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保活

早生まれの保活・最終章 ―― きょうだい同園を目指した1歳児クラス転園

過去数回にわたり、「早生まれの保活」をテーマに、早生まれとなった筆者の次男について保活状況を書いてきたが、それも今回で最後となる。

昨年の2月末に生まれた次男は、直近の4月入園には申し込みが間に合わなかったものの、なんとか5月入園に滑り込み、私立認可園の0歳児クラスに通うことができた。

しかし片道45分、バス2本乗り継ぎという環境。我々夫婦は次第に気力体力ともに奪われ、1歳・4月のタイミングで、長男が通う区立保育園に転園を申し出ていた。

……というのがこれまでのお話だ。


【関連アーカイブ】
早生まれの保活 ―― 現在進行形の実録 (2014年12月)
http://mamapicks.jp/archives/52165831.html
早生まれの保活 ―― 出産~新年度を迎えて (2015年5月)
http://mamapicks.jp/archives/52176849.html
終わらない保活 ――1歳児入園のハードルの高さ (2015年12月)
http://mamapicks.jp/archives/52191952.html

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「3歳の壁」 ――家庭的保育(小規模保育)からの保活を終えて

決まった。やっと決まった。
つい数日前、保育課より認可保育園の内定通知が届いた。

現在筆者の娘は「保育ママ」に通っているが、3歳未満児までの制度のため、この3月で満了してしまう。よって、就学前まで通える保育園を探さねば、とこのたび2度目の保活を経て、晴れて認可保育園に内定することができた。

年度の途中で欠員が出る可能性もあるから、早めに申請を出すにこしたことはない、と保育ママさんからのアドバイスを受けて、昨年4月の早い段階で転園申請を出した。

月初に自治体のホームページに保育園の空き状況が更新されるので、月が変わるとすぐに確認していたが、毎月2歳児クラスの空きはゼロ。当然「転園できますよ」の連絡も来ない。

おそらくこの調子じゃ年度内に転園はできないだろうな……でも、娘も少しずつ保育ママさんでの生活にも慣れてきたし、3月いっぱいまでフルで通って、4月から保育園の3歳児クラスに入れたらいいかな、というか多分それ以外に道はないのだろうな、と考えを改めた。


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終わらない保活 ――1歳児入園のハードルの高さ


今年の2月末に生まれた次男は、2015年度の4月入園には申し込みが間に合わなかったものの、なんとか5月入園に滑り込むことができた。いろんなラッキーが偶然積み重なって、今ここにいるのが実情なのだが、それでもやはり問題はある。

【1】登園にかかる時間
バス2本を乗り継いで片道45分かかる。
これは電車のラッシュを避けたルートでもあるが、じつは通勤時間帯の最速ルートでもあった。

【2】交通費
地元の保育園に入れていたならJRと地下鉄1本のみだったところ、バス定期のほかに私鉄、JR、地下鉄と乗り継ぐため、定期代が2.5倍にふくれあがった。
もちろんその分は会社から支給されない。自腹だ。

【3】親の身体的限界
次男の保育園はベビーカーを置くところがないため、抱っこ紐での登園と決められているのだが、先月、夫が椎間板ヘルニアと診断された。
「5年間子どもを抱っこし続けて、今年赤子が増えたのがとどめだったかね」と笑っていたら、今度は自分がぎっくり腰をやってしまった。
現在、どちらかというと私のほうが重症のため、夫がカバーしてくれているが、通勤経路を考えると、次男の送りは私が行かないとどうにもならない。

コルセットで固定し、痛み止めを服用しながらの抱っこ紐……時々、「なんだかなあ」と、考えてしまうのだ。

なお、現在の我が家のステータスである。
  • 夫:正社員9-18時勤務、残業月20日(20~30時間)程度、通勤時間50分

  • 妻:フルタイムパート10-19時勤務、残業月2日程度、通勤時間は保育園経由で1時間半(乗り換え4回)

