MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

健康

40代母、納豆買うなら「ひきわり」を愛すべき理由

40代の女子会(熟女会)ともなれば、話題は子どもの教育や少々の恋愛、そして近年美容よりシェアを拡大してきた不定愁訴を含む健康問題である。

先日、学生時代の友人たちに健康のために何をしているかを問うてみたところ、「とくに何もしてないよ~」と前置きしながら、「ジム通い」「ミネラルを摂取」「パーソナルトレーナーつけて筋トレ」「グルテンフリーの食事」「無添加調味料を選ぶ」とボロボロ出てきた。彼女たちは隠そうとしていたわけではなく、あまりにも日常的な習慣のため俎上にのぼらせていないところがミソで、そういえば私にも健康習慣があると思い当たった。

納豆を食べることである。

私は昨年コロナに罹患し、その後ワクチンを接種してから未だかつてない絶不調(ツワリより重いんだコレが)となった。そんなときに身体が欲した食材が、納豆、甘酒、そば茶。

とくに納豆は元から好きだったこともあり、1日3パック食べることもザラに。私は3パック45円のタレなし小粒納豆から、1食100円ほどのセレブ納豆、全国的に流通していないご当地納豆など、約5~60種類を食べ比べた。そのうち納豆には森林の香りがするものと、土の気配がするものがあることを悟り、最近のひきわり納豆はイヤな匂いがないと知ったのだった……発酵の世界も、日進月歩で奥深いことよ。

■今いま「ひきわり納豆」がアツいのは、食べやすさとおいしさ、そして?


hikiwari1

続きを読む

ブルーな日にも「カワイイ」の選択肢を。初経準備セット「First Luna Gift」がローンチ!


小4の娘が「可愛い文房具が欲しい」とお小遣いを持って出かけることが増えたこの頃。
私たちの子ども時代より性能もデザインも格段に進歩し、親目線で見ても面白いなと新製品を定期的にチェックするように。ある日、Instagramで見かけた製品に「これ可愛い!」と射抜かれたが、よくよく見てみると文房具ではなく、生理関連の雑貨のよう。

初めての生理を迎える女の子のための「First Luna Gift」というセットで、プロジェクト名はサンスタールナ。運営元のサンスター文具といえば、日曜の朝、テレビ朝日系列アニメや特撮番組の放送枠、通称“ニチアサ”の提供でもお馴染み、老舗文房具メーカーだ。

こんな面白そうなプロジェクトをやっているなんて……と関心を抱き、即時に取材をオファー。オフィスにお邪魔するとプロジェクト担当の今鉾さん、兼さん、そしてプロジェクトのマスコットキャラクターでサンスター文具の見習い社員でもある、「るなむー」が出迎えてくれた。

続きを読む

フェムテック最前線をマーク!超吸収型サニタリーショーツブランドBé-A《ベア》から、ジュニアライン新登場


ここ数年、「フェムテック」市場が活況だ。
Female(女性)×Technologyを掛け合わせた造語で、女性の健康における課題をテクノロジーで解決しようとするソフトウェアから診断、製品やサービスが賑わいを見せている。

テクノロジー関係は元々結構興味があるし、40代に突入してからより健康が気がかりなこともあって、ゆるくウォッチし続けていたのだが、昨夏、画期的なプロダクトに出会ってから、フェムテックへの関心が増すばかり。そのプロダクトというのが今回紹介する【超吸収型サニタリーショーツ Bé-A《ベア》】である。

一般的に多い日で30-50ml程度と言われる中、そのおおよそ3倍、約120ml()もの液体を吸収する。通常の下着と同じように穿くだけで、その期間を過ごすことのできる吸水ショーツだ。(※公的検査機関のデータを元に算出)

続きを読む

「性」はすべての人が当事者 ――勉強会「子どもたちの健やかな未来を守る包括的性教育」レポート

先日、米国在住の友人が、「アメリカでこのようなサービスが開始したよ!」と下記のリンクをシェアしてくれた。


オンラインでの医師の処方を介して、ひと月分のBirth control(避妊薬)から、Plan B(緊急避妊薬)などを届けてくれるサブスクリプション(月額定額制)サービスとのことで、病院での診療が要らない、月額3.99ドルから始められるなどの合理性の高さに「さすが」と唸ってしまった。

