MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

masako_nkmr

【フィンランド発】寒い冬でも元気に外で遊ぶ子どもたちの防寒対策

まだ寒い春先や紅葉が始まる頃、気温15度C以下になると、普段着の上に「Valikausihaalari(ヴァリカウシハーラリ)」という薄手のアウター(つなぎまたは上下)を着ます。薄手といっても二重になっているので暖かく、中を着込めば5度Cくらいまで着ることができます。その他コットンジャージや薄手のニット素材の「Pipo」(=ニットキャップ)と、手袋、ブーツを合わせます。

雨の多い時期にはこの上に「Sadetakki」(=雨合羽)を着ます。フィンランドの保育園では雨が降っていても外遊びをさせるので、雨合羽は必需品です。表は同素材で、内側に暖かい素材の裏地が付いたミトンが秋口には便利です。


続きを読む

フィンランドのおしゃれなキッズイベント

今年に入り、キッズ関連イベントが盛り上がりを見せているヘルシンキ。今回は、この秋行われている2つのイベントをご紹介します。

まずひとつめが、現代のフィンランドデザイングッズを取り扱う、『Design Forum FINLAND』。
そこで行われているのが、「LAPSET DESIGN FORUM SHOPISSA - KIDS AT DESIGN FORUM SHOP」というキッズイベント。

注目は、フォトグラファーのDaniela Talvitieと、ライターのYC Felinが運営する、Nordic lifestyle webzine『RAWR Magazine』とのコラボレーション。デンマークの『BANGBANG Copenhagen」やスウェーデンの『Mini Rodini』、そしてフィンランドの『Jumina and Ivana Helsinki RAWR Edition』など、『RAWR Magazine』がセレクトした商品が買えるPop Up Shopが人気です。

続きを読む

フィンランドの保育園デビュー

先月から息子の保育園生活が始まりました。
「保育園」は、フィンランド語で「Paivakoti パイヴァコティ」(「Paiva(=日中)」を過ごす「koti(=家)」)と言います。

昨今の当地のベビーブームの影響か、とくに公立の保育園へ入園するのに時間がかかると言われていたので、早めに申し込みをしていたものの、特に仕事復帰の明確な日付や急ぐ理由が無かったため、申請から10ヵ月経っての入園となりました。

続きを読む

【フィンランド発】夏の恒例!公園で無料配給の青空ランチ

6/4から7/31まで、今年もまたLeikkipuisto(レイッキプイスト=児童公園)で、「Kesäruokailu(ケサルオカイル)」と呼ばれるお昼ごはんを提供するサービスが行われています。16歳までの子どもを対象としたこのサービス、事前に予約を入れる必要がなく、そして無料!器やカトラリーは各自持参します。

この「Kesäruokailu」、夏のプログラムに導入されたのはなんと1942年。長い歴史があるのです。

続きを読む

北欧在住ママが一時帰国で気づいた「子連れにやさしくなってきたニッポン」

約2年半ぶりの日本一時帰国。今回は息子とふたりでの帰国でした。いくら日本とはいえ、2歳の子どもとふたりなので多少の不安はありましたが、子どもを連れて外に出て見ると、数年前に比べて確実に増えた子連れの多さに不安は少しずつ消えていきました。

子どもを持つ前は見えなかった(興味が無かった!?)「子連れ外出の世界」。
レストランや子ども向けのエンターテイメント施設などでは、サービスが行き届いているので心配は無かったのですが、今回一番の心配事、それは「公共交通機関での移動 with ベビーカー」。

フィンランドでは当たり前のようにベビーカーごとバスや電車、トラムに乗りますが、はたして日本の状況はどうなのか?電車に乗る時はベビーカーを畳まないといけないのか?いや、その前にベビーカーごと電車に乗っていいのか?駅構内にエレベーターってあるのかしら?それとも、エスカレーターを使ってもいいの??って、その前にみんな子どもを連れて(ベビーカーで)お出かけしてるのー??と、根本に戻って頭の中をぐるぐるぐる……。

続きを読む

ヨーロッパ子連れ旅行で発見!意外と(?)子連れにやさしいバルセロナ市街

1月中旬にヘルシンキを発ち、4日間ほどバルセロナへ行ってきました。10年ぶり2回目のバルセロナ、今回は子連れ旅行です。

フィンランドとスペイン。同じヨーロッパとはいえ、北と南、文化・習慣も違います。出発前、特に治安に関して多少の不安がありましたが、よくあるトラブルの事例を知っておくことで、楽しく過ごすことができました。

早朝出発、そして約4時間のフライトで溜まった息子のストレスを発散させるため、まず私たちが訪れたのは、ガウディが設計した「グエル公園」。グリム童話に出て来るような建物や、自然に溶け込む有機的な造りのこの公園は、ちょっとしたテーマパークのようにも見えます。ベビーカーから解放された息子は、広々とした園内をのびのびと歩き回っていました。
Guell

