我が家の長男は10ヵ月になり、離乳食が3回食になった。昼間は保育園で食べてきてくれるのだが、朝と夕方に離乳食を準備するのが面倒くさい。
平日は冷凍保存したものを解凍しているだけだというのに、どうしてこんなに面倒なのか。
今朝は、長男は朝5時半に空腹で泣き出した。自宅を出るのが7時45分なので、離乳食をスキップするわけにはいかず、慌てて起きて離乳食を解凍。でもなかなか解凍できなくて、結局5分以上準備にかかってしまった。その間、長男はずっと泣いている。眠っていた長女も「うるさいよ~」とご機嫌斜めで起きだして、朝からぐったりである。

そんな私のもとに、興味深い本が届いた。
タイトルは、『小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。』(工藤紀子著、時事通信出版局)
えーー!? そのネタで1冊の本になるわけ?


しかし読んでみると、「離乳食を市販のもので済ますメリット」がこれでもか、これでもかと書かれてあって、確かに1冊分のボリュームとして成立しているのである。
逆に、ここまでのボリュームで説明しないと、日本の母親の「離乳食を手作りしなきゃ」という呪いは解けないということなのか。

幸い、この本の著者にインタビューする機会をいただいた。著者の工藤紀子先生は、小児科医で二児の母である。

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