ベネッセのシンクタンク「ベネッセ教育総合研究所」では、東京・神奈川・千葉・埼玉に在住の0歳6ヵ月~6歳までの乳幼児をもつ母親を対象に、「乳幼児をもつ親子のメディア活用についての調査」を実施し、その結果を発表した。ここ数年のスマートフォンやタブレット端末の急速な普及を背景にしながら、あえてインターネット経由ではなく郵送により実施したことが特徴である。回答総数は3,234名にのぼる。

まず、スマートフォン(以下、スマホ)を使用している母親は、「29歳以下」で80.2%、「30~34歳」67.4%、「35~39歳」58.7%、「40歳以降」47.2%であり、全体平均では60.5%であった。ちなみに就園状況別の集計では、1-3歳の母親では未就園母の57.4%に対して保育園母は70.3%、4-6歳の母親でも幼稚園母の52.2%に対して保育園母は65.8%と、いずれも10ポイント以上、保育園母の方がスマホ所有率が高いこともわかった。


そして、母親がスマホを使用している2歳児の22.1%、3歳児の21.6%が、「ほとんど毎日」スマホに接していることがわかり、その使用場面としては、「外出先での待ち時間」が5割を超えており、一方で「親が家事などで手をはなせないとき」は2割以下であり、テレビやDVDなどと違って持ち歩けるスマホの特性を生かしながら活用しているようだ。

ただし、母親がスマホを使用している2歳児の1日の生活時間(平日)を分析すると、「外遊び」が1.3時間、「おもちゃ遊び」が1.9時間、「テレビ番組」1.8時間に対して、「スマートフォン」は0.3時間であり、1日の生活時間におけるスマホの使用時間そのものは少ない。

また、子育てにコミュニティサイト・SNSを使用している母親は、「29歳以下」で54.2%、「30~34歳」43.4%、「35~39歳」28.1%、「40歳以降」20.7%、さらにLINEなどのインスタントメッセンジャーを使用している母親は、「29歳以下」で30.1%、「30~34歳」21.3%、「35~39歳」13.4%、「40歳以降」8.2%という分布で、若い年齢層の母親ほど、スマホを活用しつつ、さまざまなメディアやコミュニケーションサービスを使って、情報収集・交換を行っていることが明らかになった。

乳幼児の親子のメディア活用調査
http://www.benesse.co.jp/jisedaiken/research/research_25.html