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親になったから、見えるものがある。

シングルマザー

離婚しても親はふたり ――共同養育の“シンカゾク”

約58%のシングルマザーの年収が200万未満であり、養育費をもらっている母子世帯は24.3%に留まるという日本。(※1)
※1厚生労働省『平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告』より
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188147.html


……おいおい、家父長制からはみ出すものに冷たすぎやせんか、養育費は義務じゃないのか?と疑問は山積み、暗澹たる気持ちになるが、今まさに離婚に踏み切りたい母親たちに必要なのは、思想でも批判でもなく、「子どもの心のケア」と「子育ての手」と「金」である。

そこで、子どものショックを少しやわらげ、父親と交流することで養育費を払ってもらいやすくなる手段に「共同養育」というのがある。
じつは我が家もこの方法を取り入れており、順風満帆とは言いがたくても“シンカゾク”メンバーがそれぞれ「ま、悪くないか」という運用になっている(……と思いたいところだ)。この記事ではそのあたりを掘り下げてみたい。


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シングルマザー向けシェアハウスの今を取材 ~暮らしぶり、メリット、事業への思い~

「シングルマザー向けシェアハウス」というものを、ちらほら聞くようになってきました。シングルマザーのみなさん、あるいは離婚が一度でも頭によぎったことがある方、ちょっと気になりますよね? 行き詰まったふうふでの生活より、こっちのほうがよっぽど楽しそう!?

いくつかあるシンママ向けシェアハウスのなかでも、神奈川や東京で5つの物件を運営する「ペアレンティングホーム」は、事業開始から4年が経過し、老舗的な存在となっています。

入居している人たちはみなさん、どのように暮らしているのか? どうしてこういったシェアハウスを作ろうと思ったのか? ペアレンティングホーム代表で、一級建築士の秋山怜史さん(35)にお話をきかせてもらいました。


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満1歳入園予約制で保活の「格差」は縮まらない ~多様な働き方と保育制度のギャップ~

8月の終わりが近づいた頃、新聞のこの見出しに目がとまった。

満1歳で入園、予約制 認可保育所に導入、厚労省が支援へ 年度途中OK、育休とりやすく
http://www.asahi.com/articles/DA3S12525440.html
(朝日新聞デジタル)

「保活」の現場では、0歳代の4月に合わせて育休を切り上げて保育園に申し込むという現象がある。そもそも年度途中の入所が難しい上、1歳児の枠は0歳からの進級でほぼ埋まってしまうので、入所のチャンスを最大に生かすためだ。なかには「本当は1歳直前まで育児したい人」もいる。

20160912-kano

こうして無理に4月に合わせなくとも、育休切れの満1歳(※1)直前に年度途中で入所できる「予約」制度を作るというのだ。
【※1:現在、夫婦でずらして育休をとるなど一定の条件が整えば、1歳2ヵ月まで可能。保育所に入れないなどの場合1歳6ヵ月まで延長可能】

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園ママドラマ「マザー・ゲーム」初回レビュー ――「女って怖えー」だけで消費しないでほしい

「4月クールのドラマ、何を見ようかな~」と番宣やCMを日々チェックしていたところ、TBS系『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』(毎週火曜22:00~)の予告編に「おっ!?」とセンサーが働いた。
http://www.tbs.co.jp/mothergame/

綺麗に着飾った幼稚園児のママが高級ブランドのバッグで殴りあうシーンに釘付け。ちょっとあざとすぎるだろう……と思ったもののこれは要チェック、と初回放送を観ることに。

木村文乃さん演じるシングルマザーの希子が役所の保育課で職員に詰め寄る場面からドラマは始まる――


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ドラマ『Woman』を見て気づいた子を持つ親としての心境の変化

現在放映中のドラマ『Woman』(日本テレビ系・毎週水曜日22:00~)にハマっている。
満島ひかりさん演じるシングルマザーが、数々の困難に直面しながら2人の子供を育てるという社会派ドラマとして話題になっている。

Woman


“社会派ドラマ”と気軽に言ってしまったが、この『Woman』、かなりヘビーな作品である。公共料金を滞納したり、あまりの生活苦に生活保護を申請したり、夜のアルバイトに出ている間に子どもがボヤを起こしてしまった結果、児童相談所職員から子どもをよそへ預けることを勧められたり、主人公の置かれている境遇がまずハード。

物語が進むにつれ、夫が事故で亡くなった経緯が明るみになったり、幼少期に自分を捨てた母親の新しい家族も登場。さらに複雑な様相や、そして主人公が難病に犯されていることが判明し……とこれでもかという試練が畳み掛けてくる。

当ドラマに対するツイッターでの反応も、「重い」「暗い」「可哀想」でほぼ占められている。その3ワードで、「重くて暗くて可哀想だけど見る価値がある」と高く評価する声もあれば、「重くて暗くて可哀想で見ていられない」とネガティブな印象として挙げている人もいる。

大きく賛否が分かれているところであるが、手放しで「面白い!次回も楽しみ!」と絶賛している人はごく少数だ。

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子供自らが”人生を開拓”!  長友選手の母親が語る、強い精神力をはぐくむ方法

セリエA・インテルナツィオナーレ・ミラノに所属し、サイドバックとして活躍している長友佑都さん。小さな体ながらも勇敢にプレーし、世界的に注目される今や日本人にとってのヒーロー。将来、「彼らのように育ってほしい!」という親たちも多いのでは?そんな彼の母、長友りえさんが綴ったエッセイが発売されている。

「母さんが、一生懸命働き、僕達を育ててくれた姿は、僕の心にしっかりと残っています。その姿は僕の宝物であり、これから僕が目指すべき姿です」とは、エッセイに掲載されている長友選手の手紙の一節。

一流選手を育てた環境や母親の子育て法は、どんなものだったのだろうか。
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編集者&ライター、気象予報士。母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。家族は夫と2014年生まれの長女、2018年生まれの長男。
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