続きを読む

白夜の季節は22時頃まで遊び、真冬の午後は暗闇の中で遊ぶ、フィンランドの児童公園

フィンランドで子育てをするなかで、よく利用する施設のひとつに公園があります。Leikkipuisto(レイッキプイスト=日本での児童公園にあたる)と呼ばれる公園は、ヘルシンキ市内だけでも70ヵ所近くに及びます。

少し大きめのLeikkipuistoの敷地内には、児童館のような室内施設が併設されている所が多く、平日の朝9:00から午後5:00まで開いています。公園に寄ってプログラムは異なりますが、例えばいつも利用している近所のLeikkipuistoでは、毎週月曜と金曜の午前中はPerhekahvila(ファミリーカフェ)として開放されています。
3a
続きを読む

「出張サンタ」もある本場フィンランドの子どもたちのクリスマス

毎年11月下旬の日曜日、各地で「Joulunavaus ヨウルンアヴァウス(クリスマスの始まり)」と呼ばれるイベントが催され、本格的なクリスマスシーズンが始まります。

ヘルシンキでは、大聖堂前の広場でセレモニーが行われ、ラップランドからサンタクロースがやって来て街をパレードします。毎年、沿道には我が子に一目サンタクロースを見せようと集まった人々で賑わいをみせます。
2_d
続きを読む

育児スタートセットももらえる!日本人夫婦が経験したフィンランド出産事情

ここ数年、ベビーブームのフィンランド。薄着の季節になると大きなお腹の妊婦さんたちが目につきます。高福祉国家のこの国で、昨年、第一子を出産した経験を元に、フィンランドの出産事情をお伝えします。

まず、妊娠が判明したら住んでいる地域の「ネウヴォラ」に予約を入れます。「ネウヴォラ」とは日本でいう保健センターのような所で、妊娠中の定期検診、出産後の子どもの健診や育児相談などが行われます。また「アイティウスコルッティ」という母体の健康手帳を発行してくれます。
fin01001
続きを読む
フリーワード検索


MAMApicksソーシャルアカウント

最新記事
月別バックナンバー
執筆者一覧

MAMApicksって何?

編集長:深田洋介

学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

藤原千秋

おもに住宅、家事まわりを専門とするライター・アドバイザー。2001年よりAllAboutガイド。三女の母。

河崎環

教育・家族問題、世界の子育て文化、書籍評論等、多彩な執筆を続ける。家族とともに欧州2ヵ国の駐在経験。

江頭紀子

経営、人材、ISOなど産業界のトピックを中心に、子育て、食生活、町歩きなど のテーマで執筆。二女の母。

狩野さやか

ウェブデザイナー・ライター。技術書籍やICT教育関連の記事を中心に執筆。著著に『ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋』。

恩田和

新聞記者、アメリカ留学を経て、2010年第一子出産。育児、教育分野の取材を続ける。南アフリカで4年間の駐在を経て現在米国在住。

西澤千央

フリーライター。二児(男児)の母だが、実家が近いのをいいことに母親仕事は手抜き気味。「サイゾーウーマン」等でも執筆。

川口由美子

管理栄養士としてメーカー勤務の後、独立。現在は雑誌やWEBで活動。夫の転勤に伴い2004年よりアジアを転々と。二児の母。

ワシノミカ

フリーデザイナーとして活動後、TV各局のWEBセクションを転々とし、現在はWEBディレクターとして活動中。二児の母。

真貝友香

ソフトウェア開発、携帯向け音楽配信事業でのSE業務を経て、マーケティング業務に従事。現在は夫・2012年生まれの娘と都内在住。

大野拓未

米・シアトル在住。現地日本語情報サイトを運営し、取材コーディネート、リサーチなどを行う。家族は夫と2010年生まれの息子。

福井万里

大手SIerのSEから、東日本大震災を機に退職し、ライター活動を開始。2012年に結婚&長男を出産、その後シングルマザーに。

大塚玲子

編集者&ライター。編プロや出版社勤務経験後フリーに。結婚、離婚や子ども、家族をテーマにした仕事を数多く手がける。

加治佐志津

絵本と子育てをテーマに執筆。これまでに取材した絵本作家は100人超。家族は漫画家の夫と2013年生まれの息子。

西方夏子

フィンテック系企業に所属。ワーキングマザーとしてフリーランスと会社員の両方を経験。夫の海外赴任に帯同中、2012年ドイツで長女を出産。

森田亜矢子

コンサルティング会社、リクルートを経て、第一子出産を機に退職。現在は食育・マザーズコーチング講師、ライターとして活動。

望月町子

子どもが1歳半になったころから“子連れ出勤”を開始、日々をブログ「1歳からの子連れ出勤」に綴る。夫と娘の3人暮らし。

斎藤貴美子

コピーライター。得意分野は美容。最近日本酒にハマり、主に飲んで勉強中。これからの家族旅行は酒蔵見学。二児の母。

今井明子

編集者&ライター、気象予報士。母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。家族は夫と2014年生まれの長女、2018年生まれの長男。
ニュース配信中
livedoor
ameba
mixi