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親になったから、見えるものがある。

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【米国発】"Back-to-School Sale"の季節、全米の子ども関連支出は増加傾向



アラバマ州の母親が、「祝・学校初日!さみしくなるわ!」というようなメッセージつきでシェアしたユーモアたっぷりの写真がネットで大ウケ。こちらでは6月半ばから始まった夏休みもいよいよ終わり、新しい学年度の始まりだ。



投資家向けの情報サイト「The Motley Fool」の記事などでは、「全米小売連盟(National Retail Federation)によると、平均的な家庭では新学期に向けた消費額が増え、さらに景気が良くなっていることが伺える」らしい。

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五輪中継が子どものモチベーションを引き出すツールに

「フレー、フレー、と・か・し・き! がんばれ、がんばれ、ニッポン!」

米国女子プロバスケットボールチーム「シアトル・ストーム」でプレーしている、女子バスケ日本代表のエース、渡嘉敷来夢(とかしき・らむ)さんのオリンピック壮行会が、7月末にシアトル郊外で行われ、100人以上が参加した。

渡嘉敷さんが冗談を言って参加者を笑わせ、逆境を乗り越えた時の心の動きについて赤裸々に語ってくれたおかげで、会場はすっかり打ち解けた雰囲気に。最後はお決まりの(?)エールをみんなで声を合わせて叫んだが、筆者の息子はすっかりこの日本風のエールが気に入ったらしく、何かの拍子に「フレー、フレー、と・か・し・き!」と、口ずさんでいる。

前回の2012年ロンドン五輪の時は1歳半だった息子。あれから4年、5歳半にもなれば、「国」という単位を知っていて、「その国で一番すごい人たちが競い合う」というコンセプトもわかり、それが「オリンピック」と呼ばれるイベントであることを理解したようだ。


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アメリカの夏休みはサマーキャンプ!多彩なプログラムで短い夏を楽しく過ごす

アメリカの夏休みの一般的な過ごし方と言えば、サマースクールかサマーキャンプと知ったのは、まだ息子が3歳だった2年前。


親が働いている場合、子どもと同じ期間が夏休みになるわけはないので、休みを取らない限りどこかに預けなくてはならないが、どうせ預けるなら子どもの興味のあることをやらせたいと思う。

でも、サマースクールとサマーキャンプの違いは?

サマースクールは教育機関や学区が提供している特別なカリキュラムで、内容は子どもの年齢によっていろいろ。

高校ともなれば勉強重視の補習授業・夏期講習もあるが、プリスクールや幼稚園、小学校ではサマーキャンプに近いそうだ。息子が3歳から通ったプリスクールもサマースクールを提供していて、息子は3歳と4歳の夏はそこに通い、毎週トピックを変えた体験重視のアクティビティはいつもどおり楽しかったらしい。

一方、サマーキャンプは「キャンプ」と言っても、日本でいう「山やキャンプ場でテント宿泊」というものではなく、日帰りの教室のこと(子どもの年齢が上になれば、泊りがけもあるかも)。

1週間区切りが基本で、水族館、美術館、科学館、動物園、総合大学、政府機関、プロのスポーツチーム、企業が提供元となり、トピックはスポーツ、ペインティング、自然、サイエンス、生物、コーディング、レゴ、バイオエンジニアリング、セーリング、音楽、演劇など、実にうらやましいほどいろいろなことが楽しく学べるようになっている。ネットで調べていたら、最近では日本からも参加する人がいるらしい。

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【米国発】3歳児を救出するために希少種ゴリラを射殺 ――「ミステイク」は許されない?にわかエキスパートたちの喧騒

子どもが危害を受けたニュースを聞くと、その子どもが無事であることを瞬時に願うと同時に、その子どもの親がどんな思いをしたのかと考える親は多いだろう。

北海道で7歳の男の子が、「しつけ」と称して父親に山中に置き去りにされたものの、結果的に無事発見された事件もそのひとつだ。

日本から遠く離れたシアトル在住ではあるが、このニュースは気になって仕方がなく、ニュースアプリの速報で「無事発見」と知ったとき、本当に心からホッとした。

じつは自分も子どもの頃に似たような経験があり、また親になってからは、「ああいうことをしなければ(言わなければ)よかった」と反省することがあるからかもしれない。

小学生の頃の話だが、私が床にこぼした小さなビーズを踏んで怒った父親に、「片づけができないなら、この家にいなくていい!」と、夜なのに家の外に放り出されたことがあった。ところが、そのままそこにいればいいものを、私は泣きながら、わざわざ家から15分ほど下り坂を歩いたところにあった公園に行っていた(結局あとから父が探しに来た)。

