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親になったから、見えるものがある。

男性

男性育休実録レポート ――取得しやすく、よりよく改善するために

5.14%。この数字は我が国の2017年度の男性育休の取得率である。年々上昇傾向にあるとはいえ、育休を取る男性はまだまだ少数派だ。そんな中、我が家では第二子の出産に際して、夫が2ヵ月間の育休を取った。

夫は結婚前から「育休を取ってみたい」と言っていたくらい、もともと育休取得には意欲的だったが、第一子の出産のときは、諸般の事情で育休取得を見送った。産褥期は親には頼らなかったが、なんとかなった。まず産後の回復を早めるために無痛分娩を選択し、産褥期は昼間にワンオペで家事と育児をしながら、買い物や役所関係の手続きなどを夫に頼むという方法で乗り切ったのだった。

しかし、2人目になるとこの方法だけではきつい。というのも、上の子の保育園の送迎問題が発生するからだ。ここで親を頼れない人の多くは、シッターやファミサポなどを利用して乗り切るのだろうが、我が家では出産はこれで最後になるだろうということもあって、夫が育休を取ることにしたのである。


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ふたりで育児のスタートは危機感の共有から ~産後って何がそんなに大変なの?と思うすべての人へ

さて問題、これは何の表でしょうか?


答えは、1日の授乳回数。知人から協力を得て、10人分の第一子生後3ヵ月頃の授乳記録を表にしてみた。ある1日の授乳のスタート時刻を1時間区切りでマークしてある。

■1日中エンドレス!


どうみても、授乳の丸印で埋まりすぎじゃないだろうか。

たまたま集まった10人分の記録でしかないけれど、1日に7~9回の人が多い。1日8回なら3時間ごと、9、10回なら2時間半前後ごとだ。

生後1~2ヵ月の頃はもっと回数が多い場合が多いから、少なくとも出産後3ヵ月、これ以上のペースも含む授乳生活を、1日の休みもなく繰り返してきたわけだ。そして、その先もいつ終わるかわからない。

この丸の連なりの向こうに、新米ママたちの過酷な現実がある。

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学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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