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人生の大部分はガチャ!? ――『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』星野ルネさんインタビュー

娘の就学を来春に控え、何かにつけ周囲から「小学校に入ると色んな人がいるよ~」と言われるこの頃。
学校のお友だちや先生のみならず、学童や習い事でどんどん人との関わりが増えていくことを想像していると、頭に浮かぶのは、「多様性」という言葉。色んな経験をして、様々な価値観に触れて……みたいなぼんやりしたイメージを思い描いているが、親である私たちは娘に何を伝えていこうか。
そんなことを考えていた折、一冊の本に出会った。


『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』は、カメルーンに生まれ、母親の結婚を機に4歳で日本にやってきた星野ルネさんが、言語や文化のギャップに直面しながら、鋭くかつユニークな視点で見つめた、自身の日常や成長が綴られたコミックだ。

SNSで公開した漫画が大きく話題を呼び、大きく描きおろしを加えて書籍化された本作には、笑えて、かつ新鮮に感じられるエピソードが満載。ヒットを受けて第2弾の出版も決定し、現在各所で引っ張りだこの星野ルネさんにインタビューを敢行した。

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ハーフ芸人ブームにみる日本の特殊なグローバル化

4年に渡る欧州駐在を終え、ひさびさ日本に帰国したら、テレビも音楽も雑誌も、いわゆる「ハーフ」の若いタレントであふれていた。

日本を出るときには「ハーフ」といって思いつくのは、羽賀研二とかマイコー富岡とかベッキーとか土屋アンナくらいだったので、「ほー。それだけハーフの子どもが増えたんだな、国際結婚が一般的になったんだなぁ」と実感したんだが、なんだかちょっと想像と違う。


彼ら、日本人離れしたルックスの恩恵を享受して、「いかにもガイジン」っぽく見えるのだが、仕草とか様子が日本人ぽく見慣れた感じで目に優しい。

それもそのはず、最近日本でウケているハーフタレントの多くは、「こんな濃いルックスなのに英語(外国語)が喋れません。むしろめちゃめちゃ日本語うまいです!」という、見た目と現実のギャップが一種のテンプレートのようなのだ。まぁ、その「ギャップ」だって、いかにも日本らしい偏見があって、一方的な思い込みなんだけどぬー。


外国語を喋らず日本語で育っているから、仕草もアクセントも喋り方も、日本人そのもの。他の日本人タレントも安心して絡むことができて、視聴者も安心して見ていられる、というワケで、安全パイが大好きな日本のバラエティなどで重宝されているようだ。

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