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【話題】第二次安倍内閣女性閣僚の発言集に対するネットの声

サイゾーが運営する本と雑誌のニュースサイト「リテラ」が、9月8日に公開した、「母乳強制、DV擁護、中絶禁止…安倍内閣・女性閣僚の「反女性」発言集」という記事が話題になっている。
http://lite-ra.com/2014/09/post-444.html

9月3日に発足した第二次安倍内閣においては、安倍首相が掲げている「女性の活用」をアピールするために、過去最多となる5名の女性閣僚が名を連ねた。

数字だけ見れば「過去最多」だが、本当に「女性の活用」のために有用な人選なのか。
同記事では、山谷えり子拉致問題担当相、高市早苗総務相、有村治子女性活躍担当相、そして閣外ではあるが、政権与党である自民党三役の要職に就いた稲田朋美自民党政調会長の過去の発言から、女性の権利拡大に適任な人物なのかを考察している。

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【話題】男性の「一人暮らしは不便」という意識に異を唱えたい

『母がしんどい』(新人物往来社)、『ママだって、人間』(河出書房新社)などの著作で同性からの支持も厚い漫画家の田房永子氏。同氏が通販サイト「Love Piece Club」で連載中のコラム「女印良品」で、今月9日に更新された「一人暮らしは不便」というコラムが話題になっている。

女印良品「一人暮らしは不便」
http://www.lovepiececlub.com/lovecafe/mejirushi/2014/06/09/entry_005173.html

電車の中で、二人連れの年配女性から聞こえてきた会話に田房さんは釘づけになる。片方の女性の息子が一人暮らしを始めたらしいのだが、その息子は家事をするのが大変だから「一人暮らしは不便だ」と主張しているという。それに対してもう片方の女性は「家政婦雇うしかないんじゃない」とアドバイスする。


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【話題】配偶者控除の見直しで「さあ働け」と言われても……

20日のmsn産経ニュースによると、「アベノミクス」成長戦略の一環と位置付ける女性の活躍促進に向けて、安倍首相の指示の下、女性の就労拡大とのトレードオフによる配偶者控除の見直しについて、議論を本格化しているようだ。

配偶者控除見直しで女性働く? 不満噴出「実態分かってない」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140520/trd14052011000009-n1.htm

配偶者控除とは、たとえば夫がサラリーマンである専業主婦の妻の年収が103万円以下の場合、そのサラリーマンの課税所得が38万円減額されるというもので、専業主婦が圧倒的に多かった1961年に創設された制度である。


配偶者控除の見直しは、「男女の活動の選択に中立的な制度に改めるべき」との考えから、過去何度も議論に浮上してきたというが、今後の国内人口減少に伴う労働人口の減少が予測されるなか、労働力確保のためにもいよいよ女性の就労を促進させたいという狙いのようだ。

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【書評】『ママだって、人間』妊娠・出産・育児の「おかしい常識」に真っ向から向き合う一冊


毒母ブームの火付け役の一角、田房永子さんの近著『ママだって、人間』(河出書房新社)。著者自身をモデルにした主人公「エイコ(32歳)」の、妊娠中から出産後の生活を描いた漫画だ。

妊娠2ヵ月のエイコがつわりで憔悴しきり体を震わせているところから物語は始まる。かつて高校の女性教師が言っていた「赤ちゃんに会えると思うとつわりは乗り越えられる! それが母性!」という言葉を思い出すエイコ。「自分の赤ちゃん」というものがピンとこないエイコは、週刊誌的な情報を心の支えにしてつわりを乗り切る。エイコにとっては「母性」よりもよっぽど役に立ったのだった ――

Kawade Web Magazine|ママだって、人間 | 田房永子
http://mag.kawade.co.jp/mama/
※第1話のみ、試し読み公開中

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【話題】「ベビーカーマークへの年配女性の苦情」はベビーカー論争を新たな対立構造で煽りたいだけ?