親になってからは、子どもの優しさ・寛容さ・強さのおかげで、自分の未熟さに気づかされることが多い。とくに忙しい時や疲れている時、ついイラッとしてしまい、それに対して現在5歳半の息子がとても冷静で大人な対応をするので、反省することしきりである……。


そして、このたび北海道の事件が起きたのと同じ頃、アメリカでも子どもが関わる大事件が起きていた。

米オハイオ州のシンシナティ動物園で、3歳の男の子が柵をくぐってゴリラ舎に入り込んでしまい、その子の足首をつかんで引きずった絶滅危惧種のウェスタンローランドゴリラのオス「ハランベ」(17歳/体重約200キロ)を、動物園が射殺して男の子を無事救出したのは、現地時間で先月28日のことだ。



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大地震の報に接し、自分が納得のいく形での「心のケア」を考えたい

アメリカから1年半ぶりに日本に一時帰国をして、10日目の14日に熊本で発生した大地震。
16日には、1995年の阪神淡路大震災の1.4倍にのぼるエネルギーという、M7.3の「本震」が発生して被害が拡大し、断続的に余震が発生している。

この地震に関しては、気象庁が「今までの経験則から外れている」「今後の地震がどう展開するかわからない」と発表する、“想定外”のことが起きているという。


今回の帰国ではポケット WiFiを借り、アメリカにいる時と同じく、少なくともスマホで常時ネットにつながるようにしている。なので、最初の大きい地震はインストールしておいたYahoo! JAPANのアプリの速報で知った。

16日には「本震」が起き、さらに被害が拡大し、避難生活が長引いている。子を持つ親であり、日本語を解さない夫を持つ身として、まず考えるのは子どもや外国人への対応だ。

外国人に関しては、「避難所には外国人観光客もいる」「ネットに接続するための英語での説明書が配布されている」といった報道があり、17日には韓国政府が多数の韓国人観光客が、福岡空港から帰国する飛行機の手配を終えたと発表した。また、福岡市の企業が10ヵ国語の無料電話通訳サービスを行っており、15・16日で約100件の相談を受けたという。


私の場合、阪神淡路大震災で神戸市内の家族親戚全員が被災し、その影響が後々まで続くのを見ているからだろう、親になってから親子で日本に行く場合、とくに地震の可能性が頭の片隅にある。

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アメリカの子どもの名前ランキング事情 ――トレンドは「インスタグラム・ベビー」

毎年発表されて恒例となっている、生まれ年別の子どもの名前ランキング。
この調査の老舗である明治安田生命が発表した2015年の結果によると、日本では男子は「大翔」くんが4年ぶり7回目、女子は「葵」ちゃんが8年ぶり3回目のトップに返り咲いたそうだ。

この「大翔」くん、筆者は読み方がわからず検索してみたところ、「ひろと」「やまと」「まさと」など、調べただけでも8通りほど読み方があるそうだ。

表意文字である漢字を使って名前に意味を持たせることができるのは便利だと思うのだが、アメリカではどのように名前を選ぶのだろうか。

米国の育児情報サイト、『BabyCenter.com』が発表したユーザによるランキングでは、2015年は男子は"Liam"、女子は"Emma"が、それぞれ1位となった。
Popular Baby Names for 2015|BabyCenter
http://www.babycenter.com/popularBabyNames.htm?year=2015


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パリ同時テロ事件に思う、子連れの外国旅行で考えておきたいこと


2015年11月13日に起きたフランス・パリでの同時テロ事件は、「ああ、とうとう」という感じだった。

この8月、シアトル在住の筆者が親子3人でフランスに3週間滞在した時も、パリではシアトルとは異なる警備体制を見ることが多く、「治安が不安定」ということを何度も認識させられたことがよみがえった。

■事前にできる対策準備とは


今年フランスで起きた事件で世界で大々的に報じられたものでは、シャルリー・エブド新聞社襲撃事件(1月)や、リヨン郊外のガス工場での事件(6月)、高速鉄道での発砲事件(8月)などがあった。新聞社襲撃は標的が決まっていた事件だったが、ガス工場や鉄道の場合は無差別だ。

フランスでの旅は、「速い電車に乗りたい」「火山が見たい」という息子の希望をかなえるため、パリから高速鉄道でリヨンやクレルモン=フェランに行くため列車パスを購入していたので、改めて不安になった。

しかし、あれこれ考えたらきりがないし、どこにも行けない。

旅行をキャンセルしないなら、最優先は幼い息子と安全に楽しみ、無事に帰国することだ。

では、安心を事前に作るには何をしたらいいのか?

