連日のじめじめした気候に梅雨明けを待ちわびている日々だが、梅雨が明けると夏本番、それはそれで気が滅入りそうなっている筆者。

日中の暑さはもちろんのこと、熱中症や食中毒対策から夏バテによる食欲減退、虫刺されにいたるまで、さまざまなマイナートラブルが予想される上に、子どもの世話が一層ハードになる。

昨年、娘と初めて過ごす夏は頻繁なシャワーや着替え、あせもやおむつかぶれ対策、世話したそばからまた次の世話、とひっきりなしで毎日がとてつもない早さで過ぎていった。

その中でも一番心が折れたのは、夜ひんぱんに起きる娘の寝かしつけ。
一晩中寝てくれていた娘が、生後半年を越えた頃からたびたび夜中起きるようになり、悩まされ始めたのがちょうど昨年の今頃。

お腹が空いているわけではなさそうなのに、何でこんなに起きるの? これが夜泣きってやつ? それとも暑くて寝苦しいの? と困惑しながらもとりあえず寝かせるために頭をぐらんぐらんさせながら授乳……。

何度もグーグル先生に、「赤ちゃん 夜中 起きる 対策」と調査をお願いしたけれど、いまいち事の真相がつかめないまま、ひと夏越してしまった感じである。


しかし今年はちょっと勝手が違う。
去年は授乳したら寝てくれたけれど、卒乳した今、娘が夜中に目を覚ましたらどう対策しようか?と考え中。

―― せめて寝苦しくないように睡眠環境を整えるべきではないか。

すでにこの季節から、夜寝ている間はころころ布団から転がって、涼しいところを求めている様子……猫じゃないんだから。

「今年こそは快適な睡眠を得たい!」とヒントを求めてたどり着いたのはパンパースのサイト。

ありました、専門家の先生がママ代表・小倉優子さんや一般ユーザの皆さんの質問に答えてくれる頼もしいコーナーが!



眠りの専門医、スリープクリニック調布の院長である遠藤拓郎先生によると、「赤ちゃんは代謝が高いので、本来なら27度Cがちょうどいい温度だが、寝返りなどで布団をはぐことを考えて、少し高めの28度Cに設定しておくのがよい」とのこと。

また、エアコンの風が直接当たらないように風向を調節する一工夫も必要。
よくエアコンは28度設定と聞くけれど、1度の差にはこんな意味があったのね!と目からウロコ。1度でも意外と体感は異なるので冷やしすぎには要注意!

ただ、寝るときにエアコンをつけるとどうしても具合が悪くなってしまう人もいるはず。
そういうときは、「寝る前まではエアコンで部屋を冷やしておき、寝るときはエアコンを消して、窓を開けて外気を入れ、扇風機で部屋の中の湿度を外に出してあげるといいでしょう」という提案も。

私もエアコンをつけたまま寝る習慣がないので、ここはまだ模索中の段階。防犯にも気をつけつつ、より合う方法を見つけたいなと考えているところ。

寝室は夜8時頃から少しずつ暗くして静かな環境を作り、騒音や外の光に睡眠の邪魔をされないように、窓から離れた位置に布団を置くことも心がけたほうがよさそう。

住居が高層階か1階か、閑静な住宅地にあるか道路に面しているかなどによっても変わってくるところではあるけれど、極力寝室は静かにした方が眠りやすいのは確実かも。

また、お腹の冷え防止に夏でも布団(通気性のよいタオルケットがベスト!)をかけてあげましょうとのこと。

我が家も一応大き目のタオルをかけてはいるけれど、いつの間にかどこかになくなっているので、ここももう少し検討の余地ありだろうか。

「汚れがわかりやすいよう、柄が少なく白などの色がオススメ」というワンポイントアドバイスは、つい家で使うものを「汚れが目立ちにくい暗い色」という安直な理由で選びがちな私には新鮮だったので、今後取り入れてみたい。

さらに寝室や環境を整えるだけでなく、おむつ選びも赤ちゃんの快眠には重要な要素のひとつだそうだ。

おむつかぶれは湿度の高さによって起こるものなので、長時間つけていてもさらさらをキープできるものがマスト。

たとえばパンパースは最長12時間つけていてもお肌がさらさらなのが特徴なのだそうだが、これは他メーカー商品と比べて1枚多いシートが広い面積でおしっこを吸収して逆戻りしないようにしてくれているからなんだとか。

娘が新生児の頃からおむつはひと通り使ってきたので、おむつマスターのつもりでいた私、この独自の製法までは知りませんでした!

このほか、パンパースのサイトには月齢ごとの子育て情報が載っていて、スピーカーのボリュームを調節するようにボタンをスライドさせると、「妊娠期(出産前)」から「おむつはずれ期(24か月~)」までページが変わるという仕組みも面白い。
http://www.jp.pampers.com/

1歳6ヵ月になった筆者の娘、今は「たっち期」でこれからトイレトレーニングも視野に入れないとなあ……とはいえちょっと今はまだ考える余裕がないので、思わず左にスライドし、「ねんね期」や「おすわり/はいはい期」を眺めて、「こんなこともあったよね~」とプレイバックしてみたり。

もう結構前のことは忘れてしまっているので、たまにこうやって振り返るのも良いかも。

季節を問わず、睡眠は子育てする側にとっても一番大事なもの。
親の健康なくして子育てはできないと、事あるごとに痛感するのだ、本当に。すべてのお母さん、お父さん、そして赤ちゃんが、この夏快適な睡眠を取れますように!


真貝 友香(しんがい ゆか)真貝 友香(しんがい ゆか)
ソフトウェア開発職、携帯向け音楽配信事業にて社内SEを経験した後、マーケティング業務に従事。高校生からOLまで女性をターゲットにしたリサーチをメインに調査・分析業務を行う。現在は夫・2012年12月生まれの娘と都内在住。