保険相談・見直しのショップを全国154店舗で展開する「保険クリニック」では、40歳以上の子世代男女500人を対象に、親や自分の介護についてアンケートを実施、その結果を発表した。回答者の属性は、40代が57.4%、50代が40.2%、60代が2.4%、また回答者の親の年代は70代が43.4%、80代が31.4%、60代が9.0%という構成。

まず、回答者のうち、親が生存している432人に「親と同居したいか」を聞いたところ、「既に同居している」(31.0%)「同居したい」(20.1%)に対して、「同居したくない」が48.9%という結果であった。ちなみに内閣府の平成26年版高齢社会白書によると、子どもとの同居率は1980年に70%だったのが、1999年には50%を割り、2012年には42.3%と年々減少しているという。


「親の介護について心配はありますか」という質問に対しては、「心配」が42.8%でもっとも多く、「まだ分からない」が次点で39.8%、そのほか「既に介護をしている、したことがある」(8.8%)「心配はない」(8.6%)の順であった。

そんななか、「親と今後について話し合っていますか」という質問では、「話し合っていて、どうするか決めている」という割合はわずか12.5%で、「話し合っているが、どうするか決めていない」が19.7%、「話し合っていない」が67.8%と大勢を占めた。そして、「親が介護状態になったらどうしますか」という質問には、「介護施設に入所させる」(35.6%)、「自分で在宅介護する」(31.0%)という回答が多くあげられている。

このような結果に対して同社では、「最近では終活という言葉も浸透しているが、子世代から『介護になったらどうする?』と親に直接聞くのに抵抗がある人も少なくない。お互いが話しやすくなる場や機会の提供も今後の課題。」とコメントしている。

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