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【米国発】エルサになる息子とアナになるお父さんに賞賛の嵐

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アメリカの10月最大のイベント、ハロウィーンまで、残すところ2週間あまり。

アメリカではパンプキン・パッチ(飾りにするパンプキンを選ぶ畑)やおばけ屋敷などのイベントが始まっており、お店ではトリック・オア・トリート用の大きな袋詰めのお菓子、種類もサイズもさまざまなパンプキン、子ども用から大人用のコスチューム、家の内外のデコレーションなど、ハロウィーン関係の商品が大きなスペースを占めている。

幼い子どものいる家族なら、ハロウィーン当日はやはりホームパーティーとトリック・オア・トリートといったところ。こだわりな人たちはクリスマス並みに(またはそれ以上に!)家の内外の演出に余念がないので、それを見るのが私の楽しみなのだが、やはり子どもにとっての最大のお楽しみは、昼間はモールや街中の店、夜間は住宅地での「トリック・オア・トリート!」でお菓子をもらうこと、そしてコスチュームを着ることだろう。

そんな折、『Frozen(=邦題:アナと雪の女王)』が大好きという3歳の男の子が、「エルサ」のコスチュームを選び、父親がそれにあわせてアナになることにした、というFacebookのポストがシェアされ、賞賛の嵐が巻き起こっているというニュースが出てきた。

Anyone that knows us, knows we generally let Caiden make his own choices, to an extent. Well, he has decided on a...

Posted by Paul Henson on 2015年10月4日

【参照記事】This Kid's Mom And Dad Win Parents Of The Year For His Halloween Costume
http://www.huffingtonpost.com/entry/this-kids-mom-and-dad-win-parents-of-the-year-for-his-halloween-costume_56147b3ee4b0cf9984d79fb5

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【米国発】人気店の店主が子連れ客に怒鳴った結果、全米で論争に

子育て界隈で、また全米を論争に巻き込む出来事が起こった。

現場となったのは、メイン州ポートランドで人気のある小さなダイナー。先月半ばのこと、1歳9ヵ月の女児を連れて朝食を食べに来た夫婦がパンケーキを3人分注文。小さなキッチンでは3人分の調理に時間がかかるらしく、その間に幼児がぐずり始め、その状況がじつに30分以上続いた後、ついに経営者が幼児に怒鳴った―― というのが、だいたいの流れだ。


SNSがある現在、そんな地方の出来事ですら拡散するのに時間はかからない。幼児の母親がその店のFacebookに苦情を書き込むと、経営者が応戦。それが拡散して、たくさんのユーザーがコメントを書き始めて炎上、地元テレビ局が経営者をインタビューし、ついには全米紙までが取り上げる事件(?)に発展した。

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オーストラリアの双子を持つ母親が公開した“立ち入った質問”への答えが話題に


世の中は、どのようにしてできた子どもか、どんな方法で産んだのかなどはすべて個人的なことと考える人たちと、それを話題にするのが普通と考える人たちと、ふたつに分かれるのかもしれない。

4歳の息子と2歳の女児の双子の母親で、双子を持つ友人たちと笑いをシェアするためにブログ「Uncanny Annie」を書いていたオーストラリア・メルボルン在住のアニー・ノーランさん。
Uncanny Annie
http://www.uncannyannie.com.au/

先日、自身の双子についてあまりにも“立ち入った質問”をされることに耐えかねて、答えをまとめ書きした紙を双子とともに撮影して公開。これがアニーさんの予想に反して拡散し、オーストラリアではテレビに出演、アメリカでも「ABC News」や「Yahoo Parenting」で取り上げられるなど、話題になっている。

I REALLY wanted to leave these signs on the pram today. As a twin mum, you get asked a series of questions/hear a series...

Posted by Uncanny Annie on 2015年7月9日

ここに書かれている答えは、

「ええ、彼女たちは私の子どもです」
「ええ、彼女たちは双子です」
「ええ、どちらも女の子です」
「いいえ、一卵性ではありません」

「セックスで受精しました」
「帝王切開で生まれました」

「ええ、手一杯です」

などなど。

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