  • 長男:区立認可保育園 4歳児クラス

  • 次男:私立認可保育園 0歳児クラス

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「保育ママ」という選択肢 ――体験録2015

今年もまた保活のシーズンがやってきた。
来年4月の認可保育園の入園を目指して提出書類を集めたり、保育園の見学に出かけたり、日々奔走している親御さんが多いのではないだろうか。

かく言う筆者も保活2年目である。
というのも、現在娘が通っている「保育ママ」が3歳までという制度のため、通えるのが来年3月まで。4月からは他の保育園に転園する必要があり、昨年に引き続きまた保活をする運びとなった。

保活というのは想像するよりずっとハードで、2年目ともなるとしんどい以外の言葉がないのだが、今回お話したいのは保活の悲喜こもごもではなく「保育ママ」について。

子育て中ではない人にはもちろん、実際子どもを保育園に預けている人たちにも、「保育ママって一体何?」「そんな制度があるなんて!」ときかれることが多いので、その仕組みについてお話ししたい。


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「認可園」ならいいのか? ひさびさに保活をしてみてひとまずの総括

「1月に子どもが生まれるんですけど、保育園、早生まれだとどうですかねえ?」

筆者は今年の2月末に次男を出産をしたのだが、時期的な問題で4月入園が間に合わず、保活に苦労した。

早生まれの保活 ―― 現在進行形の実録
http://mamapicks.jp/archives/52165831.html
早生まれの保活 ―― 出産~新年度を迎えて
http://mamapicks.jp/archives/52176849.html


このことは周りの友人知人がみな知るところだったので、仕事に復帰した今は、冒頭のような質問を受けることが増えた。

……そうか、まわりはそろそろ4月入園の準備をし始める時期なのか。


次男は5月に何とか入園し、丸5ヵ月が経とうとしている。
初っ端に入院した以外はおおむね元気で、お休みすることもなく過ごしている。

昨年度の保活はほんとうに気が気ではなく、妊娠中のつらい時期を全部費やしたといっても過言ではない。保険の意味もあって認証園は大変な数をまわったが、結局どこにもかすることがないまま、認可園にあっさり決まったという経緯があった。

子どもたちを公立認可園2園、私立認可園1園に通わせてきた経験から、筆者の見てきた範囲に限られはするが、それぞれの特徴などを挙げてみたい。

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「保活」最前線を行く!~疑心暗鬼と嫉妬うずまく現場より~

「保活」とは「保育園入所活動」の略である。「ほかつ」と書くと何だかぬくぬくして和む言葉だが、実態はギスギスでピリピリで、「昨日の友は今日の敵、今日の敵は入所後の友」という複雑な状態だ。

第一子の時は引っ越し先での保育園探しだったために、ママ友ネットワークも無く、「あの家が入れてなぜウチがダメなの!」といったせめぎ合いは無かった。しかし、第二子は「同じ保育園生の下の子で、すでに0歳児クラスパンク目前」なのだ。

筆者も現在、下の子は無認可で分園となってしまった。娘を送った園で、0歳児クラスを恨めしげにのぞきこむ。赤ん坊を抱いて保育園行事に参加している、すべての人がライバルに見える……は、さすがに無いが、お互いに「どうだろうねぇ、入れるかなぁ」と愚痴をこぼし合う。


都市伝説もどきが飛び交う「保活」対策


行事の後は、「第二子保活成功ママ」のまわりをぐるっと囲んでレクチャーを受ける。

「書類だけじゃあかんねん、事情を書いた紙をホッチキスでばつーんと止めて出す!」
「それは『○○保育園が好きです♪』みたいな内容ですかッ!」
「ちがうッ!『絶対に同じ園じゃないとダメな家庭の事情』を切々と書くねん」

他にも「担当者を決めて毎回その人を指名する」「申し込みは朝早い方が話をきいてもらえる」「夫婦で行って本気度を見せる」など、複数の人から色んなアドバイスを受けた。

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