消費者庁が、子どもの思わぬ事故を防ぐための注意点や豆知識を定期的に発信しているメール配信サービス「子ども安全メール from 消費者庁」では、8/30(木)に配信したメールにおいて、子どもが遭いやすい事故ランキングを掲載している。

メールでは、京都市にある「京(みやこ)あんしんこども館」が実施した調査を引き合いに出し、それによると、「0歳児の事故の種類と結果」では、ベビーベッドなどからの「転落」が1,578人中半数以上の870人が経験していることがわかった。以下、「誤飲」(183人)、「挟む」(139人)、「熱傷」(106人)、「転倒」(104人)と続くが、「転落」の比率が群を抜いている。

なお、調査を実施した「京あんしんこども館」は、子どもの事故防止の啓発と、保健医療相談の2つの役割を担う全国でも珍しい施設。元・日赤病院の小児科医でもある、同所の澤田淳センター長は、「1歳までに、子どもの半数は何らかの事故を経験しています。事故は起こってからだと遅い、事前の予知が必須。そして、予知のためには、子どもの事故がどうして起こるのか、何がいけないのかを勉強することが大事です。」と語っている。


実際、同施設内には、リビング、キッチン、バス、トイレ、ベランダなど、家の中を模したモデルルーム「セーフティハウス」が設置され、家庭内のあらゆる危険ゾーンについて提示、市販の便利グッズなどを利用しての手軽な事故予防法も展示して、学べるようになっている。

京あんしんこども館
http://www.anshinkodomokan.jp/