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親になったから、見えるものがある。

学童

2020年初夏、我が家の在宅ワーク×休校期間反省会

3月から開始した長い長い休校期間がついに終了し、6月1日、娘が久々の登校にと朝から出かけて行った。

休校開始のタイミングでは、まだ娘を学童に通わせていた我が家。
学童サイドからは、「ご両親が在宅している場合はできるだけご家庭での保育をお願いしたい」と要請は受けていたものの、夫婦ともに仕事をしている状態で子どもを見ることはとてもできなかった。


毎日弁当作りにヒーヒー言いながら朝から夕方まで通わせる一方で、職員さんをはじめとする現場の負担や感染リスクが頭をよぎらないわけではない。これでいいのかな、としばらく煩悶し続けた後、4月7日の緊急事態宣言を受け、ひとまず学童の登室は控えることを決意した。

当初はゴールデンウィーク明けまでという予定だったので、数週間頑張ってみようと覚悟を決めたが、あれよあれよという間に自粛期間は延長され、2ヵ月弱が経過。緊急事態宣言が解除された今も、分散登校で授業はすぐに終わってしまうし、感染拡大の状況次第で改めて自粛期間に舞い戻りという可能性も考えられるが、とりあえず「我が家のWork from home with kids 第1章 ~完~」という感じである。

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夏休みがつらい ――小1親、キッズウィークについて考える

これを書いている時点で、夏休み開始から数日であるが、もうすでにつらい。早く新学期がはじまらないかなあと思っている。

なにがつらいかといえば、弁当である。
幼稚園を経由して入学されたご家庭ならば、どうってことない日々のルーティンなのだろう。しかし食事面では至れり尽くせりだった保育園から小学校に上がり、はじめての長期休暇を迎えた今、力尽きそうなほどのつらさである。


普段であれば家を7時45分に出るところ、学童は8時15分開門なので(※学童の場所は小学校の中なので、通う場所は同じ)15分ほどの猶予があるのに甘えて、ついつい弁当作成に時間がかかってしまう。

「遠足じゃないから、いいよね?」と了解を取り、冷凍の“おにぎり丸”を突っ込んだら大きくなってしまったおにぎり、スーパーで売っている“切れてる卵焼き”を2切れとチーズはんぺんをおもむろに詰め込み、別のタッパーにミニトマトを入れる。凍らしていた飲むゼリーを保冷剤代わりに入れて完成……。

「大丈夫だよ、野菜もたんぱく質も炭水化物もある!上等!」と自分に言い聞かせる。

長男は気をつかって「べつに、かったおべんとうでも、いいんだよ?」と言ってくれるが、普段まったく料理をしない筆者の、せめてもの母としての役割を、“手作り弁当”でチャラにしようと思っているのかもしれない。

よく考えりゃ、子どもを産んだ時点で、ワタシ“お母さん”なのにな。

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小学校、入ってみたらこうだった! ――1年生4・5月の記録

未知の領域に足を踏み込む際、その状況を楽しめるか、恐怖を感じるかで人は大きく分かれることだろう。

筆者は、第一子である長男の入学を2年後に控えた頃から、それはそれはいろんな心配をしてきた。

学童の閉所時間が保育園より早いのでどうしよう、夏休みはどう過ごしたらいいか、ランドセルはどれを買ったらいいのか、サマーキャンプで変質者に襲われたらどうしようか、通学途中で誘拐されるのではないか……。実際にそのような事件がおきてしまっただけに、なおさらだ。

とはいえ、入ってみたらそうでもなかった部分や、思った以上に○○だった!など、入学から2ヵ月で早くもたくさん見られたので、来年度以降の就学児親向けに書き起こしておく。これら個人的な体験が誰かの参考になるのなら、きっと報われるだろう。


