コマ撮りのアニメーション、『ウォレスとグルミット』や『ひつじのショーン』でおなじみのアードマン社の作品やNHKのEテレなどで、プロクオリティの作品に触れることが多く、子どものいる家庭では特にみなさんお馴染みだと思います。自分でも作ってみたいな、と思ったことはありませんか?
コマ撮りは、ちょっとずつ動かしながら撮影したバラバラの写真を連続で再生しているだけというシンプルな仕組みですが、自分で撮った写真を映像編集ソフトでつないで…………とやるのはなかなか面倒な作業です。
これを簡単操作で手軽に作れるおすすめアプリが「Stop Motion Studio(ストップモーションスタジオ)」。操作がとても直感的で、一度慣れれば子どもが一人で作るのも簡単です。
・Stop Motion Studio iOS版
・Stop Motion Studio Android版
アプリを起動したら、こんな風にしてスタンドに立てて固定してカシャカシャと気の向くままにコマ撮りしていくだけ。

■びっくりするほど簡単操作!
コマ撮りは、ちょっとずつ動かしながら撮影したバラバラの写真を連続で再生しているだけというシンプルな仕組みですが、自分で撮った写真を映像編集ソフトでつないで…………とやるのはなかなか面倒な作業です。
これを簡単操作で手軽に作れるおすすめアプリが「Stop Motion Studio(ストップモーションスタジオ)」。操作がとても直感的で、一度慣れれば子どもが一人で作るのも簡単です。
・Stop Motion Studio iOS版
・Stop Motion Studio Android版
アプリを起動したら、こんな風にしてスタンドに立てて固定してカシャカシャと気の向くままにコマ撮りしていくだけ。

再生して試しながらすいすい作っていけます。
位置を確認できるように前のフレームを透けて見える状態で撮ったり制作用にグリッドを表示させることもできます。1秒に何コマ再生のモードにするかも簡単に設定を変更できますから、基本的なコマ撮りアニメーションを作るのに困る点はありません。
今回デモ用に短い時間でいい加減に作ったのがこちら。
こちらは、5年ほど前に息子と一緒に作ったもの。
当時はまだ小さかったので、親の私も一緒に随分手をだしましたが、これ以降、まねをして自分で自由に作るようになりました。大きくなれば、友達と一緒に遊びで作ったり、というシーンも出てきます。
音が入っていますが、音入れもとても簡単です。
出来上がった作品を再生しながらそのままその場で音声を録音できるので、後加工をするという感覚ではありません。
物を動かすだけではなく、オーソドックスなクレイアニメもかなり気軽に実現できます。
こんな風にクオリティを追求しすぎずどんどん作って楽しむのがおすすめです。
コマ撮りムービーは、物を動かしてストーリーを作るだけでなくいろいろなアイディアの実現が可能です。
ブロックの制作過程とか、紙に文字や絵を少しずつ書き足すとか、小さなステップを手が写らないように撮影していくだけで、無人で作品が完成していくようなムービーができます。これはタイムラプス(コマ落としで速く見せる)動画とは違うよさがあります。
以前Eテレの『ピタゴラスイッチ』でやっていた「こんなことできません」のコーナーような、トリック不思議映像を作るのも簡単で、面白いです。壁を通り抜けるとか、何かを遠隔操作するとか、どうやって撮影するか、ぜひ試してみてください。『デザインあ』の「解散!」のコーナーなども、アイディアや撮り方を真似してみたくなると思います。
とにかく手順が簡単で、何フレームか撮影してはちょっと試しに見てまた続きを作って……と、フィードバックも早く修正も簡単なので、家庭で親子で作品作りをするにはぴったりです。
小さな子どもが自分ひとりで作りたがる場合は、位置がずれたり1コマごとの移動距離が動きが大きすぎていまいちなクオリティになるのが常ですが、コマ撮りの仕組みとムービーが作れることを体感するだけで十分です。クオリティより自主性を尊重して、それで完成として楽しみましょう。
親クオリティで作りたい場合は、別途、アイディア出しは子ども、制作の仕切りは親で、子どもに出演や音声入れ、画面操作を担当してもらうなどの共同制作で楽しむのがおすすめです。
このアプリは、こんなに出来がよいのに無料で提供されています。良心的で、広告も出ず使えないほどの機能制限もありませんが、少額のオプション購入(個別だと150円~、機能パックで600円)でかなりの機能アップが可能です。
背景を抜いて別の画像と合成できるクロマキー(グリーンスクリーン)の機能やサウンドエフェクト等が使えるようになりますので、無料で試してこれは!と思ったら、オプション購入もするのがおすすめ、作品の幅が広がります。
コマ撮りにしろ、クロマキー合成にしろ、昔プロ用動画編集ソフトでしか実現できなかった頃の手順とステップを思ったらもう、これは冗談みたいな手軽さです。こういうアプリをどんどん使って、手間は省いて子どもたち(に限らず大人も!)が「作ること」にぽんと入っていけることはとてもいいこと。アイディアを形にできる面白さやワクワク感は子ども達にぜひ体感して欲しいです。
連休中、天気もいいし外出しなきゃ!と思いがちですが、1日くらい家でのんびりムービー作りで遊ぶはいかがでしょうか?
