モバイルに特化した民間の調査研究機関であるMMD研究所では、スマートフォンを所有している0~5歳までの子を持つ20~40代の女性558人を対象に、「2015年乳幼児のスマートフォン利用に関する実態調査」を行いその結果を発表した。

調査結果によると、「子どもがスマートフォンを使って遊ぶことがあるか?」という質問には、「子ども一人でも遊ばせている」が21.3%、「子ども一人では遊ばせないが、一緒にいる時に使う時は触らせている」が37.5%で、合計6割弱の乳幼児がスマートフォンに接する機会があることがわかった。


さらにスマートフォン接触頻度についてきいたところ、「ほぼ毎日」と回答したのは26.5%であり、「週に2~3回程度」が最も多く35.1%、「ごくたまに」という回答が29.3%でつづいた。

一方で、「子どもが早い時期からスマートフォンに触れることに対してどのように思うか?」という質問には、「賛成」(3.0%)「やや賛成」(30.5%)を合わせた肯定派は約3分の1となる33.5%であり、そのほかは否定的な回答であることもわかった。

また、「子育てにおいてスマートフォンはどんな役割をしているか」という質問(複数回答)には、「育児・子育てについて情報収集ができる」がもっとも多く56.8%、次点に「静かにさせるため」が33.9%でつづき、「ママ友と情報交換ができる」28.3%、「健康や成長が記録できる」27.1%、「一緒に遊ぶため」25.6%、「教育・知育ができる」22.0%という結果であった。

ちなみに「ダウンロードしたことがある子ども向けアプリ・知育アプリ」のベスト3には、「しまじろうひろば」「さがして!なぞって!アンパンマン」「おやこでリズムえほんDX」があげられた。

【関連アーカイブ】
子どもとメディアのちょうどいい関係を考える
http://mamapicks.jp/archives/52132734.html

調査データ|MMD研究所
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1391.html