MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

発達

イヤイヤ期はいつ終わるのか ――保健師の助言と賞味期限のある現状

もうすぐ5歳になる息子(年中)のイヤイヤがいまだに激しい。
1歳半くらいから始まったイヤイヤ期のそれとは毛色が違い、「こうやったら母親が怒る」と見越した上で難くせをつけてくるからタチが悪い。

こちらは「その手に乗るもんか」と怒りを鎮めるために、あの手この手の独自メソッドを実行してきたのだが、ちょっと待て。もしかして発育上の問題があるのでは?と不安になった。


善は急げとばかり、地域の保健センターの育児相談窓口へ電話をかけた。以下、そこでの保健師さんへのインタビュー、もとい目からウロコの相談内容とその答えだ。同じような境遇のお母さんがいたら参考にしていただきたい。

続きを読む

言い間違いが終わる日

「ねー、今日の晩ご飯何がいい?」

4歳半になった娘は日増しにおしゃべりが上達し、自分の考えもしっかり言ってくれるようになったので、夕飯の献立に迷ったときには、リクエストを出してもらうことが増えた。

娘の希望はたいてい麺類だから楽で助かるというのもあるのだが、意思疎通が図れるようになった証拠だなと感じる瞬間だ。

「うーんと、ミートソースじゃない、まえにたべた、きのこのスパゲティがいい」


……あれっ、今何て言った?

2歳くらいからずっとスパゲティと言えなくて、スパチ、と言い続けてきた娘が、ハッキリと「スパゲティ」と発音した。

「よし分かった、スパチね」と返すと「スパチじゃないでしょ、スパゲティ」と念押しを返された。

もうそんな赤ちゃんみたいな言葉は使わないわよ、と言わんばかりの得意げな顔に、ただただ淋しさが残った。言い間違いがひとつ、終わってしまった……。

続きを読む

ごっこ遊びに見るわが子の集大成、そして親子の成長の通過点

ごっこ遊びをする子どもの姿はかわいらしく、見ていて癒される。

私は出産前から我が子がごっこ遊びをする姿に憧れのような気持ちを持っていた。なんというか、子どものごっこ遊びは、子どもらしい遊びの象徴だったり、“成長の通過点”というような印象があったからかもしれない。

憧れというのもおかしな感じがするけれど、まだ乳児の我が子を見ながら、いつか一緒にお料理する日が来るのだろうか、カフェでお茶しながらお話できる日が来るのだろうか、と妄想したことがある。子どものごっこ遊びに対する私の憧れの気持ちは、そういった将来を想像したときのワクワクとした気持ちに似ている。

私がごっこ遊びを成長の通過点と感じるのは、その子の“人生の集大成”がごっこ遊びに詰まっているのではないかと感じるからだ。

集大成という表現は大袈裟かもしれないが、生まれて数年が経ち、コミュニケーションを覚え、身体能力も上がり手先も器用に扱えるようになる頃だということを思うと、やはり“集大成”という表現がしっくりくる。


続きを読む

「親子関係」と「成長」の定点観測 @5年目のヒーローショー

息子が好きなウルトラマンのイベントに毎年連れて行かされて、この冬、ついに5回目になった。
基本的にこの手のイベントはお金を使わせるようにできているので、大人としては複雑な気持ちが止まらないものの、まぁ、いろいろ目をつぶる。恒例のイベントでは、必ず中のショーエリアで、戦うショーが観られる。もちろん毎年、ストーリーも出演するウルトラマンのメンバーも違うけれど、これを観るのも5回目だ。



■ヒーローショーにおける親の立ち位置


ショーに子どもを連れてきている親の様子はだいたい3タイプくらいに分けられる。

【1】子どもに「ほら!でてきたよ!」「かっこいいねー」と視線を落とし話しかけながら観覧する≪積極派≫
【2】あまり反応もなく、「私は子どもに付き合わされてます」というムードを全面に漂わせている≪クール派≫
【3】むしろ親がファンなんだろうなぁ、という様子が所有物や身につけているものから感じられる≪ホンモノ派≫

