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親になったから、見えるものがある。

chiaki_fujiwara

「うちのニオイ」は大丈夫? ――その柔軟剤の使い方、「香害」になっていませんか?


保育園ママ生活も10年以上となり、わりあいシッカリ者の三姉妹の末っ子が、しかも年長ともなれば、母が記名をうっかりサボタージュするのも致し方ない……わけもないが、実際のところ、よく忘れている!(いばるな!)

それでも「お着替え」の類が紛失しないのは、ひとえにこの娘がちゃんとしているからなんだろうな……と親馬鹿混じりに感心していた先日、保育士をしている友人とお茶した際、フンと一笑に付されたのである。

友人「嗅いでるから、それ」
筆者「へ?」
友人「屁じゃなくて、その名前書いてないシャツだの靴下だののね、私らが」
筆者「嗅ぐの?」
友人「嗅ぐよ。嗅げばたいてい誰のか、分かる。そこんちの洗濯物の独特なニオイってあるからね、何年もお世話してれば、なおさら精度は上がる」
筆者「何のニオイなの? カビ的な何か?」
友人「ちがうちがう、洗剤のニオイよ。洗剤っていうか、柔軟剤? それとその子の体臭が入り混じったような。とにかく、ひとりひとり違うものなんだよ。それくらい、洗濯物のニオイって、強烈なの!」

つまり我が子のノーネームなパンツの類が行方不明にならない理由とは、うちの子がシッカリしてるってわけではなく、先生方の「臭って判断」が奏功していたというだけのことなのらしい。トホホ!

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キレイな住まいのヴィジュアルシャワー!『iemo(イエモ)』はアラフォー主婦によく刺さる

世の中には住宅の間取りに対し、つねにひとかたならぬ興味を抱いている徒がいて、筆者もそのナカマである。

旅先などでは必ずその地の無料住宅情報誌を駅などでゲットし、以後いつまでも眺めている。「お宅訪問」をうたったテレビ番組や雑誌特集に目がない。うっかり『IKEA』に行くと一日帰って来れず、9ミリ方眼を与えられると嬉々として「理想の間取り」を描き出す。あなたの傍にも、きっと4人に1人くらいそういうタイプがいるはずである。


さて、およそそんな人間が一度読んだら延々巡回ループにはまりこみそうなサイトが、昨年(2013年)12月にローンチしていたのを諸賢はご存じだろうか。

インテリア&リフォームまとめ情報サイト『iemo(イエモ)』。
最近流行りの、いわゆるよくある「まとめ」サイトのひとつと侮っていると、きっと痛い目を見るに違いない。

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「社会全体で子育てを」というお題目の前に、大人が傍の子どもに「意識」を少し寄せてみる

長い横断歩道を渡るときには、自分の身ひとつでもそれなりに緊張をする。子どもを連れているときにはなおのことである。信号が「青」である時間は、意外に短いからだ。


反転して車道の運転者側に立てば、じれったいほど緩慢に見えるだろう歩行者たちの動き。
けれど子どもの手を引いているとき、あるいは子どもを引率しているとき。横断歩道を行く歩行者の立場にいるこちらはこちらで、時間内に、スムーズに渡り切ろうと、見た目よりずっと必死だったりする。

それはいつもの、保育園からの帰り道であった。

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【コラム】私の卵巣の話。

社交辞令。

筆者は、「子どもが3人いる」と言うと、時々「偉いですね~」というようなことを言われる。
この少子時代に、3人も産んで立派ですよね~、的な、まあ当たり障りない「褒め」っぽいアレだ。

ここには、「いえいえそんなことないですよ~」と謙遜ぽいアレで返すのが大人の対応であろう。まあ実際めんどくさいので、「まあオホホいえいえ」とか、「貧乏人の子だくさんですよウフフ」とか、適当に言って話を終わらせるのが常である。

