MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

結婚

3年で飽きる女。



「人の身体の細胞は3年でまるっと入れ替わる」という話は聞いたことがあるだろうか。

あれは12年くらい前……京都に一人旅した定食屋で、隣席の夫婦と会話が始まったときのこと。脳外科医だという旦那さま(新婚&イケメン)がおっしゃっていた。

「人の身体は、脳も骨も3年で細胞が入れ替わる。今の身体を作っているのは3年前に食べたものだ」と。そして「うんうん」と相槌をうつ、きれいな奥様。

脳、すなわち心を形成する組織も入れ替わるから、「恋愛感情も3年たてば落ち着く」と聞いたときは、驚愕しながら納得したのだった(そしてこのご夫婦の3年後を想像したりした)。

さて、この話を聞いた旦那さんがイケメンという事実のほかに、本当に脳外科医なのか、新婚なのかの確証はなく、この手の医学ぽっい情報の責任は取れないので、ここではその真偽に触れない。

……でも、なんとなくつじつまが合っているように思えてしまう。

続きを読む

ワンオペ妻から抜け出せ!? “理想の家族”妄想録

数ヵ月前、映画『万引き家族』を見て血縁とはなんなのかと考え、先日は樹木希林さんの訃報に接して独特の結婚生活に思いをはせたからだろうか。「生きやすい結婚や家族のかたちとは何ぞや?」「家族って何ぞや?」という壮大な疑問が、くすぶっている。


その動機から、結婚(家族)についての隠れた気持ちを探る「結婚インサイト」という企画を自主的に始めている。現在15人ほどの未婚/既婚/子あり/子なしの方たちにインタビューをさせていただき、結婚観や家族観を浮き彫りにしている最中だ。みな似て非なるインサイトを持っているので、とても興味深い。

人の数だけ夫婦や家族の考え方があるので、皆が望む単一の理想形というものは存在しないのだろう。だが今現在、私と周りのママ友が直面している「夫帰らず、妻ワンオペ」状態が、理想に近いかといえば……どうなのよ?

では、どんな結婚/家族生活のかたちが良いのだろう?
先に断っておくと正解はまだ分からない。ただ妄想半分、私の独断と偏見で上位にランクインした生活のかたちをログしておく。

続きを読む

「男が女を幸せにする」っていうの、そろそろやめにしませんか ~平等志向夫婦の生きづらさ

NHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』がそろそろ終わる。主人公の常子は三姉妹の長女で、早くに父を亡くし、ふたりの妹の父代わりをするという設定。大人になって戦後、ふたりの妹が結婚するのだけれど、そこで典型的な二大セリフを聞くことになった。

■典型的な結婚のセリフの古さ


次女の鞠子のときは、常子が「幸せにしてやってください」と言い、夫になる人が「僕は鞠子さんを一生かけて幸せにします」と決意を込めて力強く言う。

三女の美子のときは、夫になる人が「美子さんを僕にください」と言い、常子は「ふつつかな妹ですが」と返す。

時代設定的にもごく当たり前な表現でしかないのだけれど、なんだか2回とも、妙にひっかかった。あぁ、なんだか、この「幸せにします」とか「僕にください」とかっていう「男が女を幸せにする」的な図式、もう、あまりにも古い!ふたりで仕事も子育てもするような時代には全然合ってない!!……なのに、もしかして、この「男が女を幸せにする」的な図式に、私たち自身がまだまだ結構引っ張られているんじゃないか……と、ちょっとヒヤリとした。


続きを読む

結婚した女性が職業を持ち続けることへの国民意識は世代を経て大きく変化

NHKでは、日本人の生活や社会についての意見の動きをとらえる「日本人の意識」調査を1973年から5年ごとに実施しているが、2013年に実施した調査の結果が明らかになり、その概要が発表された。調査は全国の16歳以上の男女を対象に個人面接の形で行われ、今回の有効回答数は3070人であった。

その結果、40年間にわたる調査を通して意識の変化が大きく見受けられた項目のひとつが、結婚にまつわる質問。まず、結婚した女性が職業をもち続けることについて、1973年の調査当時は【結婚しても子どもができるまでは、職業をもっていたほうがよい】が42%でもっとも多い意見で、次に【結婚したら、家庭を守ることに専念したほうがよい】が35%、【結婚して子どもが生まれても、できるだけ職業を持ち続けたほうがよい】は20%で最も少なかった。


続きを読む

「苗字の日」調査、夫婦別姓が使えるとしたら「旧姓のまま」は約25%

9月19日は1870年のこの日から、平民も苗字を名乗ることが許されたことを記念した「苗字の日」。無料法律相談ができるiPhoneアプリ『相談LINE』を運営しているダイスでは、この日にちなんで夫婦別姓に関する調査を行い、その結果を発表した。調査対象は20代~60代の既婚女性330名。

まず、「結婚した時に、戸籍上、別姓が使えるとしたら、旧姓のままでいましたか?」という質問には、「旧姓のまま」と回答した人は「おそらく」も含め、25.7%に過ぎなかった。

続きを読む

少子化対策に声を上げる「子ども,結婚,妊娠・出産に関するアンケート」実施中

助産師のための月刊誌『助産雑誌』では、現在「子ども,結婚,妊娠・出産に関するアンケート」を9月末まで実施している。少子化対策や、子どもをもつこと、結婚のこと、妊娠・出産のことについて、男女・年齢を問わず広く意見を集めている。

なお本アンケートには、近著『卵子老化の真実』が話題で、テレビ・新聞・女性誌にもたびたび登場されている、出産ジャーナリストの河合蘭氏もアンケート設計に関わっている。



