英国王室の人気者、キャサリン妃(愛称:ケイト)がとうとうご懐妊。美人でインテリ、現代の英国王室で最も絵になるファッションアイコンであるケイトと、その待望のロイヤルベビーについて、早くも英国では父親のウィリアム王子そっちのけで、さまざまなウワサが飛び交っている。
まず取り沙汰されたるは、ケイトの健康状態について。
ご覧のとおり、英国サイズでは細身のケイト、英国のおばさんたちは「あんなに細っこくて、妊娠出産に耐えられるのかしらね」と自分の娘のことのように心配。彼女たちの心配どおり、現在ケイトは何百人に一人というほどの重い悪阻に苦しみ、入院中だという。

それを受けて、英国中のおばさんたちがこぞって“エア姑”のごとく、「私のときもツラかったわぁ」と数十年前の悪阻談義を始め、なかには「クランベリーなんか食べちゃダメよ、戻した時が地獄絵図だから」などと実用的な(?)アドバイスをするTV有名人まで現れる始末。


騒ぎは“エア姑”だけではない。ケイトの実の姑と実母による、孫育てに関するバトルも勃発か?
ちなみに姑は、チャールズ皇太子がかの美しいダイアナ妃を捨てて走り、日本人から見れば「こんな枯れたおばちゃんの何がそんなに?」と最大の謎だった、「英国的ファム・ファタル」カミラ女史。
実母は、厳然たる階級社会の英国で「お育ちの悪さ」や向上心の強さがたびたび取り沙汰されるも、ケイトに似て美人でおきゃんなキャロル。

かつてウィリアムとケイトの結婚前に、カミラがキャロルを「とっても元気」と皮肉に評し、自分とは育ちが違うと示唆したとおり、まったく相容れないおばあちゃん同士、しかし実はともに燃えたぎる野心家同士のバトルが予見されている。
【参照記事】Camilla, her cheeky name for the in-laws and two very formidable grannies
(http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2243121/Camilla-cheeky-laws-formidable-grannies.html)



そして、ゴシップ好き英国民の食指は、当然ケイトの子育て法、使用する子育てグッズや、ベビーが行くかもしれない幼稚園や小学校の詮索へ。なんと言ってもロイヤルベビーの“御用達”マークがつくわけで、各業界も経済効果を期待して血眼である。

次期英国妃となるケイトはセレブ中のセレブ、しかも絵になるファッションアイコンなので、彼女が身につけるマタニティーウェア(ケイトは細いので、かなり妊娠後期にならないと必要ないかも)は、「アレクサンダー・マックィーン(Alexander McQueen)」では?とか、ベビーカーは流行の“ベビーカーのレンジローバー”と評される「バガブー(Bugaboo)」かしら?それともクラシックな“ベビーカーのロールスロイス”「シルバークロス(Silver Cross)」かしら?とか。

妊娠中の食品や離乳食を買いに、居住するケンジントン宮殿近くの有名自然食品店、「ホールフーズマーケット」に出没するのでは?ともウワサされ、ベビーが行くであろう学校に関しても、男子だったらウィリアムが通ったノッティングヒルの私立校・ウェザビー(スーパーモデルの子どもたちも御用達、ベッカム家も見学に)、ひょっとしてもしかしてキャメロン首相の子どもたちと同じ近隣の公立校かもよ、などと詮索は尽きない。
【参照記事】Queen of the Yummy Mummies and her tiny trendsetter - Kate's choice of pram, toys and name will set global trends
(http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2243142/Kate-Middleton-Queen-Yummy-Mummies-choice-pram-toys-set-global-trends.html)



いずれにしても、期待されるべきはベビーの無事の誕生と、母子ともの健康。王室内外の人間関係はともあれ、男児でも女児でも王位継承権第3位に堂々位置するベビーである。

英国一の無責任男と呼び声高いチャールズ皇太子が孫を得て、おじいちゃんとしてさらなる「責任を負わないけど偉そうにできる」立場をエンジョイしようが、ウィリアム王子の頭頂部が心労でさらに寂しくなろうが、実母と姑が主導権を巡ってキャットファイトしようが、ロイヤルベビーは英国のゴシップ界にさらなるメシのタネを提供している。


河崎環河崎環
コラムニスト。子育て系人気サイト運営・執筆後、教育・家族問題、父親の育児参加、世界の子育て文化から商品デザイン・書籍評論まで多彩な執筆を続けており、エッセイや子育て相談にも定評がある。現在は夫、15歳娘、6歳息子と共に欧州2カ国目、英国ロンドン在住。