JAF(一般社団法人日本自動車連盟)と警察庁は、自動車乗車中の6歳未満の子どもを対象に、「チャイルドシートの使用状況」についての調査を全国100ヵ所で実施した。調査対象数は12,928人(車両台数10,622台)。

その結果、全体の使用率は61.9%(前年比+1.7ポイント)と7年連続の上昇で、調査を開始した2002年の52.4%からは10ポイント近く増加、過去最高の使用率となった。


ただし、1歳未満の乳児に対する使用率は83.4%であった一方、1~4歳児の使用率は63.6%、5歳児の使用率は半分以下の40.5%と、子どもの年齢が高くなるにつれて使用率が急激に低下する傾向は、例年と変わらないことも明らかになった。

ちなみにチャイルドシート不使用だった1歳未満の子どもの乗せ方で次点となったのは「保護者の抱っこ」で14.2%、また「車両シートにそのまま着座」は1~4歳児(20.9%)、また5歳児(34.3%)で次点であった。

無論、チャイルドシートの着用は6歳未満の子どもに義務付けられており、幼児用補助装置使用義務違反は、行政処分の基礎点数1点が付加される。(※ただし使用義務免除の例外もある)

2014年 チャイルドシート使用率データ|JAF
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/data/childdet2014.htm
国土交通省チャイルドシートコーナー
http://www.mlit.go.jp/jidosha/child/