フルタイムの仕事と子育てを両立されている女性は、専業主婦やパートタイムで働くママより40歳の時点で心身ともに健康で、寿命が長いというリサーチ結果が、先月、アメリカ社会学会で発表された。

調査は、アメリカのアクロン大学の社会学者が行ったもので、1978年から1995年にかけて出産を経験した2540人の女性が対象。
その結果、フルタイムの仕事に就き、産後の早い段階で仕事復帰を果たしたママは、40歳になった時点でよりエネルギーと機動力にあふれ、うつ病のリスクが低いことが判明した。

調査は、アメリカのアクロン大学の社会学者が行ったもので、1978年から1995年にかけて出産を経験した2540人の女性が対象。
その結果、フルタイムの仕事に就き、産後の早い段階で仕事復帰を果たしたママは、40歳になった時点でよりエネルギーと機動力にあふれ、うつ病のリスクが低いことが判明した。
調査を行ったアドリアナ・フレッチ助教授は、フルタイムママは、パートタイムママより所得が高いだけでなく、会社の健康保険制度で高度な医療サービスが保障されていることが、病気のリスクを低下させる要因だと説明。また、専業主婦ママは、経済的な自立が得られず、働くママに比べて社会的に孤立する傾向にあることが、うつ病などのリスクを高めるとして、女性が仕事を持つことの意義を強調した。
社会学的見地から、より健康でいるための「良い選択」の一例として、「学校を卒業し、結婚するまで妊娠しないこと」「最初の出産後、仕事復帰するまで時間をおき過ぎないこと」を紹介。一方で、「仕事を持たないという専業主婦の選択が間違っているという誤解はしないでもらいたい」と付け加えた。
フルタイムの仕事と子育ての両立が健康の秘訣という調査結果には、ネット上で様々な反響を呼んでいる。
原則として全国民が健康保険制度に加入し、誰でも同じ医療サービスを受けられる日本と違い、現時点では会社負担で高額な医療保険に加入していないと、高度な医療サービスの受けられないアメリカだからこその調査結果と言えるが、フルタイムママVS専業主婦ママの構造が、健康問題にまで発展するとは、なんとも驚きである。
社会学的見地から、より健康でいるための「良い選択」の一例として、「学校を卒業し、結婚するまで妊娠しないこと」「最初の出産後、仕事復帰するまで時間をおき過ぎないこと」を紹介。一方で、「仕事を持たないという専業主婦の選択が間違っているという誤解はしないでもらいたい」と付け加えた。
フルタイムの仕事と子育ての両立が健康の秘訣という調査結果には、ネット上で様々な反響を呼んでいる。
・子どもは健康なの?ベビーシッターに預けられっぱなしの子どもが健康とは思えないけど…。
・子育てだけでエネルギーを使い果たしてるのに、フルタイムの仕事をしたら死んでしまいそう。
・また専業主婦蔑視の記事?もう、うんざり。
原則として全国民が健康保険制度に加入し、誰でも同じ医療サービスを受けられる日本と違い、現時点では会社負担で高額な医療保険に加入していないと、高度な医療サービスの受けられないアメリカだからこその調査結果と言えるが、フルタイムママVS専業主婦ママの構造が、健康問題にまで発展するとは、なんとも驚きである。
![]() | 恩田 和(Nagomi Onda) 全国紙記者、アメリカ大学院留学、鉄道会社広報を経て、2010年に長女を出産。国内外の出産、育児、教育分野の取材を主に手掛ける。2012年5月より南アフリカのヨハネスブルグに在住。アフリカで子育て、取材活動を満喫します! |
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