先日、息子が通っているプリスクールで「父の日ランチ」が開催された。5月にあった「母の日ランチ」には、日本に一時帰国していて参加できなかったため、これにはすぐに「出席」と返事をした。
とは言え、「父の日ランチ」は午前11時15分からお昼12時30分まで。出張や絶対にはずせない会議とかビジネスランチがあれば出席は無理だし、会社によっては平日の昼間にお父さんが私用で社外に出るのはそうないことかもしれない。
しかし、ここはアメリカ、それもシアトル。夫の会社も、「そりゃいいね、楽しんできてくれ」とのことだったし、息子のクラスのお父さんたちも同様らしく、送っていった時に見てみると、たくさんのお父さんが教室の入口に立っていた。
こういうお父さんを日本では「イクメン」とか「育児に積極的に参加しているお父さん」とか言うのかもしれない。が、そもそもこういうランチが平日の昼に開催されるということが、お父さんの参加がいたって普通らしいことを物語っている。

とは言え、「父の日ランチ」は午前11時15分からお昼12時30分まで。出張や絶対にはずせない会議とかビジネスランチがあれば出席は無理だし、会社によっては平日の昼間にお父さんが私用で社外に出るのはそうないことかもしれない。
しかし、ここはアメリカ、それもシアトル。夫の会社も、「そりゃいいね、楽しんできてくれ」とのことだったし、息子のクラスのお父さんたちも同様らしく、送っていった時に見てみると、たくさんのお父さんが教室の入口に立っていた。
こういうお父さんを日本では「イクメン」とか「育児に積極的に参加しているお父さん」とか言うのかもしれない。が、そもそもこういうランチが平日の昼に開催されるということが、お父さんの参加がいたって普通らしいことを物語っている。

我が家の場合、夫はテレコミュート(≒オンライン在宅勤務)もできるが、日本で言うフレックスタイム制のようなもののおかげで、登園も夏の水泳教室も、1週間の約半分ずつ送り迎えができる。
今年3月にニューヨーク・タイムズ紙が報じたところによると、こういう人は増えていて、テレコミュートを許可している企業が2005年から2012年の間に79%増、利用者は全労働者の2.6%、実に320万人となっていることが国勢調査で判明したという。
【参照記事】It's Unclearly Defined, but Telecommuting Is Fast on the Rise
http://www.nytimes.com/2014/03/08/your-money/when-working-in-your-pajamas-is-more-productive.html
昨年2月、米ヤフーが「仕事は会社で」「テレコミュートは許可しない」と方針を変えたことが大きな話題になった。当初はハイテク企業がこれに続くと見られたが、約2ヵ月後に同社がこの方針を撤回したことで、それもすぐに聞かなくなった。
今でこそテレコミュートという言葉も米国では一般的なのだが、一昔前に私の小さな会社で州外に引っ越したスタッフが、引っ越し先でもフルタイム勤務を続けてくれていると話したところ、社外の人から「オフィスで仕事しないなんてサボるに決まってる」「仕事をしてるか見てなくて不安にならないのか」と言われることがあった。
それから約10年。先に挙げた記事は、何をテレコミュートと定義づけるかはまだ定まっていないものの、「自宅で働く人は長時間勤務で効率が良いというのが周知の事実」で、「企業が計画に基づいてテレコミュートをさせ、最新技術の使用を提供していれば最高」だが、「昇進のチャンスに悪影響を及ぼす」こともあり、「自宅とオフィスでの勤務の混合が理想」だとポジティブに伝えている。
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さて、「父の日ランチ」で夫が撮ってきた写真には、息子のアップしか写っていなかったが、親子で工作を楽しんでから給食を食べ、子どもたちはみんなで練習した歌を歌ったり、作っておいたカードをお父さんにプレゼントしたりと、なかなか盛りだくさんだったらしい。
しょっちゅうカードを作っては、私や夫にプレゼントしてくれる工作好きの息子も、クラスでプレゼントするのはまた一味違うようで、「ダディにカードをあげたの!」と報告してくれた。小さな椅子に大きなお父さんたちが座っているのを想像すると、なかなかほほえましい。プリスクールでの3歳から5歳という、二度と戻ってこないこの時間。大切にしていきたい。
今年3月にニューヨーク・タイムズ紙が報じたところによると、こういう人は増えていて、テレコミュートを許可している企業が2005年から2012年の間に79%増、利用者は全労働者の2.6%、実に320万人となっていることが国勢調査で判明したという。
【参照記事】It's Unclearly Defined, but Telecommuting Is Fast on the Rise
http://www.nytimes.com/2014/03/08/your-money/when-working-in-your-pajamas-is-more-productive.html
昨年2月、米ヤフーが「仕事は会社で」「テレコミュートは許可しない」と方針を変えたことが大きな話題になった。当初はハイテク企業がこれに続くと見られたが、約2ヵ月後に同社がこの方針を撤回したことで、それもすぐに聞かなくなった。
今でこそテレコミュートという言葉も米国では一般的なのだが、一昔前に私の小さな会社で州外に引っ越したスタッフが、引っ越し先でもフルタイム勤務を続けてくれていると話したところ、社外の人から「オフィスで仕事しないなんてサボるに決まってる」「仕事をしてるか見てなくて不安にならないのか」と言われることがあった。
それから約10年。先に挙げた記事は、何をテレコミュートと定義づけるかはまだ定まっていないものの、「自宅で働く人は長時間勤務で効率が良いというのが周知の事実」で、「企業が計画に基づいてテレコミュートをさせ、最新技術の使用を提供していれば最高」だが、「昇進のチャンスに悪影響を及ぼす」こともあり、「自宅とオフィスでの勤務の混合が理想」だとポジティブに伝えている。
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さて、「父の日ランチ」で夫が撮ってきた写真には、息子のアップしか写っていなかったが、親子で工作を楽しんでから給食を食べ、子どもたちはみんなで練習した歌を歌ったり、作っておいたカードをお父さんにプレゼントしたりと、なかなか盛りだくさんだったらしい。
しょっちゅうカードを作っては、私や夫にプレゼントしてくれる工作好きの息子も、クラスでプレゼントするのはまた一味違うようで、「ダディにカードをあげたの!」と報告してくれた。小さな椅子に大きなお父さんたちが座っているのを想像すると、なかなかほほえましい。プリスクールでの3歳から5歳という、二度と戻ってこないこの時間。大切にしていきたい。
![]() | 大野 拓未 アメリカの大学・大学院を卒業し、自転車業界でOEM営業を経験した後、シアトルの良さをもっと日本人に伝えたくて起業。シアトル初の日本語情報サイト『Junglecity.com』を運営し、取材コーディネート、リサーチ、ウェブサイト構築などを行う。家族は夫と2010年生まれの息子。 |
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