子どもの頃、関西圏の新興住宅地に住んでいた。
第2次ベビーブーマーである私の周りには、やたら子どもが多かった。

幼稚園や小学校から帰ると、自然と空き地に集まる。

「○○ちゃんのお兄ちゃん」が今日の遊びを決める。
彼は、小学4年生ぐらいだったろうか。

「“けいどろ”やるぞーー!」

空き地とその隣にある団地の3次元を縦横無尽に、隠れ、走り、追いかけ、追いつかれた。あの頃、日が暮れるのはなんて早かったんだろう。

ネットで「第11回柏崎どろけい大会」の文字を見かけて、そんな記憶がよみがえった。続きを読む