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中国

孤独とたたかう駐在妻たち

「海外に転勤になったの」と報告すると、「うわー!いいね!」という返答がくる。なぜだ!? 筆者は俗に言う駐在妻で、日本に帰るたび、「海外生活うらやましいな」と言われる。これは決まった挨拶なのか?と思うほどだ。

近年、アジア圏に転勤、または長期滞在する人が増えたという。なかでも中国の上海市には旅行者も含め、日本人が常時10万人もいるのだとか。


上海は今、日本人駐在員が最も多い都市。日本食材を扱うスーパーもたくさんあり、日本料理の店といえば寿司やラーメンなど数えきれないほどで、街を歩けばたくさんの日本語が目に入ってくる……そんな上海に転勤するとしたら、さぞかし住みやすいだろうと思われる。だから羨ましがられるのかもしれない。

しかし実際は言葉や習慣の違いに戸惑い、相談できる友だちもできず、夫を残して妻が帰国するケースも多いのだとか。隣国とはいえ、英語は通じず、たまにはアンチ日本ムードにも接するゆえ、ハードルは高い。

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中国の小学校授業にiPad!デジタル教科書の可能性を考える

中国・上海の小学校の授業にiPadが導入される、という記事が先日紹介され、ネット上でかなり話題を呼んだ。

(以下、msn産経ニュースより引用)
上海の小学校で授業にiPad 「教科書」消える、中国初
(中略)4年生の英語、算数、自然の授業から教科書とノートをなくし、教師と児童は例題や問題、解答などをすべて「iPad」上で行う授業に切り替えた。35台の「iPad」を4年生240人で共同利用している。学校のデータベースに記録された児童の学習状況を、保護者がネット経由で家庭からチェックすることもできる。
さらに記事によると、今後は全科目・他学年での利用拡大を検討し、成果によっては中国各地の学校で普及する可能性がある、と報じている。
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中国の教育熱あふれる「上海親子カーニバル」は幼児教育の品評会

中国・上海市では、11月11日(金)~13日(日)の3日間、上海幼稚園協会による当地最大級の幼児教育イベント「第7回上海親子カーニバル」が開催された。会場となった上海東亜展覧館は、収容人数8万人の上海体育場に隣接したところにあり、広さは8500平米ほど。ちょうど東京ビッグサイトの1ホールぶんくらいの大きさである。開催期間の来場者が約35,000人に上るという同イベントのようすを取材してきた。
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中国上海市の美術幼稚園ギャラリー

上海市の中心部、静安区にある「華山美術幼稚園」。その名のとおり、美術教育に特化した幼稚園だ。教室内や園内の造作はもちろん、園児たちの活動など、下の写真のように至るところで美術幼稚園らしいようすを見ることができた。取材してきた園内の様子や子どもたちの活動を写真で紹介する。
01
▲白い運動靴に自由に模様や絵を描く。

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▲造花のアレンジ。もちろん子どもたちの作品。

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▲黒の画用紙に金のペンで絵を描くというのは日本ではあまり見られない。続きを読む

小1から英語授業!中国の小学校に潜入

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日本の学習指導要領では、2011年度から小学5・6年での外国語活動(おもに英語)の授業が必修化されたが、おとなり中国の小学校では1年生から英語の授業が採り入れられている。

今回取材した小学校は、中国広州市の華陽小学校。こちらは公立校だが、わざわざ同校の学区に転居して通わせる親もいるほど人気の名門小学校だという。ちなみに同校は一学年8クラスで各クラスが約40人を超える、日本では考えられない規模のマンモス校だ。

同校の授業時間割は、小学1年で週28コマの授業(日本では通常24コマ)、小学3年からは週30コマの授業(日本では通常28コマ)となっていた。そのうち小学1年では週3コマが「英語」で、そのうち1コマが「英語口語」、つまりオーラルコミュニケーションの授業だ。さらに英語の授業は小学3年からは週4コマ、小学4年からは週5コマとなり、もちろん英語専門の先生が指導にあたるという。続きを読む

全寮制もある!中国の幼稚園事情




「寮のある学校」というと、日本でも高校くらいからであればそれほど珍しいわけでもない。一部には、英国のパブリックスクールにならい、「エリート教育」を標榜した私立の全寮制中高一貫校もあるほどだ。

しかし、これが幼稚園となると驚かれるだろう。じつはおとなりの中国では、そうした寄宿制の幼稚園が決して珍しいわけではない。ちなみに中国における「幼稚園」は「幼児園」といい、日本でいう保育園と幼稚園の両方の機能を持った教育施設である。

そして中国では、寄宿制の幼児園も数多く存在している。親の感覚では、「そんなに小さいうちから子どもを終日預けるなんて!」と思うだろうが、月曜から木曜(もしくは金曜)までを幼児園で過ごし、週末を家族と過ごす家庭も多い。
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