「ママカースト」という言葉が近ごろ(また?)かまびすしい。
そもそも「カースト」とはインド社会で形成された身分階級制度であるが、ママ同士の間にも階級があるというのだ。

ママ同士の階級は、夫の職業や肩書きに影響されるところが大きいという。そのママ同士の階級が子ども同士の関係にまで及び、カースト下位者の子どもは上位者の子どもに逆らえない、などというケースも少なくないようだ。

ママ友同士の関係性やそこから発生するトラブルというのは近年、ドラマや小説などさまざまな形で世を賑わせてきた。ネット上でも、ママ友トラブルに関するネタはわんさか転がっている。

最近ネット上の一部で話題になった、「庶民ママを8,000円のランチに誘い、困った様子を見て楽しむセレブママ」という、常識的に見れば「おいおい!」というようなことが、ママ友という関係性において現実になされているというのだ。

ママカーストについてネット上での反応を見てみると、
「専業主婦が評価を得る機会がないってのが根本にあるのかも。だから夫や子どもの評価で自分を計ることになる」

「ママカーストって専業主婦だけの問題なのかな。ワーキングマザーの間には序列ってないの?」

「スクールカーストにも影響するのは当然。子供は大人の真似してるだけだもの」

「社宅みたいな感じかな。社宅は夫の出世が露骨すぎるほどモロに妻と子供の地位に影響するよ」

「地域性にもよると思う。必ずしもお金持ちがカースト上位ではない。下町では肝っ玉母ちゃんが上位者だし」

「やっぱり周りのことは気になる。子どもがみじめな思いをしないためにも周りから浮かないように付き合いを続けたい」

「親の序列のせいで子どもが嫌な思いをすると考えると、多少陰口叩かれようと序列とは関係のないところにいることを選ぶ」

「昔からあることだし、階級を決める基準が違うだけで男女問わず様々なコミュニティで階級は存在する。どの程度気にするかで変わってくると思う」


……このほか、「階級づけは集団にはつきものである」という意見も多く見受けられた。

そもそも、昔からどこにでもあるような格差に「カースト」という扇情的な言葉をあてはめ、「女ってこえ~」「くだらない」と見世物にしてるような感じを受けるのは穿ち過ぎだろうか。

この問題を「くだらない」と一蹴するのは簡単だが、そんな窮屈な関係に価値や居場所を求めてしまうのは、子育て中の母親が孤独に陥りがちだということも関係しているだろう。