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南アフリカ

日本生まれのKUMONが世界で評価されているワケ ―― 南アフリカの教室から

南アフリカ最大都市・ヨハネスブルグ郊外の住宅街にある公民館に、午後2時を過ぎると続々と子どもたちが集まってくる。

近隣の学校制服に身を包んだ子どもたちの人種はさまざまだが、手にしているのは皆同じ、“KUMON”と書かれた水色のバッグ。そう、ここは南ア国内に約230か所ある公文式教室のひとつなのだ。

延べ約2万人が学ぶという南ア公文の中でも、多くの駐在員子弟が通うアメリカンスクールや、名門私立校に近いこの教室の最大の特徴は、4歳から高校生まで約80人いる生徒の半数近くが、外国籍であること。自国の教育レベルとのギャップに不安を抱える外国人の保護者にとって、南アでも広く展開しているKUMONが、駆け込み寺のような存在になっている。


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子連れにやさしい南アフリカのカフェ事情

海外生活をしていると、日本で毎日のように通っていた児童館のありがたみを痛感します。安心・安全・無料の三拍子そろった子どもの遊び場であり、母親の居場所でもある児童館は、日本が世界に誇る公的子育て支援サービスであることに気づかされます。

南アフリカ(以下・南ア)には児童館のような場所はないけれど、児童館や児童公園並みのプレイグラウンドを併設した、カフェやレストランが充実しています。年間を通して気候のいいヨハネスブルグでは、屋外のプレイグラウンドがほとんどで、これが驚きの広さ!カフェに遊び場がついているというよりは、公園の中にカフェがあるという趣です。

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アフリカでも「KUMON」!公文の世界戦略成功の秘訣

南アフリカ(以下・南ア)に来て驚いたのが、街のあちこちで、「KUMON」の看板を見かけること。そう、日本でもおなじみの、あの「公文」である。公文が早くから、北米やアジア諸国で展開していたことは知っていたけど、まさか、アフリカ大陸にまで――。


現在、47の国と地域で約430万人(教科数延べ)が公文式で学ぶという。なぜ、公文がこれほどまで、海外に浸透しているのか。南アでのKUMONの現状は――?

日本が世界に誇る教育サービス「KUMON」の成功の秘訣を、南アフリカ公文・津田正樹社長に聞いた。

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さながら天然の椅子「アフリカ流おんぶ育児」

南アフリカに来て驚いたのが、子どもの数の多さ。経済発展に伴い、特に都市部では非婚・晩婚化現象も見られてはいるものの、女性一人当たりの平均出産人数を示す出生率は、2.46と、日本の1.39(いずれも2010年、世界銀行のデータ)と比較すると依然として高い水準を保っている。

そんな南アでよく見かけるのが、この、アフリカ流おんぶ育児。古今東西、おんぶの仕方、使う布は様々だが、南ア人のおんぶは極めてシンプル。まだ首も据わっていない新生児でさえ、大判のバスタオルやブランケット一枚ですっぽりと包みこみ、自由になった両手で家事をしたり仕事をしたり。

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【南ア発】2歳から参加可能のキッズ料理教室が人気

2歳3ヵ月になり、食欲の増加とともに、最近ではお料理のおままごとが大のお気に入りの娘。南アフリカで2歳から参加できるキッズ向けお料理教室が人気と聞き、体験させてみた。

南ア最大の都市・ヨハネスブルグを中心に、14のフランチャイズを展開する「Little Cooks Club」。自身も母親である女性シェフが、子どもたちに料理の楽しさと食育について教える場として、6年前にオープンさせたのが始まりだ。


2歳~15歳の子どもたちの料理教室(2~5歳は親子レッスン。6歳以上は子どものみのレッスン)だけでなく、大人向けの離乳食レッスン、メイド向けの出張料理教室のほか、子どもたちが自分でピザやカップケーキを焼きながら誕生日を祝えるバースデーパーティーの開催など、子どもと料理に関わる様々な体験の場を提供し、人気を博している。続きを読む

【南ア発】“ルイボス育児”が人気!知られざるルイボスティーのパワー

ノンカフェインでミネラルたっぷり、健康に良いお茶として近年日本でも知名度が上昇しているルイボスティー。世界唯一の原産国である、ここ南アフリカでは、妊婦さんや赤ちゃんも飲めるお茶として、地元の人々に欠かせない飲み物になっている。南ア子育ての必需品・ルイボスティーの様々な利用方法をご紹介します。


南アフリカの一部でのみ栽培されるルイボスは、マメ科の植物で、乾燥させた茶葉は赤みを帯びている。そのため、南アではレッドティーと呼ばれることも多く、カフェではルイボスティーにフォームドミルクを加えた「レッドカプチーノ」が人気メニュー。

ノンカフェインでタンニン濃度も低く、抗酸化作用に優れたルイボスティーは、南アでは様々な形で育児にも利用されている。
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【南アフリカ発】子どもを産むことは訓練?一夫多妻大統領の発言に女性たちが猛反発

南アフリカのジェイコブ・ズマ大統領が先日、テレビ番組のインタビューで「女性が結婚しないことは好ましくなく、子どもを産み母になることは女性にさらなる訓練を与えるので重要だ」と発言。おりしも南アフリカの8月は、女性の地位向上と権利拡張のための“女性月間”であり、時代錯誤の女性蔑視発言に国内で怒りの声が上がっている。


(photo by World Economic Forum

南ア最大の民族集団であるズールー族出身で、部族の伝統である一夫多妻主義を維持し、4人の妻と約20人の子ども(まだ隠し子がいるというのが定説)を持つズマ大統領。これまでにもたびたび、女性軽視発言が物議を醸してきたが、最新の失言は、自宅で行われたインタビューでのこと。
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【南アフリカ発】幼稚園の通信簿で園生活をフィードバック

南アフリカに越してきて早2ヵ月。先日、幼稚園の学期末個人面談があり、2歳になったばかりの娘が、生まれて初めての「通信簿」をもらった。「2歳児に通信簿!?」と夫婦でびっくり。開いてみてさらに仰天。6分野34項目にわたって、発達度、習熟度が「大変良い」「良い」「がんばろう」の3段階で記されている。幼児教育の場での通信簿の是非はさておき、中身を紹介したい。

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南アフリカの保育園・幼稚園レポート

日本では、幼稚園と保育園の機能を一体化させる「総合こども園」創設の断念を政府が表明したばかりだが、ここ南アフリカでは、いわゆる幼保一体化の施設が普通である。まもなく2歳になる我が娘が通うのも、幼児教育と、アフターケアと呼ばれる延長保育を提供する幼保一元園。今回は南アの保育園・幼稚園事情をレポートしたい。


我が家の住むヨハネスブルク北部の郊外は、中流家庭が多く住むエリア。私立小学校付属幼稚園やモンテッソーリ幼稚園、動物との触れ合いを重視したファーム幼稚園など、実に多くの選択肢に恵まれている。続きを読む
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