避妊に失敗した、望まない妊娠の可能性がある場合に、緊急時に一定期間内に服用することで、100%ではないものの高い確率で妊娠を防ぐことができる緊急避妊薬は、日本国内では現時点では医師の処方箋が必要であることと、高額(約6,000円~2万円)と、手に取りやすいとは言い難い。

-----

緊急避妊薬を必要とするすべての人に届けられるように、これまでもキャンペーンや政府への提言を行ってきたNPO法人ピルコンは、若い世代に正しい性の知識を届けるための課題に取り組んでいる。
去る11月12日に衆議院第一議員会館で開催された勉強会「子どもたちの健やかな未来を守る包括的性教育」では、内閣府の各省庁担当者や有識者たちからの情報共有が交わされた。

続きを読む

育児の体力維持にワークアウト ――親子でできることが増えたわけ

夏休みの半分が過ぎて、ここアメリカ・シアトルはようやく暑くなり、夏が本番に入った感がある。緯度が高くこの時期は日が長く、息子が近所の友だちとの遊びから帰ってくるのは、暗くなり始める午後8時30分過ぎだ。

「ただいまー」

それから1時間ぐらいの間、シャワーを浴び、ご飯を食べ、ちょっと遊びながら、今日のハイライトを話してくれる。でも、ベッドに入って「本を読んで」と言うとすぐ眠りに落ちてしまうので、サイドテーブルには夏休みの前から同じ本がずっと置かれたままだ。

正直、成長中の子どものエネルギーはものすごい。4月にスキーシーズンが終わった時は、「このままだと、3年後、いや2年後には完全に置いていかれるなあ」と思ったし、たまにヨガをやったりウォーキングしたりするだけでは、一緒に過ごす時間が多い夏休みについていけていない気がする。

そのタイミングで、年上の友人から筋トレの大切さを説かれたり、骨粗鬆症の予防を呼びかけるポスターを見かけたりして、やっぱりこれじゃいかんだろという思いが募る。それをどうにかするために、素直にジムでパーソナルトレーナーと予約を取り、ワークアウトを始めることにした。


続きを読む

スマホ脳×子育て脳で母のメモリ崩壊!? ――しょうゆせんべいは何枚?の謎

この部屋に何をしに入ったかを忘れる。
芸能人からご近所の人まで名前が出てこない。
メモをとったのに、とったことを忘れる。
ゴミ出しルールが変わろうものなら、なかなかアップデートできない。
……などなど、子どもを生んでから、脳の機能が低下したのでは?と自覚している方はいるだろうか。


加齢のせいか、睡眠不足のせいか、頭の中に消しゴムが発生したからなのか。私は健康診断の際、医師に相談しても、「育児中はよくあることですから」で一蹴され、もやもやしたまま7年が過ぎようとしていた。

そんなおり、「スマホ脳」という言葉を知った。
NHK『クローズアップ現代+』の特集によると、いつ何時もスマホを見ていると、物忘れが激しくなり、判断力や意欲も低下するというものだ。

スマホに依存すると30~50代の働き盛りでも、もの忘れが激しくなり判断力や意欲も低下するというのだ。患者の脳では前頭葉の血流が減少。スマホから文字や映像などの膨大な情報が絶えず流入し続け、情報処理が追いつかなくなると見られている。「スマホによる脳過労」「オーバーフロー脳」などと呼ぶ脳神経外科医も現れ、脳の異常は一時的なのか、認知症の初期症状なのか、議論が始まっている。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4249/index.html
NHK『クローズアップ現代+』2019年2月19日(火)放映分より


これ、わかりみが深すぎる。このページで紹介している「脳チェック」の項目はほぼ当てはまり、「心身健康チェック」も5つ。スマホだけに罪をなすりつけるつもりはないが、確実に影響は受けているだろう。


