紙おむつブランド「ムーニー」でおなじみのユニ・チャームでは、テープタイプ紙おむつを使用する乳児(生後4~6ヵ月)を対象に、昼間の動作を行動コーディングシステム(※画像)によって計測し、赤ちゃんの動きによる紙おむつと体の間にできるスキマ発生の実態を検証、その結果を発表した。


まず日中における赤ちゃんの足の動きを30分間観察したところ、「500~1,000回」動いていることがわかった。ちなみに大人の足の動きを1日の歩数平均から30分間で割り出すと約227回であり、赤ちゃんは大人の2倍以上も活発に動いていることになる。こうした活発な足の動作によって紙おむつが徐々にズレ、その結果紙おむつのスキマができることが確認できた。

そして同社の調査では、紙おむつモレを起こさないように、おむつ交換時に仕方なく「普段より強めにしめつけたことがある」という消費者は68%にのぼることがわかっているが、できるだけ体型にフィットした紙おむつを使用することを推奨している。

なお同社では、今年の4月から新製品として『ムーニーエアフィット』を発売しているが、同製品の特徴として、赤ちゃんのまるい体に合わせた柔らかなカーブ形状でフィットし、締めつけずモレに対しても安心であることをあげている。また、装着すると立体的に伸縮する「ウエストストレッチギャザー」の採用により、ウエスト・お腹周りのしめつけを従来品から約50%カットしたという。