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親になったから、見えるものがある。

兄弟

きょうだいを“平等にかわいがる”の難しさ ――「上の子可愛くない症候群」その後

「上の子可愛くない症候群」について書いてから2年が経った。

これが「上の子可愛くない症候群」!? その対処法を考えてみた
http://mamapicks.jp/archives/52179700.html

我が家の子どもたちは、それぞれ小学1年生と2歳半になり、当時とはまた違った視点が筆者の中に芽生えてきている。


現在2歳半である“下の子”はイヤイヤ期真っ最中である。

靴をなかなか履かない、「自分で!」と怒るもののできずに、「できなかった!」とふくれている、ベビーカーに乗りたがらず、毎晩保育園の玄関で10分ほど押し問答する……などはあるが、「まあ、こんなもんだよね」という過去実績があるので、実はそれほど困っていない。

そして、最悪このイヤイヤが小学校に上がっても終わらない……ということも今は知っているので、長期戦の構えだ。

夫は少し様子が違うらしい。
「イヤイヤするけどそんなに困らないね」と私がいえば、「お父さんはそんなことありませんよ」。

記憶を整理してみたが、長男の2歳当時、夫が今よりは子どもにコミットしておらず、夫の中には、長男のイヤイヤ期のひどい部分について、記憶がないのかもしれない。

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保育園・きょうだい別園から同園に至る顛末と同園のメリット

毎年秋になると、次年度4月入園の話が聞こえはじめる保活界隈である。
東京では、早いところで9月には翌年4月入園の受付がスタートしているからなのだが、筆者の居住区などは締め切りが設定されているだけで、言ってみれば年中受付しているので、この時期そんなに焦った声は聞こえてこない。

自治体でルールが大きく異なるのも、保活とよばれるものを激化させている要因のような気もしている。

さて、筆者宅に次男が誕生して1年半。そのうちの1年4ヵ月は別々の保育園で過ごしてきた我が息子たちであったが、9月から同じ保育園に通えることになった。


決まる時というのは本当に急である。

2月末生まれのため、0歳児クラスには5月に入園した次男。約1年間を片道45分かかる距離の保育園で過ごし、抱っこ紐登園だったので親は次々と腰痛で倒れた。

そして今年4月に転園申請が通ったものの、あいにく兄弟同園にはポイントが足らず、至近距離に建つ別々の園でその後の半年を過ごしていた。

長男は現在5歳児クラスのため、次男の転園に際し、きょうだい加点が使えるのは今年度が最後となる。

「もう諦めてここに腰を据えようか」

そう構えはじめた矢先だった。

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これが「上の子可愛くない症候群」!? その対処法を考えてみた

筆者が次男を出産し、なんとか母子同時退院となった今年の3月。

たった10日留守にしただけと思っていたのだが、あまりに小さくか弱い新生児と濃密な時間をともにしていた私は、帰宅した際にちょっとした違和感を覚えた。

「あれ、なんか長男がデカい……」


クラスではお世辞にも大きいほうとはいえない4歳長男。
ちょっと見ない間にものすごく背が伸びてしまったのだろうか。顔もなんだか大きくなっている気がする。体格もすらっとしてしまって、幼児らしいポチャポチャしたところが抜けてしまったような……?

子どもの成長って、早いな……。
そう思って数日過ごしていたのだが、それはある日突然訪れた。

<上の子をかわいく思えない。>

そんなバカな、と思った。
いつものようにイヤイヤをして、いつものように支度が遅く、いつものようにふざけている。前とおそらく変わらない長男の姿に、ものすごくイラついてしまった。

出産前だって、それなりに怒鳴り散らしてはいたものの、最終的には「ああ、しょうがないなあ、こいつは」と、どこかで受け止めていたつもりだった。
しかし今は、まったく受け止める気になれない。

そのことに気づいて、自分のことが恐ろしく思えてしまった。
いったいこれは、どうしたことだろう。

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