寝かしつけの前、子どもをおとなしくさせるためにテレビの前に座らせてはいないだろうか?
その習慣は、子どもの寝付きをかえって悪くしているかもしれない。ニュージーランドのある調査によると、夜にテレビを見れば見るほど、子どもの睡眠時間は短くなってしまう、というのだ。

この調査は、就寝前にテレビを見ることと、子どもが眠りに落ちるまでの時間にどのような関係があるかを調べたもので、被験者の子どもたちには、全員寝る前の時間にテレビを見て過ごさせた。

その結果、眠りにつくのが遅かった子どもは、早く眠りに落ちた子どもに比べて、テレビの視聴時間が13分ほど長いことが分かったのだ。


アメリカの調査でも同じような結果が出ており、午後7時以降にテレビを見た3~5歳児は、寝つきが悪かったり、悪い夢を見たり、あるいは起きた時に疲労を感じる可能性があるという。

多くのガイドラインでは、子どもがテレビなどのスクリーンの前で過ごす時間は、1日に2時間以下が良いと言われている。今回の調査結果を考えると、夜にテレビを見ることは、とくに避けたほうがよいだろう。

就寝前にはテレビではなく、絵を描いたり宿題をしたり、家族と時間を過ごしたりすることをおすすめする、と本稿は締めている。

・【参照記事】TV Before Bed Results in Less Sleep
http://www.parenting.com/blogs/show-and-tell/elina-parenting/tv