続きを読む

「離乳食は作らなくてもいいんです。」小児科医の著者にきいてきた

我が家の長男は10ヵ月になり、離乳食が3回食になった。昼間は保育園で食べてきてくれるのだが、朝と夕方に離乳食を準備するのが面倒くさい。
平日は冷凍保存したものを解凍しているだけだというのに、どうしてこんなに面倒なのか。
今朝は、長男は朝5時半に空腹で泣き出した。自宅を出るのが7時45分なので、離乳食をスキップするわけにはいかず、慌てて起きて離乳食を解凍。でもなかなか解凍できなくて、結局5分以上準備にかかってしまった。その間、長男はずっと泣いている。眠っていた長女も「うるさいよ~」とご機嫌斜めで起きだして、朝からぐったりである。

そんな私のもとに、興味深い本が届いた。
タイトルは、『小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。』(工藤紀子著、時事通信出版局)
えーー!? そのネタで1冊の本になるわけ?


しかし読んでみると、「離乳食を市販のもので済ますメリット」がこれでもか、これでもかと書かれてあって、確かに1冊分のボリュームとして成立しているのである。
逆に、ここまでのボリュームで説明しないと、日本の母親の「離乳食を手作りしなきゃ」という呪いは解けないということなのか。

幸い、この本の著者にインタビューする機会をいただいた。著者の工藤紀子先生は、小児科医で二児の母である。

続きを読む

「ワンオペ育児は不自然」となりそうな研究のクラウドファンディングをしてみた


クラウドファンディング、やったことはあるだろうか。
いわゆるネットで集める寄付や投資のことで、一般的に協力者は何かしらリターンとなる見返りをもらうことができる。まあ、ふるさと納税みたいなものか。

私のサイフの紐はけっこうカタめなのだが、「ワンオペ」とか「つわり」などのワードを見ると、共感を通り越して思考停止し、勝手な使命感にかられる。

先日、編集部を通して「新生児の生活リズムの形成過程を知るため」、ゆくゆくは「行動生理学的にみて母親のワンオペ育児は不自然なのでは?」という仮説を証明するため、研究者がクラウドファンディングを募っているということで、千葉大学までお話を伺いに行ってきた。

【関連記事】
「ワンオペ育児はやっぱり無理ゲー!」に関する科学的検証が始動まぢか
http://mamapicks.jp/archives/52246811.html

研究のテーマをざっくり説明すると、人類はワンオペ育児よりアロマザリング(母親以外の大人も共同で子育てすること)が適しているのでは?というもので、本研究はその証明の第一歩となりうるものである。

具体的には新生児の赤ちゃんに母親だけが昼夜つきっきりの場合と、父親などのほかの大人が介入した場合、赤ちゃんの生活リズムの作られ方に差はあるのかを調べるもので、被験者は妊婦、夫、お腹の中の赤ちゃんの3人。出産後も調査を続ける長期戦で、合計約1年ほど生活リズムを測定するという。

続きを読む

「ワンオペ育児はやっぱり無理ゲー!」に関する科学的検証が始動まぢか

世の中の母親たちはぎりぎりのところで頑張っている。そして常に思っている。

「ワンオペ育児なんて無理ゲーだ」

いやほんと、そのとおりである。
出産で大ケガをしているような状態の体で、体内から母乳を分泌し、それを徹夜しながら与えるだなんて、命を削る行為以外の何物でもない。母親はアンパンマンかっつうの! ……いや、ワンオペ育児の母親はアンパンマン以下かもしれない。力が出なくても誰も新しい顔をよこしてくれないんだから。


そして、赤ちゃんは歩くこともできなければしがみつく力すらない。
抱っこしないとろくに移動できないくせに、抱っこの主要な担い手とされている母親はホルモンの影響で腱鞘炎になりやすくなるって、仕様として矛盾しまくっているだろう!