4月8日のNEWSポストセブンに掲載された、「ベビーカーマーク『若い母親甘やかし過ぎ』と年配女性が苦情」という記事が各所で話題になっている。
(元記事:http://www.news-postseven.com/archives/20140408_250226.html

国土交通省は去る3月に、ベビーカーを広げたまま電車に乗れることを示す「ベビーカーマーク」を発表した。公共交通機関でのベビーカーの使用については、ネット上でもたびたび大きな論争になっており、ついに役所が取り決めるまでに発展したということか。


しかし、このベビーカーマークについて、「先輩ママ」から批判の声が上がっているというのだ。記事によると、折り畳み式ベビーカーが普及する前に子育てをしていた、現在60代前後のおばさま世代は、おんぶや抱っこで外出していたことから、「若い母親を甘やかし過ぎだ。私たちの時代は苦労した」という“お叱りの声”を国交省にあげているという。

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【話題】「女子力」より「稼ぐ力」をと申されましても……

先月、Webマガジン「Woman type」に掲載された、
「女子力を磨くより、稼ぐ力を身に付けなさい!」上野千鶴子さんが描く、働く女の未来予想図
http://womantype.jp/mag/archives/25053
という記事が話題になっている。

1986年に「男女雇用機会均等法」が施行されてから約30年経っていながら、働く女性の約6割が非正規雇用という現状。安倍政権が成長戦略の一環として女性の活用を掲げてはいるものの、その中身は「男性並みに働かせて使い倒す」か「非正規の労働力として使い捨てる」かの二通りで、活用の仕方を完全に間違えていると批評している。

また、産休育休の法整備が進んだとはいえ、職場復帰した女性が時短制度を利用するとキャリアコースが変わるという「マミートラック」についても言及し、日本企業の多くがいまだに男性中心のルールに則っていると指摘した。


働く女性の現状をこう説明した上で、上野氏は、「外食せずに家で鍋をつついて100円レンタルのDVDを観てユニクロを着ていれば十分生きていけるし幸せでしょう。それに、給料が安くても結婚すれば収入は倍になる。だから、年収800万の男性を狙うなどという確率の低いことに労力を割かず、自分に投資をして稼ぐ力をつけるべき。」と結論づけた。

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【話題】「もういやだ、子育て疲れた」に反響多数

子どものいる生活というのは満たされる一方で、確実にイライラも溜めていくものだ。
日々なんとかやり過ごしてはいるものの、ふと気付くとストレスで身動きがとれなくなってしまうこともあると思う。

読売新聞社が運営する有名掲示板「発言小町」で、「もういやだ、子育て疲れた」という題の投稿を見つけたのでご紹介したい。

2歳から小学2年生の三人の子育て中という母親からの投稿で、のっけから「もういやです」と、かなり疲弊した様子。

朝早くから慌ただしく子どもたちの世話に追われ、しかも夫の手助けは期待できないという状況で、「動き回る2歳児を抱え、小2を送り出し、年中児を幼稚園バスにのせたら、自宅は悲惨。テーブルには食器、食べ残し、おもちゃ散乱。もういやだ。今だけなのかもしれないけど、いやだ。何かが壊れそう。」と、相当行き詰っているようだ。

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「少子化危機突破タスクフォース」の提言を「ざっくり言うと」

「女性手帳」の件でなにかと話題になった、政府の有識者会議「少子化危機突破タスクフォース」。
メンバーは、先ごろ「待機児童ゼロ宣言」をした横浜市の林文子市長や、女性誌『CREA』前編集長の井上敬子氏のほか、ミスインターナショナル2012の吉松育美氏、タレントの早見優氏、さらに日本マクドナルドCEOの原田泳幸氏や、サッカー解説でもおなじみの日本サッカー協会理事の北澤豪氏など、バラエティあふれる面々で構成された。

くだんの「女性手帳」のすったもんだ報道のせいで、実際、どんなことが話し合われたのかが気になるところであったが、このほど同会議体が作成した、「『少子化危機突破』のための提案」が、5月28日付けで少子化担当大臣に渡されたというので、その内容を「ざっくり」まとめてみた。

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【書評】『妻の病気の9割は夫がつくる 医師が教える「夫源病」の治し方』 ~夫婦関係の適度な距離を探っていく手がかりに~


妻の病気の9割は夫がつくる 医師が教える「夫源病」の治し方』(石蔵 文信 著/マキノ出版)、何とも衝撃的なタイトルだ。
著者の石蔵氏は、大阪市内の病院で全国でも珍しい「男性更年期外来」を開設し、夫婦同伴の治療を行うなかで、患者本人だけでなく、その妻も同じように深刻な体調不良に苦しむケースが多いことに気づく。

その症状は、頭痛、めまい、耳鳴り、不眠など、これまで「更年期障害」とされてきたものばかりだ。そこで、妻の夫に対する不満を聞くカウンセリングを行ったところ、多くの女性の症状が改善されたという。

夫の何気ない言動や夫の存在に対する不満がストレスとなり、妻の心身に不調をきたす。このように、夫との関係が引き起こすストレス性の症状を、石蔵氏は「夫源病(ふげんびょう)」と名づけ、その対策に力を入れている。

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