「これぞ次世代の名作!」と思えるような素晴らしい絵本を紹介すべく、100人以上の絵本作家を取材した経験を持つ筆者が、独断と偏見からいちおし絵本作家にフォーカスする、「今どき絵本作家レコメンズ」。

今回は特別編として、今年デビュー30周年を迎えた絵本作家いとうひろしさんへのインタビューをお送りする。『ルラルさんのにわ』をはじめとする「ルラルさんのえほん」シリーズや、『だいじょうぶ だいじょうぶ』など、数々の人気作を生み出してこられたいとうさん。絵本づくりにかける思いや絵本選びのヒントなど、たっぷりと伺った。


いとう ひろし(伊東 寛)
1957年、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業。大学在学中より絵本の創作をスタートし、1987年『みんながおしゃべりはじめるぞ』(絵本館)でデビュー。主な作品に『くもくん』『くものニイド』『ケロリがケロリ』、「ルラルさん」シリーズ(以上、ポプラ社)、『だいじょうぶ だいじょうぶ』、「おさるのまいにち」シリーズ(以上、講談社)、『マンホールからこんにちは』『ごきげんなすてご』(以上、徳間書店)、『へびくんのおさんぽ』(鈴木出版)などがある。日本絵本賞読者賞、絵本にっぽん賞、路傍の石幼少文学賞、講談社出版文化賞絵本賞など、受賞多数。


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