたちの企画も「棒人間」ですよ。まったくもう。
といってみたところで「しまじろう」は戻ってきませんし、ジュニアはオムツを履いてくれないわけです。
そこで見かねた妻が奥の手を出してきました。
「ほら、ジュニア!、しまちゃんいるよ!」

妻よ……
きみの奇想天外な勇気ある行為に僕は敬意を表したい。
しまじろうに見えないけど、その涙ぐましい努力を僕は忘れないよ。
というわけで妻がお手本も見ずにマジックで書いた、やや目つきの悪い「しまじろう」のおかげでジュニアの怒りが静まりなんとかオムツを履いてくれました。
その日から、我が家では毎回オムツにマジックで絵を描かされる事が日課になってしまいました。
妻「アンパンマン書こうか?」
ジ「バイキンマンも~」
妻「ほら、バイキンマンだよ」
ジ「ドキンちゃんも~」
妻「ほら、これで履こうね」
ジ「しょくぱんまんも~」
妻「ぐっ・・・」

もうバイキンマンなんか、何が何だか分からない感じになってますが、ジュニアはこの手作り感あふれるオムツが気に入ったようで毎回絵を描いてもらうのを楽しみにしているようです。その一方で、妻は朝のくそ忙しい時間であってもオムツに絵を描くというハードなタスクを担うことが日課になってしまいました。
そんなある日、妻が驚愕の事実を掴んできました。
妻「どうもあれ震災じゃないらしいよ」
私「へっ?」
妻「ロンドン五輪なんだって!」
→パンパースから「オリンピックを応援 限定デザインパンツ」
まさかのオリンピック……
復興がんばろうならばと控えていましたが、オリンピックならば言わせてもらいますか。
P&Gの商品企画担当様へ
小さなアスリートはオリンピックの事はまだ理解できません。
早いところ我らが「しまじろう」をカムバックさせてください。死活問題ですから・・
「ママの公式スポンサー」を謳うのであれば、こういうのはファブリーズやSK-IIあたりでやっていただけると非常に助かります。
ほどなくして、パパラボ一家では「しまじろう」付きのパンパースをスーパーで買い直し、オムツペインティング生活から解放されました。「がんばれ日本」オムツは保育園用に回されました。すみません、先生。
いないぞ
JAPAN?がんばれ日本?
なんだこれ?
そうわれらが「しまじろう」がいなくなっているではありませんか!
一瞬何が起きたか分かりませんでしたが、少し冷静になり夫婦で話し合った結果、どうやら、がんばれ日本的な内容の企画モノが走ったため「しまじろう」が追い出されたのだと、タイミング的にもこれは震災1年経過もありそんなテーマなのかもね、ということになりました。
それにしてもオムツのキャラクターを引っぱがすなんてひどいじゃないかと、
そりゃ震災は言うまでもないくらい大変なできごとだったけれど、
世の中の状況の把握できない乳幼児が身につけるもので、がんばれって言われても……
こりゃ出すところ間違ってるよ!
愚痴って言ってみたものの、目の前には「がんばれ日本オムツ」がどんと1ケース。
いつものオムツの「しまじろう」の横の絵が、自動車か飛行機かの違いだけでイチャモンをつけてくるうちのジュニアに、この可愛げのない「がんばれ日本」オムツを毎朝毎晩つけ続けるという重たいミッションが下されたのでした。
そして、いざジュニアに「がんばれ日本」オムツをつける時が来ました。
「おいで、おむつ交換するよ~」
ジュニアは、さっとオムツの変化を察知したようです。そして一言。
「ぼーにんげんやだー」
ぼーにんげん?

「ああ、棒人間ね、確かに棒人間だね。じゃあ履こうね~」
「ヤダヤダヤダヤダヤダ、棒人間ヤダー」
それみたことかP&G
子どもにとってはあなたたちの企画も「棒人間」ですよ。まったくもう。
といってみたところで「しまじろう」は戻ってきませんし、ジュニアはオムツを履いてくれないわけです。
そこで見かねた妻が奥の手を出してきました。
「ほら、ジュニア!、しまちゃんいるよ!」

妻よ……
きみの奇想天外な勇気ある行為に僕は敬意を表したい。
しまじろうに見えないけど、その涙ぐましい努力を僕は忘れないよ。
というわけで妻がお手本も見ずにマジックで書いた、やや目つきの悪い「しまじろう」のおかげでジュニアの怒りが静まりなんとかオムツを履いてくれました。
その日から、我が家では毎回オムツにマジックで絵を描かされる事が日課になってしまいました。
妻「アンパンマン書こうか?」
ジ「バイキンマンも~」
妻「ほら、バイキンマンだよ」
ジ「ドキンちゃんも~」
妻「ほら、これで履こうね」
ジ「しょくぱんまんも~」
妻「ぐっ・・・」

もうバイキンマンなんか、何が何だか分からない感じになってますが、ジュニアはこの手作り感あふれるオムツが気に入ったようで毎回絵を描いてもらうのを楽しみにしているようです。その一方で、妻は朝のくそ忙しい時間であってもオムツに絵を描くというハードなタスクを担うことが日課になってしまいました。
そんなある日、妻が驚愕の事実を掴んできました。
妻「どうもあれ震災じゃないらしいよ」
私「へっ?」
妻「ロンドン五輪なんだって!」
→パンパースから「オリンピックを応援 限定デザインパンツ」
よちよち歩きなど自分の意思で動くようになった 赤ちゃんはまるで“小さなアスリート”です。
このたび「がんばれ、日本!」とプリントした限定デザインパンツを発売し、遊びだしたら止まらない“小さなアスリート”たちと一緒にオリンピックを応援したいと考えています。
世界共通のテーマ「ママの公式スポンサー(Proud sponsor of Mom)」のもと、オリンピック出場選手とそのママを支援するキャンペーンを全世界で展開していきます。
まさかのオリンピック……
復興がんばろうならばと控えていましたが、オリンピックならば言わせてもらいますか。
P&Gの商品企画担当様へ
小さなアスリートはオリンピックの事はまだ理解できません。
早いところ我らが「しまじろう」をカムバックさせてください。死活問題ですから・・
「ママの公式スポンサー」を謳うのであれば、こういうのはファブリーズやSK-IIあたりでやっていただけると非常に助かります。
ほどなくして、パパラボ一家では「しまじろう」付きのパンパースをスーパーで買い直し、オムツペインティング生活から解放されました。「がんばれ日本」オムツは保育園用に回されました。すみません、先生。
![]() | 転載協力:パパラボ 30代パパによる育児関連の小話サイト。育児や家族生活などのリアルな話題を、ユニークな視点で綴っている。 |
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