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コウノドリ

ドラマ『コウノドリ』最新作初回レビュー ――気持ちや意識に寄り添う問題に焦点を当ててくれる

TBS系連続ドラマ『コウノドリ』(毎週金曜22:00~)の初回放送が、平均視聴率12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で幸先の良いスタートを切ったと報じられた。2015年10月クールの放送からまる2年、人気ドラマの続編が放送されることになり、筆者の周囲でも子育て家庭を中心に話題になっていた。

前作同様、ドラマの舞台は「ペルソナ総合医療センター」で、綾野剛さん演じる鴻鳥サクラをはじめとする、前回の主要キャストたちが日々、出産の現場で妊産婦やその家族とともに新しい命に出会う様子を描いている。また今シーズンから登場の新キャラクターや特別ゲストなど、人物関係もさらに膨らんで、今後の展開に期待が寄せられている。


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どんなお産も素晴らしいお産 ――赤子が地球を救う

日本のドラマ史上、こんなにたくさん本物の新生児を登場させたドラマがあっただろうか。
現在TBSで放送中のドラマ『コウノドリ』である。

筆者が次男を妊娠中に通っていたクリニックに原作漫画が置いてあったこともあり、以前から内容を読んではいたが、テレビドラマに生まれたての赤ちゃんがたくさん出てくるたび、つい、孫を見る気分でニヤニヤが止まらなくなる。



……そして、バウンサーに座る9ヵ月のわが次男をちらりと見ながら、「お前もう、赤ちゃんじゃなくて、人だな」と思うのだ。

そんな『コウノドリ』、先日放映された第7話では、助産院での“自然なお産”をストイックに目指す妊婦が、最終的に医療介入での出産となり、葛藤する話が出てきた。

筆者はふと、5年前の自分を思い出すのだった。

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ドラマ『コウノドリ』初回レビュー ――新生児が視聴者の萌えを刺激する!

今クールのドラマで楽しみにしていた、TBS系『コウノドリ』(毎週金曜22:00~)の初回放送を鑑賞した。
http://www.tbs.co.jp/kounodori/

原作は『モーニング』(講談社)にて連載中の同名の漫画(鈴ノ木ユウ・著)であり、2012年8月の短期集中連載時の大好評を受け、2013年春から週刊連載として戻ってきた人気作。ネット上での評価も高く、待望のドラマ化となった期待大の作品である。


「ペルソナ総合医療センター」を舞台に描かれる、いわゆる「医療モノ」であるが、その中心は産婦人科。その産婦人科の医師である鴻鳥サクラを綾野剛さんが演じている。

夜は「BABY」というステージネームでライブハウスに立つ天才ピアニストでもあるサクラは、どんな救急患者も受け入れる、まさにヒーローのような存在。同僚スタッフに、「他の妊婦さんに迷惑がかかるかも知れないんですよ」と制されても、「生まれてくる赤ちゃんに罪はないよ」と優しく微笑む姿に、思わず「こんな先生がいたらいいな~!!!」と心の声が漏れてしまった。


第1話のテーマは「未受診妊婦」。妊娠してから一度も検診にかかっていない妊婦のことを指す言葉だ。

ネットカフェで破水した女性が、「救急車を呼んで」と店員にお願いし、搬送される。数年前、ネットカフェで出産した女性のニュースを思い出す、ドキっとするシーンだった。

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