学校教師の体罰やら、アイドルの丸刈り反省やら、最近の日本では女子供への暴力が流行っているらしい、と日本のヘンタイっぷりが海外のメディアでも注目されている。
人が一人死んでも「強い部にするために体罰は必要」「先生は私たちを体を張って育ててくれた、素晴らしい指導者」と保護者や生徒が訴えるスポーツ強化校の茶番に始まり、柔道女子日本代表連名による指導者組織の暴力告発。
機を同じくしてアイドルグループのメンバーが交際発覚だかで頭を丸めた謝罪動画を配信するなど、日本社会の隠微な倒錯を世界により広く知らしめることとなったのは記憶に新しい。
アイドルグループの件に関しては、当事者が納得の上で行っている“商業行為”なので、丸刈り反省の件に対しては「結果の是非ではなく、ああいうことを世界配信できる、本人を含めた関係者のありようがすべて気持ち悪い」という意見が国内でも海外でも充分に出たところで、話題としては「行き渡った」というところだろうか。
ただ、学校やスポーツ界の体罰問題は、日本人の教育観や人間観とも関わって、根深い問題だ。「殴らなきゃわからないバカもいる」という熱心な主張がいまだ散見されるところを見ると、きっと日本の社会的倒錯の温床は教育なのだな、と感じさせられる。
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人が一人死んでも「強い部にするために体罰は必要」「先生は私たちを体を張って育ててくれた、素晴らしい指導者」と保護者や生徒が訴えるスポーツ強化校の茶番に始まり、柔道女子日本代表連名による指導者組織の暴力告発。
機を同じくしてアイドルグループのメンバーが交際発覚だかで頭を丸めた謝罪動画を配信するなど、日本社会の隠微な倒錯を世界により広く知らしめることとなったのは記憶に新しい。
アイドルグループの件に関しては、当事者が納得の上で行っている“商業行為”なので、丸刈り反省の件に対しては「結果の是非ではなく、ああいうことを世界配信できる、本人を含めた関係者のありようがすべて気持ち悪い」という意見が国内でも海外でも充分に出たところで、話題としては「行き渡った」というところだろうか。
ただ、学校やスポーツ界の体罰問題は、日本人の教育観や人間観とも関わって、根深い問題だ。「殴らなきゃわからないバカもいる」という熱心な主張がいまだ散見されるところを見ると、きっと日本の社会的倒錯の温床は教育なのだな、と感じさせられる。