でも、たまにピンと来るときにだけ、「3人も産めて……」の後、「いや、私じつは卵巣ほとんど無いんですよ!」と返す。



たいてい「えっ?!」となる。相手はつばを飲み込む。次に何いうか考えてるんだろうな。
でもこちらも意地悪で言っているわけじゃないので、すぐネタばらしをするようにはしている。

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【レポート】「おかあさんといっしょスペシャルステージ2013 in さいたま」に行ってみた

筆者がNHKの受信料をいささか嫌々ながらも真面目に支払っているのは、Eテレのためである。

子どもを持って以降、Eテレにだけは足を向けては眠れない日々が続いている。
Eテレさまさま。Eテレが無いと育児も家事も滞る。すぐにだ。

『0655』の朝から晩(『オトナへのトビラTV』くらい)まで、Eテレ三昧。Eテレの他は、テレ東の『ゴッドタン』とFOXの『アメリカン・アイドル』くらいしか積極的にテレビを観ることのない私でも、Eテレは別格。Eテレ無しではもう生きていけない気さえするほどだ。いや、決して気のせいでない気もする。ともかくEテレは偉い。

今年11歳になる長女が乳児の頃、シュタイナー教育にハマりかけたものの脱落したのも、Eテレから母たる私がとうとう足抜け出来なかったからという理由に尽きる。特に私は『いないいないばぁっ!』のワンワンが好きだ。「5歳の男の子」という皆の忘れ果てている設定の先にある超リアリズム・オッサンオネェキャラ、あの得体の知れない魅力に捕われてならないのだ……。


さて。そんなEテレ(の子ども向け番組)の熱心なファンである私だが、いわゆるこの手のナマのステージ関係に足を向けることをこれまで何となく避けていた。
……何となくというか、まあ、はっきり言うと、面倒くさかったからである。

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【コラム】<子供より親が大事、と思いたい>は道理か?

昨夜は眠れなかった。
家の2歳が39度の熱を出したからだ。

人の子の親になり11年。3人の子の発熱回数を足したらもう何十回目かの経験ではある。
でもやっぱり眠れないし、慣れもしない。
「たかが子どもの熱、余裕しゃくしゃく」なんてことはない。


子どもの具合は急転直下に悪化する。「あれ?」と思った40分後には救急車に同乗していたことだって実際にある。
まさに「一寸先は闇」であり、「危機一髪」。「このタイミング、お母さんお手柄だったね」と言われた時には、安堵と恐怖で膝が笑ったものだ。

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【コラム】子どもを看ながら在宅勤務は難しくないことなのか?

在宅勤務規制、緩和へ 育休取得を促進 自民、参院選公約に(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130506/stt13050608060000-n1.htm

昨日こんなニュースを読んだ。一読して、ふぅん「規制緩和」か、まあ現状よりも改善の一歩と評価することは可能だろうなと思い流そうと思った。が、引っかかった。何か、引っかかった。

どこに引っかかったんだ?

もう1回読んだ。
結局、3回読んで、分かった。

キラーセンテンスはここだ。

<育休中でも、1日数時間の在宅勤務をこなすことは難しくない。>

「育休中でも、1日数時間の在宅勤務をこなすことは難しくない。」

……なるほど。

<難しくない。>

なるほど。


どうやら、現政権は、子どもを看ながらの「在宅労働」がどういうものかまったく分かってないし、これからも分かるつもりがないらしいことが分かった。おそらくこの記事の書き手の人も、分かってないだろうことも、分かった。

ここに、「0歳から3歳までの子どもを看ながら1日数時間の在宅勤務」という行為を、「日常的に」やったことがある人間が関っていないことに疑いはない。そもそも育児自体、やったことのある人間が関っていたかどうかすらあやしい。

以上かってに勘繰りした上で、以下暴言。

「お仕事、在宅なんだ。じゃあ子ども見ながらできるからいいネ♪」

このさらなるキラーワードに対する返歌を申し上げたいと思う。

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「“働くママ”の子の約半数が22時以降に寝るという事実」を読んで心ざわめくすべてのお母さんに捧ぐ。


