健康の総合スクール「YMCメディカルトレーナーズスクール」を運営する株式会社ビジョナリー・ライズは、20歳~49歳の一都三県に在住の男女600名を対象に「副業と資格取得に関する調査」をWEBアンケート方式で実施、その結果を発表した。

調査ではまず、「あなたは副業をしてみたいと思いますか」と聞いており、全体では「そう思う」が19.7%、「ややそう思う」が35.8%と、半数以上が副業に対して前向きな見解を示している。性年代別で見ると30代女性が64.0%と最も回答割合が多く、20代男性の46.4%と比べると17.6ポイントと大きく差が開いた。


副業をしてみたいと思う理由については、全体では1位「貯金をしたいから」60.7%、2位「収入が減ったから」31.7%、3位「生活費が足りないから」24.8%とお金に関する項目が上位を占め、「副業で得た収入を何のために使いたいか」という問いについても、1位「貯金」60.2%、2位「生活費」50.1%という回答が続いている。

また、20代男性の27.3%が「自己投資(勉強・資格)」と回答しているのに対し、20代女性で6.3%、30代女性で8.8%、40代女性で11.5%と割合は低め。全体で3位だった「趣味・娯楽」(40.6%)についても40代女性は25.0%と、子育て世代が多いこのゾーンはより堅実路線であることが推測される。

「新型コロナウイルス流行を機になんらかの資格取得をしたいと思いましたか」の設問に対し、全体では「そう思った」17.0%、「ややそう思った」24.5%と約4割以上が資格取得に意欲的であることが窺えた本調査。


資格取得をしたいと思った理由については、全体で「場所にとらわれずどこでも働けるようにしたいから」51.0%が最多と、働く場所の自由が求められ始めているが、「副業をしたいと思うが、現在副業をしていない理由」の回答の2位「勤務先で副業を禁止されているから」からも分かるように、これからの働き方の鍵を握るのは雇用条件や制度の変化かもしれない。


今後勉強してみたい分野に関しての回答は、「お金に関する知識」が全体で34.2%とトータルでは1番高かったものの、20代女性の38.0%が「在宅でもできる仕事に関する知識」と回答、「日常生活に役立つ知識」や「健康に関する知識」では30代女性の回答が最も多く、男性と比べると女性は日々の暮らしに直結するもの、より身近なものに関心を示す傾向が顕著となった。