南アフリカに越してきて早2ヵ月。先日、幼稚園の学期末個人面談があり、2歳になったばかりの娘が、生まれて初めての「通信簿」をもらった。「2歳児に通信簿!?」と夫婦でびっくり。開いてみてさらに仰天。6分野34項目にわたって、発達度、習熟度が「大変良い」「良い」「がんばろう」の3段階で記されている。幼児教育の場での通信簿の是非はさておき、中身を紹介したい。


■個人的、社会的、感情的発達度合い
この分野は、「朝、泣かずに保護者と離れられるか」「食事中きちんと座っていられるか」「お片づけできるか」「友だちと仲良くできるか」など、生活態度の11項目を網羅。日本の保育園で集団生活に慣れていたからか、娘はまずまずの評価。
■コミュニケーション、言語・読み書き能力
ここでは、「先生の言うことを聞けるか」「本を読むのが好きか」「紙に何かを書くのが好きか」など5項目。英語にハンディがある分、「がんばろう」評価が目につく。
■問題解決能力、論理的思考、計算能力
「先生との数え遊びに参加できるか」「数字を言えるか」「色を識別できるか」「数字に関係するリズム遊びができるか」の4項目。娘はすでに英語で10まで数えられ、色も覚えているので、この分野は高評価。
■知恵・世界観
「教室での活動に興味があるか」「外遊びに興味があるか」「積み木やブロック遊びが好きか」の3項目。先生にべったり甘えることが多い娘には辛口の評価。
■身体的発達
「遊具によじ登ることができるか」「微細運動能力を高める活動を楽しんでいるか」「粗大運動能力を高める活動を楽しんでいるか」などの6項目。コメント欄には、娘は微細運動能力を高めるとされるパズルゲームと粗大運動能力を高めるリズム体操が得意と書かれていた。
■創造的発達
「どろんこ遊びを楽しめるか」「ごっこ遊びが好きか」「ダンスが好きか」などの5項目。娘の得意分野で、総じて高評価。
各分野ごとのコメントと総評が加えられていて、A4用紙2枚の詳細なレポートになっている。これだけの分野、項目にそったカリキュラムが園で提供されているわけで、親にとっても、娘が毎日の園生活で何を体験し学び、今、何ができて何ができないかを知る貴重な資料である。
年端の行かない子どもの生活態度、発達度合いを評価することには賛否があるかもしれないが、幼稚園側が明確な指針を持って子どもたちに接するためにも、こうした評価システムはアリなのかなと思う。
とはいえ、こんなほほえましい気持ちで通信簿をながめていられるのは、小学校低学年ぐらいまでかもしれないが……。
この分野は、「朝、泣かずに保護者と離れられるか」「食事中きちんと座っていられるか」「お片づけできるか」「友だちと仲良くできるか」など、生活態度の11項目を網羅。日本の保育園で集団生活に慣れていたからか、娘はまずまずの評価。
■コミュニケーション、言語・読み書き能力
ここでは、「先生の言うことを聞けるか」「本を読むのが好きか」「紙に何かを書くのが好きか」など5項目。英語にハンディがある分、「がんばろう」評価が目につく。
■問題解決能力、論理的思考、計算能力
「先生との数え遊びに参加できるか」「数字を言えるか」「色を識別できるか」「数字に関係するリズム遊びができるか」の4項目。娘はすでに英語で10まで数えられ、色も覚えているので、この分野は高評価。
■知恵・世界観
「教室での活動に興味があるか」「外遊びに興味があるか」「積み木やブロック遊びが好きか」の3項目。先生にべったり甘えることが多い娘には辛口の評価。
■身体的発達
「遊具によじ登ることができるか」「微細運動能力を高める活動を楽しんでいるか」「粗大運動能力を高める活動を楽しんでいるか」などの6項目。コメント欄には、娘は微細運動能力を高めるとされるパズルゲームと粗大運動能力を高めるリズム体操が得意と書かれていた。
■創造的発達
「どろんこ遊びを楽しめるか」「ごっこ遊びが好きか」「ダンスが好きか」などの5項目。娘の得意分野で、総じて高評価。
各分野ごとのコメントと総評が加えられていて、A4用紙2枚の詳細なレポートになっている。これだけの分野、項目にそったカリキュラムが園で提供されているわけで、親にとっても、娘が毎日の園生活で何を体験し学び、今、何ができて何ができないかを知る貴重な資料である。
年端の行かない子どもの生活態度、発達度合いを評価することには賛否があるかもしれないが、幼稚園側が明確な指針を持って子どもたちに接するためにも、こうした評価システムはアリなのかなと思う。
とはいえ、こんなほほえましい気持ちで通信簿をながめていられるのは、小学校低学年ぐらいまでかもしれないが……。
![]() | 恩田 和(Nagomi Onda) 全国紙記者、アメリカ大学院留学、鉄道会社広報を経て、2010年に長女を出産。国内外の出産、育児、教育分野の取材を主に手掛ける。2012年5月より南アフリカのヨハネスブルグに在住。アフリカで子育て、取材活動を満喫します! |
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