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小学校がやってくる! 悩める年長親のつれづれ

「私、仕事やめようかと思うんだよねー。“小1の壁”が越えられる気がしないわ、マジで!」

ランドセルの話をしていた時期だから、6月ごろだっただろうか。年長児を持つ友人が仕事を辞めると言い出した。

「どうするの、仕事続けるの?」ときかれたのだが、こちらは金銭的に辞める選択肢もなく……。

筆者の居住区では、学校選択制がとられている。都内だけを見ても半分以上の区がなんらかの学校選択制を実施しているそうだ。

6月ごろ、第1回の学校説明会が行われた。ちょうどランドセル商戦がスタートする時期なのは、一部の義務教育学校(公立の小中一貫校)ではランドセルの色に指定があるため、ちょうどいいタイミングなのだろう。

そして2度目の学校説明会が、9月から10月に行われる。選択制ではない地域でも、11月には就学時健診があり、翌年2月には新入生保護者会がある。


ボーっとしているうちに、どんどん小学校に攻め込まれてくるようなスピード感である。それでいて卒園の準備もある。年長親の下半期は、実に忙しい。

そして、区から郵送されてきたスケジュールを確認すると、ほとんどのイベントが平日昼間に発生していた。私は夫に問う。

「ねえ、これ、全部私が参加するのかな? 全部平日だけど?」

……秋の説明会は夫が行くことになった。

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どうする?学童 ―― 保育園母たちの少し未来の憂い

“待機児童”といえば保育園の入園待ちをしている子どもを指すイメージがあるが、このところ、その先にあたる小学生の“学童保育待機児童問題”というのがささやかれている。

厚生労働省が先日発表した「平成26年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況(5月1日現在)」(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000064489.html)によると、学童保育の施設数は増加しているものの、待機児童も増えており、需要が供給に追いついていない状況のようだ。

現在4歳、保育園児の長男を持つ筆者はすでに、小学校に上がった際の学童保育の心配をしている。……気が早いと思われるだろうか?

先日、クラスメートの家に集まってお昼を食べたことがあった。子どもの付き添いで参加していた夫が、帰ってくるとこんなことを言った。

「そういえば、『学童どうする?』って話出たよ。『朝の1時間どうしよう?』って。」


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社会で育てるということ ~学童保育のある夏休み~

夏休みになると、幼稚園児の母たちは「毎日しんどいねー」が挨拶代わりになる。子どもが朝から晩まで家にいることが、結構「しんどい」。普段、日中の半分くらい子どもが幼稚園に行っているだけで、親はものすごく助かるのだ。

そんな感覚から一転、私はこの夏、初めて違う経験をしている。息子が小学生になって4月から学童クラブ(=学童保育所、以下「学童」)に入ったからだ。区の学童では、保護者が仕事をしている小学生(1~3年生)を放課後保育してくれる。夏休みは弁当持参で、朝から夕方までみてもらえる。

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2011夏、学童保育バンザイ

semi8月。全国的に夏休み真っ只中であるが、皆さん元気にお過ごしだろうか。
学齢の子のいる家庭ではこの一ヶ月強、諸々の苦悩のあることと拝察するが、いかがか。

子らにとってはパラダイスたる夏休みも、親にとっては灼熱の煉獄。食べ盛りの子を抱えた筆者の友人など、まさに先日35度の昼日中、煮え湯の前で9把ものソーメンを次々茹で上げながら、あまりの熱さに卒倒しかけたという。

ふりかえれば熱中症寸前であったかも知れない。猛暑下での火を使った長時間の調理は識者も注意喚起する危なさである。諸氏注意されたい。

それにつけてもいまだ震災の爪あと鋭く、さらなる大雨、台風、余震、猛暑と来ての節電推奨。体調管理は社会人の務めではあるがしかし、「いろんな意味で無理」ということだってある。

やせ我慢をして倒れるくらいならば、28度設定で速やかにエアコンをかけるべきだろう。その際には、ルーバーを水平に固定するといいらしい。25パーセントもの節電になる旨、NHK『あさイチ』で得た知見である。

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