アンケート結果はウェブで広く公開するとともに、関連領域の研究者やジャーナリスト、さらには政治家などに参考資料として提示する予定であるという。当サイトでも紹介させていただく予定だ。

続きを読む

【寄稿】『オトナ婚です、わたしたち』 ~形にとらわれない“つがい方”をする女性たち~


半同居婚、おめでた事実婚、子連れ初婚、女×女婚、役割逆転婚、お見合い婿入り婚、浮気容認婚、じゃんけん妻氏婚……。

拙著『オトナ婚です、わたしたち』では、形にとらわれない結婚=「オトナ婚」をする女性たちに、そこにいたるまでの経緯や、いまの生活について、本音で語ってもらっています。ゲイ男性と結婚している中村うさぎさんの原稿も、収録させていただきました。

わたしがこの本を書こうと思ったのは、結婚ってなんなのか、どうしたら相手とうまくつがっていけるのか、ということを知りたかったからです。わたしは離婚を経験しているので、「それが分からないと次回もヤバイ(汗)」と思ったから。

一般に「結婚」というと、入籍や同居、結婚式などがイメージされますが、本当にそれが「結婚」なのか? むしろ、そういった型をはずして「つがう」人たちに話を聞いたほうが「結婚の本質」がわかるんじゃないか? そんなふうに思い、取材を始めました。

続きを読む

「フランス婚」の国、同性婚カップルが養子をもつ権利をめぐって国民的議論

「あなたは同性婚に賛成ですか? 反対ですか?」
こんな質問について考えたことがあっただろうか。―――

フランスでは今年2月、同性カップルが結婚して養子をもつ権利を認める法案が国民議会下院で可決され、話題になっている。

同法案の成立は、昨年5月に政権交代を果たした社会党オランド大統領の選挙公約でもあり、まだ多くの関門が残っているものの、大きな第一歩を踏み出したことになる。

続きを読む

【書評】産後クライシスを防ぐ!「結婚を後悔しない50のリスト」

 男女が一緒の籍に入り、一つの家庭をつくる結婚。入り口は同じでも出口はまったく違うというのは、多くの人が実感していることでしょう。
 結婚を機に「伸びた人」と「ダメになった人」がいるのも、また悲しい現実です。
(『ビジネスパーソンのための 結婚を後悔しない50のリスト』大塚 寿 著/ダイヤモンド社 より)

のっけから、日常考えまいとしている現実を突きつけられる。
私は結婚を機に「伸びた」のか「ダメになった」のか?
夫は果たして「伸びた」のか「ダメになった」のか……

収支決算は出ていないものの、筆者はある時点で夫婦ともに「ダメになった」時期があるのを思い出した。

続きを読む
フリーワード検索


MAMApicksソーシャルアカウント

最新記事
月別バックナンバー
執筆者一覧

MAMApicksって何?

編集長:深田洋介

学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

藤原千秋

おもに住宅、家事まわりを専門とするライター・アドバイザー。2001年よりAllAboutガイド。三女の母。

河崎環

教育・家族問題、世界の子育て文化、書籍評論等、多彩な執筆を続ける。家族とともに欧州2ヵ国の駐在経験。

江頭紀子

経営、人材、ISOなど産業界のトピックを中心に、子育て、食生活、町歩きなど のテーマで執筆。二女の母。

狩野さやか

ウェブデザイナー・ライター。技術書籍やICT教育関連の記事を中心に執筆。著著に『ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋』。

恩田和

新聞記者、アメリカ留学を経て、2010年第一子出産。育児、教育分野の取材を続ける。南アフリカで4年間の駐在を経て現在米国在住。

西澤千央

フリーライター。二児(男児)の母だが、実家が近いのをいいことに母親仕事は手抜き気味。「サイゾーウーマン」等でも執筆。

川口由美子

管理栄養士としてメーカー勤務の後、独立。現在は雑誌やWEBで活動。夫の転勤に伴い2004年よりアジアを転々と。二児の母。

ワシノミカ

フリーデザイナーとして活動後、TV各局のWEBセクションを転々とし、現在はWEBディレクターとして活動中。二児の母。

真貝友香

ソフトウェア開発、携帯向け音楽配信事業でのSE業務を経て、マーケティング業務に従事。現在は夫・2012年生まれの娘と都内在住。

大野拓未

米・シアトル在住。現地日本語情報サイトを運営し、取材コーディネート、リサーチなどを行う。家族は夫と2010年生まれの息子。

福井万里

大手SIerのSEから、東日本大震災を機に退職し、ライター活動を開始。2012年に結婚&長男を出産、その後シングルマザーに。

大塚玲子

編集者&ライター。編プロや出版社勤務経験後フリーに。結婚、離婚や子ども、家族をテーマにした仕事を数多く手がける。

加治佐志津

絵本と子育てをテーマに執筆。これまでに取材した絵本作家は100人超。家族は漫画家の夫と2013年生まれの息子。

西方夏子

フィンテック系企業に所属。ワーキングマザーとしてフリーランスと会社員の両方を経験。夫の海外赴任に帯同中、2012年ドイツで長女を出産。

森田亜矢子

コンサルティング会社、リクルートを経て、第一子出産を機に退職。現在は食育・マザーズコーチング講師、ライターとして活動。

望月町子

子どもが1歳半になったころから“子連れ出勤”を開始、日々をブログ「1歳からの子連れ出勤」に綴る。夫と娘の3人暮らし。

斎藤貴美子

コピーライター。得意分野は美容。最近日本酒にハマり、主に飲んで勉強中。これからの家族旅行は酒蔵見学。二児の母。

今井明子

編集者&ライター、気象予報士。母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。家族は夫と2014年生まれの長女、2018年生まれの長男。
ニュース配信中
livedoor
ameba
mixi