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お弁当

先行きの見えない今、親が子どもたちに伝えられることって何? ――BRAHMAN,OAU TOSHI-LOW氏インタビュー後編

『鬼弁~強面パンクロッカーの弁当奮闘記~』著者、TOSHI-LOW氏(BRAHMAN、OAU)インタビュー後編では、予測のつかない世界に生きる上で、親が子どもたちに見せるべき姿、伝えていけることは何か、たっぷり語ってもらった。

【インタビュー前編】
子どものお弁当や食事、プレッシャーや決まり事から解放されるには?


■この状況下において、子どもたちは子どもたちで色んなものを感じ取ってるはず


TOSHI-LOW
TOSHI-LOW氏(撮影 西槇太一)

――今、すごく世の中がピリピリしていて、しんどいって言い出しにくい空気を感じます。
「私も我慢しているんだから、あなたも我慢してください」みたいな、まるでチキンレースのような状態だなって感じるんですけど、分かります?

TOSHI-LOW:もちろん分かるよ。俺はそういうのには乗らないけどね。

――こういうときこそクールに、冷静でいようとしていますか?

TOSHI-LOW:いや、笑ってるな。何が楽しいかなってことばっかり考えているから。


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子どものお弁当や食事、プレッシャーや決まり事から解放されるには? ――BRAHMAN,OAU TOSHI-LOW氏インタビュー前編

3月頭から開始した臨時休校を受け、我が家は毎日朝から娘を学童へ送り出すこととなった。終日学童となると避けられない毎朝のお弁当作り。

予定では新年度開始の4月上旬まで1ヵ月あまり……と思うと気が遠くなりそうなところ、「そういえば」と本棚の1冊に手を伸ばし、読み返すことにした。


『鬼弁~強面パンクロッカーの弁当奮闘記~』(ぴあ)は、ひとりのお父さんがクローズドなSNSで公開していた息子のためのお弁当記録を書籍化したもの。

そのお父さんというのは、パンクバンド、BRAHMANやアコースティックバンドOAUのフロントマンで知られるTOSHI-LOW氏。型破りでユニークで、かつ美味しそうなお弁当の数々と、なかなか知ることができないミュージシャンの素顔が垣間見えるエッセイのバランスが秀逸で、すべての子育て家庭にオススメしたい内容だ。

書籍の発売当時、ご縁があってTOSHI-LOW氏とお話しさせてもらう機会をいただいたのだが、この状況下で改めてインタビューをオファー。お弁当や食事の捉え方から、有事の際の子どもとの向き合い方まで、話題は多方面に広がった。
(※このインタビューは3月23日に行われたものです)

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管理栄養士ママの知恵、時短調理にフリージングのススメ

かれこれ私は、娘のお弁当を幼稚園~小学校卒業まで9年作り続けてきました。そしてこの春、娘は中学生となり、きっと高校もお弁当だろうから、これから6年。さらに小学1年生となった息子が、中学・高校となれば、さらにそこから6年。私は合計21年もほぼ毎日、弁当作りをする計算です。まだまだ折り返し地点、しかも量が増えていくのでしょう。

さて、私は管理栄養士なので、「お弁当がおいしそう」とか「栄養バランスがとれそう」とか「手間をかけていそう」などとよく言われます。しかし実際は、キャラ弁は作りませんし、手間をかけた料理に限って残されるという洗礼を受け、あまり頑張らないことにしました。いえ、正直に言いましょう。手抜きしています。

お弁当には好きなものを多く入れることにしているので、毎日決まって卵焼き、あとは、から揚げや肉だんご、コロッケなど、子どもが大好きなメニューは高頻度で入っています。いたって普通のお弁当を9年間作ってきました。

しかし、ひとつだけ、ちょっとしたコツがあります。
それは、「野菜を事前に調理し、冷凍しておくこと」です。

よく言われることなので、誰でもしていることかもしれません。または「そんなことはわかっているけれど、その準備をする時間がないんだよ」という声も聞こえそうです。

わかります。でもそれをするだけで野菜を簡単に取り入れることができ、1品増やすことができるのです。


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【コラム】運動会弁当 ~母たちの戦国~

「運動会」という文字を見ると鬱になる。小中高と体育の成績が2と3しかなかった運痴ゆえ、各種競技を思って雨乞いに勤しんでいた幼少期とは違う理由で、ここ数年は鬱になる。

「弁当を作らないといけない……」プレッシャー。しかも大量に、だ……。


ありものをチンマリ詰める幼稚園児弁当や、ありものをガバチョと詰める長期休暇の学童保育弁当などですら、憂鬱感を以て製作する非日常的弁当者の筆者にとって、さらに一味違った運動会弁当のボリューム感には、まずおののく。

そこに、イベントものゆえに、子どもらから弁当のメインオカズに対するリクエストが入る。「なんてったって唐揚げがいい~~~!」って朝っぱらから揚げるのかい……肉。

そう。運動会たるもの、「子どもが喜ぶお弁当を作らないといけない……」のは必至、しかも大量に、なのだ……。


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【コラム】「子のため」の飯炊きの日々が辛いワケ ~授乳期からつづく系譜~

我が家の小学生が夏休みに入った。夏休み、母親として何が辛いといって、その小学生の昼飯作りに尽きる。給食という制度の有り難味に心から平伏したくなる瞬間が毎昼のように訪れる。いつもなら夕飯だけに頭を悩ませればよかったものが昼飯まで……ハッキリ、重圧だ。


だいたい中年真っ盛りな母親のヤワな胃腸に対し、成長期まっただ中にある小学生女子の食欲はあまりにも容赦ない。昨年(小学3年生)までは学童にお世話になっていたものだが、そのとき持参させていたお弁当からしてもう、過日の園児弁当の面影は無い。見た目も量もがっつりを所望、量的には既に父親に持たせる弁当を凌駕していた。

その点でいえば今年は、お弁当じゃないだけ手間からしたらマシである。諸般の事情で「作れなかった」場合にもリカバリが効く。実際、母親の体調が思わしくないとなれば子はあっさりお使いを申し出てくれる。しかし買って来られる量と金額のことを思うと、母はムクリと起きあがらざるを得ない。

まあどっちにしても、「お腹いっぱい食べたいのー!」と所望されること自体、どうも親にとってかなりなプレッシャーとなっていることに、最近になって気づいた。果たしてこの「おなか一杯にさせて!」という、要求の持つ圧力……この根源に思いを馳せるだに、間違いなく「授乳」のあの頃にまで遡ることができる……気がするのである。続きを読む

ウインナーの飾り切りは「タコ」が8割、「カニ」も5割超!「ウサギ」「ペンギン」も

パルシステム生活協同組合連合会では、「子どものお弁当に関する調査」を実施、その結果を発表した。

その内容によると、ママが作るお弁当のおかずは、1位が「たまご焼き」、2位が「鶏のから揚げ」、3位が「ウインナー」、という結果に。そして、「キャラ弁にチャレンジ」したことがあるママは、小学校低学年の児童を持つママでは約3割弱、また、手作り弁当自慢をネットで公開したことがあるママは、20代では3割強という結果になった。

同調査では、子どものお弁当のウインナーに関しても詳しく切り込んでおり、「飾り切り」を入れた経験がある割合は84.2%にのぼっていることがわかった。

takosan
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