圧倒的に多いのは【1】で、私もこの系統だ。

続きを読む

成長がゆっくりめな我が子と向き合う

同世代の子にできることができず、きょとんとしている1歳後半になるわが息子。お世辞にも成長が早いとはいえないほうだ。

その現実を目の当たりにして、ある感情と戦っている。
それは、自分を責める気持ちだ。

真っ白なキャンバスだった息子の脳に、ほとんどの時間を一緒に過ごし、色をつけてきた、母である私。彼の成長がゆっくりなのは私のせい? 後ろめたいことが頭をめぐる。


自分のことに精一杯で十分に構ってやれなかったときもある。少しでも休憩したくて、寝てもらうことだけを考えていたときもあった。

「三歳児神話」、「三つ子の魂百まで」などの、「3歳までの親の育児が大事だ説」が私を追いつめ、サッカーの本田圭佑選手の「子どもは社会からの預かりもの」という意識高い発言までもが、「私レベル低すぎ……」とうなだれさせてしまうのだ。反省し過ぎ?

続きを読む

子どもの言語能力に差がつくのは赤ちゃん時代から

カリフォルニア大学で長年研究された“ベビーサイン”の実力

ベビーサインは「まだ話せない子供にサインを覚えさせて、親子で会話できるようになる」というイメージのみが一般認識だ。だが、その実体はあまり知られていない。
C_29_title
続きを読む
フリーワード検索


MAMApicksソーシャルアカウント

最新記事
月別バックナンバー
執筆者一覧

MAMApicksって何?

編集長:深田洋介

学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

藤原千秋

おもに住宅、家事まわりを専門とするライター・アドバイザー。2001年よりAllAboutガイド。三女の母。

河崎環

教育・家族問題、世界の子育て文化、書籍評論等、多彩な執筆を続ける。家族とともに欧州2ヵ国の駐在経験。

江頭紀子

経営、人材、ISOなど産業界のトピックを中心に、子育て、食生活、町歩きなど のテーマで執筆。二女の母。

狩野さやか

ウェブデザイナー・ライター。技術書籍やICT教育関連の記事を中心に執筆。著著に『ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋』。

恩田和

新聞記者、アメリカ留学を経て、2010年第一子出産。育児、教育分野の取材を続ける。南アフリカで4年間の駐在を経て現在米国在住。

西澤千央

フリーライター。二児(男児)の母だが、実家が近いのをいいことに母親仕事は手抜き気味。「サイゾーウーマン」等でも執筆。

川口由美子

管理栄養士としてメーカー勤務の後、独立。現在は雑誌やWEBで活動。夫の転勤に伴い2004年よりアジアを転々と。二児の母。

ワシノミカ

フリーデザイナーとして活動後、TV各局のWEBセクションを転々とし、現在はWEBディレクターとして活動中。二児の母。

真貝友香

ソフトウェア開発、携帯向け音楽配信事業でのSE業務を経て、マーケティング業務に従事。現在は夫・2012年生まれの娘と都内在住。

大野拓未

米・シアトル在住。現地日本語情報サイトを運営し、取材コーディネート、リサーチなどを行う。家族は夫と2010年生まれの息子。

福井万里

大手SIerのSEから、東日本大震災を機に退職し、ライター活動を開始。2012年に結婚&長男を出産、その後シングルマザーに。

大塚玲子

編集者&ライター。編プロや出版社勤務経験後フリーに。結婚、離婚や子ども、家族をテーマにした仕事を数多く手がける。

加治佐志津

絵本と子育てをテーマに執筆。これまでに取材した絵本作家は100人超。家族は漫画家の夫と2013年生まれの息子。

西方夏子

フィンテック系企業に所属。ワーキングマザーとしてフリーランスと会社員の両方を経験。夫の海外赴任に帯同中、2012年ドイツで長女を出産。

森田亜矢子

コンサルティング会社、リクルートを経て、第一子出産を機に退職。現在は食育・マザーズコーチング講師、ライターとして活動。

望月町子

子どもが1歳半になったころから“子連れ出勤”を開始、日々をブログ「1歳からの子連れ出勤」に綴る。夫と娘の3人暮らし。

斎藤貴美子

コピーライター。得意分野は美容。最近日本酒にハマり、主に飲んで勉強中。これからの家族旅行は酒蔵見学。二児の母。

今井明子

編集者&ライター、気象予報士。母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。家族は夫と2014年生まれの長女、2018年生まれの長男。
ニュース配信中
livedoor
ameba
mixi