位置を確認できるように前のフレームを透けて見える状態で撮ったり制作用にグリッドを表示させることもできます。1秒に何コマ再生のモードにするかも簡単に設定を変更できますから、基本的なコマ撮りアニメーションを作るのに困る点はありません。
■例えばこんな作品
今回デモ用に短い時間でいい加減に作ったのがこちら。
こちらは、5年ほど前に息子と一緒に作ったもの。
当時はまだ小さかったので、親の私も一緒に随分手をだしましたが、これ以降、まねをして自分で自由に作るようになりました。大きくなれば、友達と一緒に遊びで作ったり、というシーンも出てきます。
音が入っていますが、音入れもとても簡単です。
出来上がった作品を再生しながらそのままその場で音声を録音できるので、後加工をするという感覚ではありません。
物を動かすだけではなく、オーソドックスなクレイアニメもかなり気軽に実現できます。
こんな風にクオリティを追求しすぎずどんどん作って楽しむのがおすすめです。
■アイディアいろいろ!トリック動画も面白い
コマ撮りムービーは、物を動かしてストーリーを作るだけでなくいろいろなアイディアの実現が可能です。
ブロックの制作過程とか、紙に文字や絵を少しずつ書き足すとか、小さなステップを手が写らないように撮影していくだけで、無人で作品が完成していくようなムービーができます。これはタイムラプス(コマ落としで速く見せる)動画とは違うよさがあります。
以前Eテレの『ピタゴラスイッチ』でやっていた「こんなことできません」のコーナーような、トリック不思議映像を作るのも簡単で、面白いです。壁を通り抜けるとか、何かを遠隔操作するとか、どうやって撮影するか、ぜひ試してみてください。『デザインあ』の「解散!」のコーナーなども、アイディアや撮り方を真似してみたくなると思います。
とにかく手順が簡単で、何フレームか撮影してはちょっと試しに見てまた続きを作って……と、フィードバックも早く修正も簡単なので、家庭で親子で作品作りをするにはぴったりです。
小さな子どもが自分ひとりで作りたがる場合は、位置がずれたり1コマごとの移動距離が動きが大きすぎていまいちなクオリティになるのが常ですが、コマ撮りの仕組みとムービーが作れることを体感するだけで十分です。クオリティより自主性を尊重して、それで完成として楽しみましょう。
親クオリティで作りたい場合は、別途、アイディア出しは子ども、制作の仕切りは親で、子どもに出演や音声入れ、画面操作を担当してもらうなどの共同制作で楽しむのがおすすめです。
■手軽なツールはどんどん使おう!
このアプリは、こんなに出来がよいのに無料で提供されています。良心的で、広告も出ず使えないほどの機能制限もありませんが、少額のオプション購入(個別だと150円~、機能パックで600円)でかなりの機能アップが可能です。
背景を抜いて別の画像と合成できるクロマキー(グリーンスクリーン)の機能やサウンドエフェクト等が使えるようになりますので、無料で試してこれは!と思ったら、オプション購入もするのがおすすめ、作品の幅が広がります。
コマ撮りにしろ、クロマキー合成にしろ、昔プロ用動画編集ソフトでしか実現できなかった頃の手順とステップを思ったらもう、これは冗談みたいな手軽さです。こういうアプリをどんどん使って、手間は省いて子どもたち(に限らず大人も!)が「作ること」にぽんと入っていけることはとてもいいこと。アイディアを形にできる面白さやワクワク感は子ども達にぜひ体感して欲しいです。
連休中、天気もいいし外出しなきゃ!と思いがちですが、1日くらい家でのんびりムービー作りで遊ぶはいかがでしょうか?
▼アプリ紹介
・Stop Motion Studio iOS版
・Stop Motion Studio Android版
![]() | 記事提供:【ICT toolbox】feat.狩野さやか ICT toolboxでは、家庭や教育現場でICTツールを「適度に」「効果的に」使うアイデアをご紹介しています。子育ての当事者、制作の当事者(デザイン・プログラミング)としての現場の実感を大切にした記事を発信します。 http://ict-toolbox.com |
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