10月は、乳がんの正しい知識を広め、検診の早期受診を推進する啓発キャンペーンが実施されるピンクリボン月間であるが、メットライフ生命保険では、20代から50代の女性に乳がんに関する意識調査を実施し、その結果を発表した。有効回答数は400人。


まず、「あなたが最後に乳がん検診を受けたのはいつ頃ですか」という質問に対してもっとも多かった回答は、「一度も受けたことがない」が47.8%で約半数にのぼった。ただし、40-44歳の4割以上(42.0%)は1年以内に検診を受けているなど、40代以上は検診経験が比較的高いものの、20代・30代は半数以上に検診経験がないという結果であった。

その一方で、乳がん検診の必要性に関して「検診を受ける必要があると思いますか」という質問には、全体の84.0%が「必要がある」と認識していることも明らかになった。

次に、乳がん検診を1年以上受けていない、または受けたことがないという回答者に対して、「毎年検診を受けない理由」についてきいたところ(複数回答可)、最も多かった回答は「お金がかかるので」が40.1%、以下、「時間がない」(32.5%)、「年齢的に早いと思う」(22.0%)があげられた。

さらに、「あなたは、乳がんに対して危機感や不安はありますか」という質問に対しては、「あまりない」「全くない」と回答した人を合計すると、半数を超える54.8%が危機意識を感じていないという結果に。乳がん検診の必要性と、受診状況や危機意識にはギャップがあることが浮き彫りとなった。

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