「ねぇお母さん、年長さんになったらピアノ習わせてくれるって言ってたけど、あれどうなったの?」
先日、保育園からの帰り道。某有名音楽教室の前にたむろしている、次女(年長)と同年代の子どもたちの姿をチラと横目で見た娘に鋭く問われ、母は狼狽(うろた)えた。
「ごめん忘れてた……」
「ふーん、やっぱりね。そうだと思った」
耳が痛い。
耳も痛いが、懐も痛む子どもの「習い事」をどうするかというのは、子を持つ親にとってつくづく頭の痛い問題である。
本人がやりたいと言うものを、何でもかんでも端からやらせてあげられるのであれば、悩みもないのだろう。が、三人の子がいる筆者にとって財力的にも体力的にも、そりゃ無理というものだ。ちなみに、この体力というのは、子のそれではなく親のを指す。
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先日、保育園からの帰り道。某有名音楽教室の前にたむろしている、次女(年長)と同年代の子どもたちの姿をチラと横目で見た娘に鋭く問われ、母は狼狽(うろた)えた。
「ごめん忘れてた……」
「ふーん、やっぱりね。そうだと思った」
耳が痛い。
耳も痛いが、懐も痛む子どもの「習い事」をどうするかというのは、子を持つ親にとってつくづく頭の痛い問題である。
本人がやりたいと言うものを、何でもかんでも端からやらせてあげられるのであれば、悩みもないのだろう。が、三人の子がいる筆者にとって財力的にも体力的にも、そりゃ無理というものだ。ちなみに、この体力というのは、子のそれではなく親のを指す。