実際、人類学の観点からもワンオペ育児では無理があるといわれている。
そもそも人類は、狩猟採集の歴史が長かった。猿人として登場したのが約700万年前で、そこから農耕が始まる約1万年前まで、男性は狩りに出て家から離れ、女性は家の近くで採集を行いながら“共同育児”をしていたのだ。

農耕生活が始まったのだって、人類の長い歴史からすればつい最近のこと。核家族で、しかも共働き世帯が主流という現代の家族形態なんて、そこから考えるとどれだけ特殊なのか、という話である。体の仕様が追いついていないのも当然だ。

続きを読む

つわりで苦しむママたちへ「つわびー」新発売

「もっと早く……6年前のゲーゲー吐いてる時に売っていてほしかった……!(涙目)」という商品が発売された。

雪印ビーンスタークの新商品「ビーンスタークマム つわびー」である。
「つわびー」という名前からもなんとなく連想できるかもしれないが、つわりで苦しむ妊婦さん、食事を満足に摂れない妊婦さんのためのサプリメントで、産婦人科医の先生と一緒に開発されたものだそうだ。


6年前といえば妊娠業界(?!)においてはひと昔前。
そのころからすでに妊娠初期は、赤ちゃんの発育のため葉酸を摂ることが重要だといわれていた。だから私も葉酸+鉄が摂れるサプリメントを飲んで(だいたい吐いて)いたものだ。しかし、ビタミンB6がつわりにいいなんて、ついぞ耳にしなかったような……?

続きを読む
フリーワード検索


MAMApicksソーシャルアカウント

最新記事
月別バックナンバー
執筆者一覧

MAMApicksって何?

編集長:深田洋介

学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

藤原千秋

おもに住宅、家事まわりを専門とするライター・アドバイザー。2001年よりAllAboutガイド。三女の母。

河崎環

教育・家族問題、世界の子育て文化、書籍評論等、多彩な執筆を続ける。家族とともに欧州2ヵ国の駐在経験。

江頭紀子

経営、人材、ISOなど産業界のトピックを中心に、子育て、食生活、町歩きなど のテーマで執筆。二女の母。

狩野さやか

ウェブデザイナー・ライター。技術書籍やICT教育関連の記事を中心に執筆。著著に『ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋』。

恩田和

新聞記者、アメリカ留学を経て、2010年第一子出産。育児、教育分野の取材を続ける。南アフリカで4年間の駐在を経て現在米国在住。

西澤千央

フリーライター。二児(男児)の母だが、実家が近いのをいいことに母親仕事は手抜き気味。「サイゾーウーマン」等でも執筆。

川口由美子

管理栄養士としてメーカー勤務の後、独立。現在は雑誌やWEBで活動。夫の転勤に伴い2004年よりアジアを転々と。二児の母。

ワシノミカ

フリーデザイナーとして活動後、TV各局のWEBセクションを転々とし、現在はWEBディレクターとして活動中。二児の母。

真貝友香

ソフトウェア開発、携帯向け音楽配信事業でのSE業務を経て、マーケティング業務に従事。現在は夫・2012年生まれの娘と都内在住。

大野拓未

米・シアトル在住。現地日本語情報サイトを運営し、取材コーディネート、リサーチなどを行う。家族は夫と2010年生まれの息子。

福井万里

大手SIerのSEから、東日本大震災を機に退職し、ライター活動を開始。2012年に結婚&長男を出産、その後シングルマザーに。

大塚玲子

編集者&ライター。編プロや出版社勤務経験後フリーに。結婚、離婚や子ども、家族をテーマにした仕事を数多く手がける。

加治佐志津

絵本と子育てをテーマに執筆。これまでに取材した絵本作家は100人超。家族は漫画家の夫と2013年生まれの息子。

西方夏子

フィンテック系企業に所属。ワーキングマザーとしてフリーランスと会社員の両方を経験。夫の海外赴任に帯同中、2012年ドイツで長女を出産。

森田亜矢子

コンサルティング会社、リクルートを経て、第一子出産を機に退職。現在は食育・マザーズコーチング講師、ライターとして活動。

望月町子

子どもが1歳半になったころから“子連れ出勤”を開始、日々をブログ「1歳からの子連れ出勤」に綴る。夫と娘の3人暮らし。

斎藤貴美子

コピーライター。得意分野は美容。最近日本酒にハマり、主に飲んで勉強中。これからの家族旅行は酒蔵見学。二児の母。

今井明子

編集者&ライター、気象予報士。母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。家族は夫と2014年生まれの長女、2018年生まれの長男。
ニュース配信中
livedoor
ameba
mixi