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親になったから、見えるものがある。

動物

育児に悩んだら「ダーウィンが来た!」を見よ

私の子育てのバイブル。それはNHK総合・日曜夜7:30から放送される『ダーウィンが来た!生き物新伝説』という番組である。

この番組は、子どもに向けて生き物の生態をユーモラスに紹介する番組なのだが、大人が見ても面白い。私は子どもが産まれる前から毎週録画して、気に入ったものはずっと残して何度も見ている。それくらいこの番組の大ファンだ。


「ダーウィンが来た!」の魅力……。それは、動物たちのヘンな動きやスゴ技をフォーカスして、面白いキャッチフレーズやBGMとともに紹介し、視聴者をププっと笑わせながら、なぜそんな行動をするのか、その動物の生存戦略とは何ぞやということををしっかり解説するというところだろう。

構成はだいたい似通っていて、その動物がどんなところに住んでいて、どんな狩りをして、どのような繁殖行動をするのか、といったことである。珍しい動物を紹介するときもあれば、野生動物が都会の思わぬところでたくましく生活している様子を紹介することもある。そしてときには、生き物の生態を解明するための研究や生態系保全のための活動を紹介するときもある。

そんな「ダーウィンが来た!」なのだが、子どもを産んで「あ、これってすごく子育て、いや人生の本質が描かれているぞ!」ということに気づいた。だから、私にとってはどんな育児書よりもこの番組が育児のバイブルになっているのである。

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【書評】『身近な生きものの子育て奮闘記』から生きることの本質や家族のありようを省みる


子育てする家族のありようもさまざまな時代だ。
共働き世帯もあれば、専業主婦世帯もあり、単身赴任やシングル世帯もある。親元から離れた核家族だけでなく、三世代同居あるいは近居の家族もいるだろう。

その形態は、それぞれの家族における夫婦や親子間の人間関係と役割分担、稼ぎを得るための仕事や職場の状況、あるいはそもそも当事者たちが思い描いている家族観など、望む望まないに関わらず、その身を置いた環境の結果、各家族がたどった進化の過程であり、それはじつに多様だ。ましてや他人様のそれに、伺い知れない第三者が茶々を入れるなんてのは無粋でしかない。

いずれにしても人間って、家族という集団生活の最小単位ひとつをとっても、本当に複雑で悩みが尽きないな、と考えていたときに出会った一冊が、今回紹介する『身近な生きものの子育て奮闘記』だ。

生物学的に動物の生態を解説した書籍は数あれど、この一冊はとくに動物の子育て、それもオスのそれに焦点をあてている点で異色だ。著者は、動植物の生態をじつに人間味あふれる視点で考察した書籍を数多く書かれている、稲垣栄洋先生。現在は静岡大学大学院の教授である。

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