マーケティングリサーチ企業のクロス・マーケティングでは、11月22日の「いい夫婦の日」にあたって、一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に在住する20歳~69歳の男女を対象に「いい夫婦に関するアンケート」を実施、その結果を発表した。有効回答数は既婚者1000サンプル。

まず、≪今のパートナー(結婚相手)との結婚生活は円満だと思いますか≫という質問には、「とても円満だと思う」(32.8%)、「まあまあ円満だと思う」(52.3%)を合わせて、全体の85.1%が「円満である」と回答した。結婚期間別に見ると、「1年以上5年未満」で90.8%、「5年以上10年未満」で84.4%、「10年以上20年未満」で80.8%とやや減少傾向だが、「20年以上」では84.6%が円満と回答し、おおむね8割以上が円満であると自認していることがわかった。


一方で、≪これまでに今のパートナー(結婚相手)と離婚の危機はありましたか≫という質問には、回答者全体の3割近くとなる29.7%が「離婚の危機があった」と回答。とくに30代女性(40.0%)と結婚期間5年以上10年未満(39.0%)で、全体平均より10ポイント近く高い割合にあることが明らかになった。

調査では、≪夫婦円満のために心がけていること≫についてもきいており(複数回答)、回答者全体では「会話をよくする」(63.9%)がもっとも多く、「食事を一緒にする」(44.5%)、「お互い一人になる時間や空間を作る」(37.7%)が続いた。

ただしこの回答を性別×年代別で詳しく見ると傾向が分かれており、20代女性では「食事を一緒にする」(56.0%)、「寝室を一緒にする」(47.3%)の割合が高く、30代女性では「感謝を伝える」(39.8%)、「我慢や不満を溜めない」(39.8%)が、また40代女性では「お互い一人になる時間や空間を作る」(45.2%)という回答に分布が多く見られた。

このほか、≪あなたが思う「いい夫婦」とはどのような夫婦ですか≫についても自由回答できいており、「お互いを尊敬し合って、感謝の気持ちや愛の言葉で言い合える関係」(女性・28歳・結婚期間1年~3年未満)、「いつもお互いを大事に思える」(女性・39歳・結婚期間10年~15年未満)、「お互い高めあうことができる関係」(女性・48歳・結婚期間20年~30年未満)、「お互いに尊重し、相手を束縛せず、普段は干渉しないが、困った時には助けあえる関係」(女性・60歳・結婚期間30年以上)など、年代によりさまざまな声が寄せられた。

夫婦・結婚生活の実態|クロス・マーケティング
https://www.cross-m.co.jp/cromegane/hu20161117/