英会話のGabaでは、日本の女性ビジネスパーソンの意識や実態を探る「女性力に関する調査」を実施、その結果を発表した。調査対象は、20~59歳の女性ビジネスパーソン1,000名。

まず、「“女性力のある女性”とはどのような人か」という質問については、「気配りできる女性」が68.3%で最多となり、以下、「志の高い女性」(53.4%)、「常識のある女性」(52.6%)、「行動力のある女性」(51.7%)、「聞き上手な女性」(49.7%)が続いた。

一方で、「女性力が高そうな国」のイメージについては、1位にアメリカ(58.1%)があげられ、以下、フランス(34.7%)、日本(29.4%)、イギリス(28.7%)、スウェーデン(24.4%)という順であった。

日本の女性の社会進出は世界に比べて遅れているという意見もあるなか、3位に日本があげられたのは意外な結果といえるが、女性の社会的地位と女性力の高さは別のもの、ということの現れかもしれない。

また、「女性が職場で活躍するために重要だと思うこと」については、「出産・育児後に復帰しやすい職場環境」68.1%が最多となったほか、「育児休業を取得しやすい職場環境」(63.9%)、「保育所など保育サービスの整備」(48.8%)があげられ、出産・育児のサポートに関する項目が上位にあげられた。

ただし、“重要だと思うこと”と“実際に行われていること”の差分で最もギャップが大きかったのは「保育所など保育サービスの整備」で44.1ポイント、また「出産・育児後に復帰しやすい職場環境」が38.3ポイント、「育児休業を取得しやすい職場環境」も32.3ポイントの乖離がみられた。

同社では、「重要だと思っていることと職場で実際に行われていることのギャップを埋めていくことが、女性力活用への近道といえるかもしれません」とコメントしている。

英会話のGaba「女性力に関する調査」
http://www.gaba.co.jp/release/release130508.html