ナショナルジオグラフィック日本版「“働くママ”の子の約半数が22時以降に寝るという事実」(http://nationalgeographic.jp/nng/article/20130306/342780/)という記事を、先日読んだ。

これをうけて、思い出されたエピソードがある。
いささか愚痴っぽい。しかもオチはない。前もってお断りしておくので、お許しいただきたい。

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あれは、今年小5になる長女が幼稚園に入園した年、今年小1になる次女が0歳であったのだから、もう6年前になるか。

長女の入園までまともな時間に起床できなかった私は、いきなり開始されたまとも時間での暮らし(しかも弁当持参率100%、園への送迎は徒歩で往復1時間、0歳装着)の日々に疲れ、おののいていた。

加えて初めての集団生活で長女は月2ペースで各種流行病を輸入、もれなく発症しては0歳児に伝染させていたのも大変厳しかった。だいたいこの2週間の看病で疲弊した母が、3週目に伝染って病臥という「3週間母子罹患サイクル」は、皆が治った4週目の終わりに新しい病がイン! という具合でエンドレス・ループと化し、結局1年近く続いた。

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おそうじブルー脱却術! ブラックお掃除で塗り替えよう

「もう、なんで次から次へと汚すの?!」

家族に向かって、子どもに向かって。「キー!!!」って皆さん言いませんか? 言ってませんか? 

筆者は毎日のように言ってます! まあ言えているうちは大丈夫。それでも。
掃除機をガガガと引っ張ってきて「全部吸っちゃうよっ!!!」。そうそう、そう言える元気があるうちは良いんです。それでも。

まずいのは、気力がなくなってしまったとき。
いつも住まいの掃除を担っているあなたの、「何はともあれ掃除する」という気持ち、モチベーションが費えてしまった、その後が問題なのです。


そこは「汚家(おうち)」の玄関先、遠からず「汚リビング」「汚ソファー」でポテチなんかを喰い散らかしながら、あなたはこう毒づいていることでしょう。……「なんで私ばっかり掃除掃除って、目を三角にしてなきゃなんないのよ!」「もう掃除なんて止めた。皆、困ればいい!」そうして、どんどん汚れていくのです。

実は筆者が、実家で親と暮らしていた頃の自室の呼ばれようは「ゴミタメ」。酷い! でも実際、酷かった! それでも家庭を持ち子どもを育て、ちょっとずつちょっとずつ頑張って獲得した、掃除技術とモチベーションで家族のために掃除をしているわけです。

毎日毎日やるべきことはある、やらなければならないことがある。その重圧自体は、まあストレスになりますが、だから「ブルー(憂鬱)」になるというほど単純ではありません。そこに至るにはもう一段階、やるべきなのに(やれず)溜めてしまった「自責の念」が加わります。だから、当サイトでもお伝えした「おそうじブルー」を回避するためには、「掃除を溜めない」ことが何より肝要なのです。

ここで提案です。続きを読む

「魔の二歳児(テリブル・ツー)」の処方箋 ~親の都合と自我の芽生えの相克~

「悪魔の二歳児」という言葉をご存じだろうか? 筆者は、最初の子が2歳になった頃、人から聞いて知った。それまでボ~ヨ~としていた娘が、にわかに扱いにくくなった頃合いであった。

「魔の二歳児」「テリブル・ツー(terrible two)」とも言われるが、要は「第一次反抗期」のことである。大人になった親は、おのれの「第二次反抗期」の記憶は多少あっても(それでももうぼんやりだが)、さすがに1歳半~3歳ごろ顕著となる「第一次反抗期」がこの自分にもあったなんて記憶は殆どない。

だから、最初は「え?」と思う。あのオットリのほほんボヨヨンとしていた我が子がいきなり「イヤ!」を連発し出すことに、新米母は戸惑い、おののく。「は、反抗的……」ガーン、てなもんである。

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編集長:深田洋介

学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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